蕨市内のスポーツクラブNAS蕨で開催された、インクルーシブ教育イベントを見学して参りました。
スポーツクラブNAS蕨のトレーニング室を用いて、
一般社団法人 日本凸凹支援スポーツ協会が開催したものです。
定期的に開催しているわけではなく、今回限りのイベントです。
インクルーシブ教育とは、聞き慣れない言葉です。
社会学的にあるいは政治・行政の領域で、「インクルーシブ」、「インクルージョン」というワードを用いた場合、様々な人・グループを違いを超えて包摂・包含してくことによって、より全体を高めていこう、という考え方を指します。
様々な人・グループというのは、例えば、性別・民族を超えて様々、とか、障害がある人とない人をすべて含めて様々、とか、文脈によっていろいろな使われ方をします。
ここで、上記イベントが指すインクルーシブ教育とは、発達障害などの障害を持った子どもたちを包摂・包含して、ダンス、サッカーのような簡単なスポーツを提供していこうというものでした。
ガチのサッカーではなく、大人と子どもの混成で、楽しみながらチームプレイをすることによって、他者とのコミュニケーションを取っていこう、というものです。
子どもたちは、楽しそうに興じていました。
ボランティアベースでサービスを提供している、この団体の方々には頭が下がります。
一般論として申し上げますが、
この種の社会福祉には、ボランティア精神が求められる事が多く、携わっている方々も実際にそのような考え方に基いてお金を取ることを嫌がる方が多いのです。
しかしながら、安定的、継続的に、質の高いサービスを提供し続けるためには、やはりしっかりお金を取るべきだと思います。
「がっつり金儲けしよう」という意味ではなく、損益はプラマイゼロだとしても、少なくとも必要経費、適切な人件費くらいは確保することが、まわりまわって利用者にとっての利益にも繋がることなのではないかと思います。