会社設立記録 — 出資金払込み受け入れ金融機関を探す。

定款が出来たら、次は、出資金(資本金のお金)を、金融機関に一時的に預かってもらい、「出資払込金保管証明書」というものを発行してもらう。

これがなかなかやっかいな手続きらしい。


基本的に、金融機関は、これから会社を作るというようなよく分からない人との新規の取引に対しては消極的なのらしい。「キャッシュ持ってるんだからいいじゃん、やってよ。」という訳にはいかないらしい。何故か分からないけど。お金を貸す訳じゃないから、金融機関的にリスクは全くないはずなのに。

友人、先輩とかからは、「某信金の場合は支店長が登記場所である自宅マンションをわざわざ見に来た」とか、「給与振込みに永年使い続けていた都銀では稟議通すのに2週間かかると言われてこちらから断り、近所の信金では新規の取引はしないと全て断られ、信組でブチ切れ気味に交渉したら何とか2日間で受理してもらった」とか、大変そうな話も聞いていたし。

子会社として立ち上げるとか、誰か有力者の紹介があるとかなら楽なのだろうけど、今回はそうではないので、都銀、地銀、信金、信組などいろいろ回って、受け付けてくれるところを探さなきゃならんと覚悟していた。ちなみに、資本金は全額、自己資金。

で、まあ結果なのですが、
最初に訪れた某関西系の都銀の最寄の支店で、あっさりと受け付けてもらえました。

応対してくれた副支店長曰く、「既に資本金相当額のキャッシュをお持ちですし、弊行との永年の取引実績もありますので」とのこと。
元々、私自身もこの都銀グループの商社から社会人としてのキャリアをスタートしたこともあり、給与振込・公共料金・クレジットカードなど全ての決済口座として利用し続けてきた点が評価されたみたい。
当たり前のことではあるけど、僕個人のキャリアシートとか事業概要とかも資料として提出して説明したのも効いたのかも。
びしっとスーツを着ていった訳ではなく、てろーんとしたTシャツで、オフロードバイク用のゴーグルを首から下げたような格好だったのですが。

社内での稟議が必要で、結果に拠らず三営業日後に回答をくれるとのこと。
順調に行けば、16日(木)には一連の手続きが完了する。その次は法務局に行って、いよいよ登記だ。


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