ザッカーバーグのメタバースに「興味なし」68%、米世論調査
米国人の過半数が、ネガティブな報道が相次いだ今でもフェイスブックに対し、好ましいイメージを持っていることが最新の世論調査結果で見えてきた。しかし、同社が社名を「メタ」に変更し、仮想空間のメタバースに注力することに賛成する人は少なく、CEOのマーク・ザッカーバーグが相変わらず圧倒的に不人気であることも判明した。 …
Facebook, Inc.が、社名をMeta Platforms, Inc. に変えて、メタバースメインに思い切り舵を切ったわけですが、なんか、全然分かんないんですよね、メタバース関連の将来性について。
おそらく、私の属する世代、ネット業界初期の、2000年前後の狂騒を知る世代、40代半ば以上の人には、さっぱり分からないんじゃないですかね。
私も業界の現役を事実上退いて久しいので、業界の渦中にいる人が今どう感じてるのかは分からないのですが。
何しろ、セカンドライフバブルの思い出が強く残っているので。
あれからも14年も経つのか、と考えると、もちろん、あらゆるものが変わっているはずなのですが。
当時、自分が書いたエントリを改めて読み直してみると、メタバースに対する私の認識は、あまり変わっていませんね。
逆に言うと、当時のセカンドライフバブルを経験していない、30代前半以下の世代は、全く異なる認識を持っているのかもしれませんが、どうなんでしょうか。
例えば、エヴァの中で、ゲンドウがNERVの同僚とオンライン会議を開くシーンがあるが、あれがメタバースの一つの姿なのだろうか?
あるいは、攻殻機動隊の最新版である、SAC_2045で、素子のチームが、オンラインで背中合わせになって3次元ビデオ会議を開くシーンがあるが、あれも一つのメタバースかな?
そうだとすれば、セカンドライフの頃とはかなり異なるかもしれない。
オープンな(かつての)セカンドライフと異なる、クローズドなコミュニケーションプラットフォームのメタ化というのは、UI次第では確かに便利かもしれない。
しかし、これででは、zoomやteamsのオンラインビデオ会議の進化版に過ぎない。
目の前で新しいイノベーションが起きている(かもしれない)のに、それが根本的に理解できない、という状況は、何とも悲しいというか、辛い感じがします。