この令和7年(2025年)4月より、朝霞児童相談所がオープンします。
児童相談所への相談件数は増加傾向にあり、分散化するためです。
なお、蕨市は、以前より、川口市前川にある南児童相談所が管轄しており、今後も変わりません。
このたび、オープン前に朝霞児童相談所の内覧会があり、見学してまいりました。
児童相談所には、
・事務スペース
・一時保護所(居住シェルター)
の2つの機能があります。
以前見学した、南児童相談所では、この2つの機能が別々の建物に所在していましたが、朝霞児童相談所では、一つの建物の中に同居していました。
- 事務スペース
思ったよりも広い(席数が多い)ですね。
90席ほどのフリーアドレス制の大部屋です。
- 一時保護所(子どもたちの居住シェルター区画)
一時保護所を見学できるのは、オープン前だからこその貴重は機会です。
以前見学した南児童相談所では、居住する子どもたちのプライバシへの配慮のために、中に入ることは出来ませんでした。
尚、この朝霞児童相談所の一時保護所の定員は、30名です。
しかしながら、どこの児童相談所の一時保護所でも、定員オーバーが常態化しています。
廊下。
明るく、白色基調で、木目を織り交ぜたデザインで統一されています。
ドアの作りは、いかにも役所か病院かといった印象ですね。
小さな子ども向けのくつろぎ部屋。
椅子・テーブルは小さく、備え付けの絵本なども対象年齢に合わせた品揃えとなっています。
もっと年が上の子供向けのくつろぎ部屋。
TV、漫画、本、ゲームが備え付けてあります。
くつろぎ部屋は、大部屋が一つだけある、という仕組みではなく、小さな部屋がいくつも用意されています。
食堂。
調理室。
食事は、所内で調理されます。
低学年向けの教室。
この児童相談所に保護された子供たちは、ここから近隣あるいは元の所属学校に通学することはありません。
この児童相談所の中で、学習することになります。
教師は、教育者OBOGなどが務めるそうです。
小さな子供向けのトイレ。
お漏らしをしてしまった場合を想定したシャワーもあります。
個室。
子どもたち一人ひとりに個室が用意されています。居心地良さそうですね。筑波大の追越宿舎よりも快適そうです。
トイレ、お風呂、洗面所は共同です。
兄弟姉妹向けの2人部屋。
こちらの個室は、トイレ、シャワーが備え付けられています。
何らかの理由(感染症など)で隔離しなくてはならない状況を想定した部屋のようです。
宿直室。
箱庭療法のための道具。
様々な小さなフィギュアが用意されていて、面白そうです。
相談室。
別の相談室。
相談室は、事務的な雰囲気の部屋、リラックスした雰囲気の部屋など、いろいろなパターンが用意されています。
屋内体育館。
屋上の庭園。
他にも屋外に砂地の庭、砂場などがあります。
遊び場に関しては、定員:30名の割には充実している印象です。
「虐待かも?」と思う子どもを見かけたら
迷わず児童相談所へお電話ください。
おせっかいでも構いません。
あなたの連絡が、子どもたちを救う第一歩になります。
📞児童相談所相談ダイヤル:189(いちはやく)