次のエントリで述べるように、SKIPシティに向かう途中、イオンモール川口前川の近くで、「南部保健所」への道のりを示す看板を発見し、ちょっと立ち寄りました。
実は、ここに南部保健所があることを知りませんでした。
蕨市は、戸田市・川口市とともに南部保健医療圏に所属しております。
一つの保健医療圏に、保健所は一つ配置されます。
ここで、川口市は、中核市なので、県ではなく、市が独自に保健所を設置しています。
従って、南部保健所は、南部保健医療圏である蕨・戸田・川口3市のうち、蕨・戸田市の2市のみを管轄しています。
そうであるにも関わらず、南部保健所は、川口市に所在しております。
保健所と言えば、コロナ禍の渦中においては(まだ完全には収束していませんが)、かなり話題になることも多く、業務量がパンクして大変だった、ということは皆様ご承知の通りです。
しかしながら、平時においては、あまり話題になることもなく、一般市民が訪れたり、やり取りをする機会は、ほぼ皆無といったところでしょう。
飲食業の方々が、許認可の申請に訪れるくらいではないでしょうか。
保健所の歴史を振り返ってみると、
コロナ禍以前、行財政リストラの一環として、統廃合の流れがありました。
コロナ禍によって、保健所の存在、必要性が再認識され、最近は、増やしてほしい、より身近なところに設置してほしい、といった意見が増えております。
とは言え、
蕨市においては、南部保健所を川口市から、蕨市・戸田市のどこかに移してほしい、という意見は、今のところ聞いたことはありません。
蕨市議会でも話題になったことはありません。
以前、南部保健所長にお話を聞く機会がありましたが、県の中でも、移転の話が持ち上がったことは全く無いとのことでした。
なお、保健所長は、必ず医師が務めています。
南部保健所の建物。
「く」の字型で、中心のくびれ部分に入り口があります。
入り口から中に入ると、
「く」の字の建物の、
・右ウイングが、川口市保健所
・左ウイングが、南部保健所
となっておりました。
こちらが南部保健所。
保健所と言うと、どんな設備があるのかな?と疑問に思うところですが、要するに、単なる事務オフィスです。
建物の中が、特殊な構造になっているわけではなく、単なる事務スペースと会議室があるだけのようです。
病院・クリニックではないし、ここで何らかの検査を行うわけでもありません。
ということで、移転しようと思えば、容易に移転することは可能ではあります。