さて、そろそろ、全国の地方議会では、3月定例議会の準備が始まる頃です。
3月議会は、新年度(今であれば、令和5年度)の予算を決めなくてはならないので、一年で最も忙しく、ボリューミーな議会となります。
ということで、先日、令和5年(2023年)2月3日、蕨市の行政当局より、蕨市議会に向けて、3月定例議会が開かれるに先立ち、事前の新年度予算説明会が行われました。
ここでは、詳細を解説してコメントするのは止めておきます。
議会に対しては既に説明されていますが、これは、あくまでも内々の事前説明といった段階です。
3月定例会の告示日である2月10日までは、まだ一般向けに公開されているわけでないので。
まあこれが、見事なまでに、バラ撒きの羅列です。
これはすごいくらいバラ撒きだらけです。
選挙を真近に控えたタイミングで、選挙対策の予算案を組むことができるのは、現職首長、現職政権ならではでありますが、それにしても、もう見事なまでのバラ撒きです。
もうほんとにすごいバラ撒きです。
ほんとにこれはすごい、見事なまでのバラ撒きです。
見ていて恥ずかしくなるくらいスゴい。
逆に言うと、選挙対策として、手持ちのカードを総動員するにしても、「バラ撒き」以外の策が思いつけない点が、共産主義者の現職市長の限界とも言えましょう。
バラ撒きって、安直過ぎるやり方なのです。
私だったら恥ずかしくて出来ないです。
もうよっぽど何も思いつかなかったか、自信がないか、ということの裏返しでしか無いので、政策プランナーとしては、恥ずかし過ぎる。
ここまで見事なバラ撒きを臆面もなくできるのは、逆に、一周回ってすごい。
でも、現実的に物価高、社会保険料負担増、光熱費値上がり、増税で家計は火の車です・・・。ママ友たちとバラマキだと思うけど、蕨市の取り組みはありがたい、川口や戸田はなにも支援がないと話題になりました。正社員夫婦で大企業のグループ会社に務めていますが、こども3人目は諦めないとダメです。2人で精一杯。これを保谷さんはどうやって解決する提案をしますか?そういうのをブログで読みたいです。
コメントありがとうございます。
少子化対策のために、子育て支援が必要で、そのために子育て世帯に補助金を出すのは、いいと思います。
政策的目的があり、補助金による効果が明らかですから。
他にも、
困窮世帯への支援のための、補助金
障害者への支援のための、補助金
激変緩和のための、補助金
は、いいと思います。
問題なのは、目的もなく、歓心を得ることだけが目的のバラ撒きです。
私が問題視しているのは、
例えば、今回の令和5年度蕨市予算で言うと、
・町会への一律30万円のバラ撒き
・町会への一律タブレット2台ずつのバラ撒き
・商店の店舗改装への30万円のバラ撒き
といった、
目的が不明で、効果もよく分からないものです。
おっしゃる通り、単に批判するだけではなく、建設的な提案、代案を示さないとなりませんね。
街の価値を上げるための将来への投資についての案を少しずつ発表していきます。
水道料金の無料化なんかも、本来は水道管が老朽化した時のために貯めてるお金を出してるから、短期的に見たら物価高騰対策という名目になりますが長期的にみたらただのバラマキなんですよね
コメントありがとうございます。
ご指摘のように、急激な物価高騰で苦しんでいる「弱者だけ」を対象とするものではなく、全ての市民を対象として無料化するものである以上、バラ撒きと言えます。
蕨市の水道事業は、豊富な井戸水を高い比率で使っているために、今は安定的に黒字です。
しかしながら、ご指摘のように、令和17年ころから一斉に管路の更新時期を迎えます。シミュレーション上は、令和27年に赤字転落する見込みです。
「今は黒字だからバラ撒いてもOK」ではなく、将来に備えて内部留保をできるだけたくさん積んでおくべきと思います。