蕨市議会の会派構成が変更しました。

本年、令和2年(2020年)4月1日付けで、蕨市議会の会派構成が変更しております。

蕨市議会 市議会会派構成一覧

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こちらのページの通り、

「日本維新の会・無所属連合」という会派が新設されております。
所属する議員は、中野たかゆき議員と、三輪かずよし議員です。

 

議席数:18の内訳は、以下のようになりました。

6 令政クラブ(自民党系、私が所属している会派)
4 日本共産党蕨市議会議員団
3 蕨市公明党
2 日本維新の会・無所属連合
1 立憲民主党わらび
2 無所属

なお、1人のところは、自らそのように名乗っているだけであり、便宜上、上では会派に分類しておりますが、厳密には、会派扱いはされません。2人以上が所属してはじめて会派となります。

 

 

そもそも地方議会における会派というのもの

国会の院内会派と、仕組みは同じです。
共通の政治理念・政策を掲げた集団のことです。

仕組みは同じですが、実態は、かなり異なります。

概ね、政党=会派となりますが、例外も多々あります。

 

特に、
・自民党系は、「自民党」を名乗らないケースが多い。
・自民党系は、複数の会派に分裂しているケースがある。
・その地方独自の会派が存在しているケースがある。

 

1点目「自民党系は、「自民党」を名乗らないケースが多い」については、
選挙で(それぞれの議会の議員選挙で)自民党の党籍がありながらも、公認・推薦を取らずに、すなわち、無所属として立候補するケースが多いからです。
これは、55年体制の名残りで、当時は「保守が好きで、革新は嫌いだけど、自民党は好きではない」という層を取り込むために、このようにしていました。個人的には、今となっては、(おそらく)あまりメリットはなく、むしろ分かりにくいだけですのでデメリットの方が大きいと思っています。
名前は、まちまちです。
私が所属している、蕨市議会の自民党系会派は、かつては「新生会」を名乗っておりましたが、昨年3月の所属議員個人の私闘による暴力事件の悪影響を考慮し、昨年7月の改選を機に「令政クラブ」と会派名ロンダリングを行いました。

2点目「自民党系は、複数の会派に分裂しているケースがある」については、
市内の地域ごとに利害の対立があったりとか(現在のさいたま市議会など)、議長人事で揉めたりとか、あいつが気に入らないから一緒にいたくないとか、いろいろな理由があります。
市町村議会議員選挙は大選挙区制ですので、同じ自民党系といえども、選挙になればお互いにガチンコ勝負となります。シコリが残って分裂するケースは多いでしょうね。
蕨市議会も、かつては自民党系が複数会派に分裂していた時代があったそうです。(昔のことゆえ、私は知りませんので、この件については聞かないでくださいww)

3点目「その地方独自の会派が存在しているケースがある」については、
その地域の独自の課題が存在し、その課題において独自の理念・政策を掲げる集団が結成されることがあります。
例えば、大阪都構想を掲げる大阪維新の会や、東京都議会の都民ファなど。

 

 

蕨市議会の新しい会派の政治理念・政策

私が知る限り、まだ発表されていないと思いますので、私は存じませんが、これから発表されることになると思います。

政治理念については、次の定例議会である、6月定例会までには発表なさるのではないでしょうか。

政策については、どこの会派も秋頃の予算編成が始まる時期に、翌年度の「予算要望」を市長宛てに提出しますので、このような形で発表なさるのではないかと予想します。

 

 

ところで、この新会派結成について「自民党系の会派が分裂したのか?」というご質問をいただきましたが、これは違います。

分裂ではありません。
では、何なのか?造反なのか?と重ねて問われても、私も分かりません。政治理念・政策の発表を待ちたいと思います。


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