神話の創生

宗教を開いたり、神話を作ったり、神の声を聞いたりする恐山のイタコとかシャーマンのような人たちというのは、多かれ少なかれ電波を聞き取れたりとか、キティな要素を持っているに違いない。


今日は、奥秩父の三国峠(中津川林道)をチャリで攻めて来ました。

大滝村の役場の近くにクルマをデポして、チャリでひたすら登る。登り始めは、天気はよく、とても暑かった。中津川林道の埼玉県側は、ひたすらダート(非舗装路)です。この峠を走ったのは3,4年ぶり。

汗だくだくになりながら、ひたすら峠を目指して登っていきますが、ずっと天気よし。
①ふふふ、俺って天気の神様に愛されているよなぁ、とつくづく思う。

と、峠まであと少しというところで休憩していると、急にザーザー雨が降ってきました。
これはおかしい。僕は天気の神様に愛されているはずなのに・・・でも、あと少しで峠だったので、取り敢えず気にせず、雨に打たれながら登りました。

峠には屋根つきのトイレがあり、雨宿りし、一人で虻に刺されながら おにぎり 食べていると、雨やみました!
②あぁ、やっぱり俺って天気の神様に愛されているよなぁ。
ありがとう!天気の神様!

大喜びで、ひたすら登ってきた林道を下ります。
この林道は、小さい粒の石 ~ 砂という路面状況で、路面がドライだとちょっとスリッピーで走りづらいのですが、雨で適度にウェットになったおかげでタイヤがグリップするようになり、おお! すごく走りやすい!

ここで、私は、天気の神の意図を理解しました。
③あぁ、天気の神様、ありがとう! 俺のためにわざわざ路面を濡らして、走りやすくしてくれたんだね!

下りながら妄想は続く。
④ふふふ、天気の神様は、きっと、綺麗な女神様なのだろうなぁ。ホントにいつも俺のために空を晴らしてくれてありがとう。

と、突如、テールが流れてグリップが効かなくなる! 慌ててチャリを止めると、リヤがパンクしていました。予備チューブに交換していると、またしてもザーザーの雨。

うーむ、天気の女神よ、いったいどうしたんだ・・・?

そこで、はっと私は思い当たりました。

⑤しまった!!! 俺は、道の神を怒らしてしまったのだ!
道の神は、天気の神と恋仲なのに違いない(あるいは、結婚しているのかも)。
道の神が嫉妬してしまったんだ! だからパンクしたんだ。
⑥怒り狂った道の神を静めるために、天気の神は、仕方なく再び俺に雨を降らしたのだろう・・・

うーん、道の神よ、ごめん、そんなつもりじゃなかった・・・すまん。

雨は一向にやむ気配を見せず、仕方なく私は雨に打たれ、ドロまみれになりながら、ゆっくりと下りました。

⑦あれ、でも、ギリシャ神話とかで天気の神が女性ではなくて男性だったらどうしよう? 今までの話は破綻してしまう。
すぐに解決策を思いつきました。我が国では、万物に神が宿っている。今回話題になっている天気の神、道の神は、中津川林道に生息する神なのだろう。ギリシャ神は無関係。これならロジック的には矛盾はない。

⑧道の神の怒りが更に増して、ケガとか事故を恐れていたのですが、無事にクルマのデポ地まで下り切ることが出来ました。やれやれ。

本日の神話

・中津川林道の天気の神は、綺麗な女神様。とても優しい。
・同じく中津川林道の道の神は、男性で、天気の神と付き合っている。
・道の神は、嫉妬深く、短気である。怒って人に事故やケガを起こさせることもある。

上記の何番からキティ要素が入ってますかね?


神話の創生」への1件のフィードバック

  1. どうも。おひさです。
    相変わらずですな。
    1,2までは正常。3ぐらいから疲労がたまって来ていたのでは?

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