台湾の反服貿ひまわり学生運動(写真レポート1)

台湾において、馬英九総統率いる国民党政権が、中共との間で、台中サービス貿易協定を結んだことに抗議して、学生グループが立法院を占拠している。

台湾(現行の中華民国)は五院制かつ大統領制で、立法院は我が国の国会に相当するので、国会議事堂が学生グループに占拠されてしまったという異常な状態だ。

彼の地に(本業の)仕事を作って出張したついでに見学してきた。
(全ての写真はクリックすると拡大する)


占領 立法院 16日。
学生のテント。
この時期の台北は、昼間はTシャツ、短パンで十分なくらいだけど、夜にちょっと雨が降ったりしたら肌寒いくらい。


警官隊と向き合う。


警官がずらっと並んでいる。
威圧的な雰囲気はまったくない。


警官隊と向き合う学生たち。
ちょうど、立法院議員だか行政機関の高官だかの出勤時間帯だったようで、時々スモークガラスに黒塗りの高級車が中に入っていく。そのたびに、学生がダンボール製のプラカードを掲げて、抗議の声を上げていた。


何やら揉め事のようで、学生と警官が揉み合っているようだ。
詳細は不明。


同じ場所の夜。
夜中も警備していたのかな?


ダンボール製のプラカードを警官隊に掲げてみせる学生。


立法院の建物。


立法院の正面玄関。
「入っていい?」と聞いたら、「ごめん、だめ」とのことだった。
立法院を占拠している学生を、警官が守っている。


立法院正面玄関脇の回廊。
テントなしでシュラフで野宿しているようだ。


後ろ姿だけど、TVカメラに追い回されて、カーキ色のM65ジャケットを着ているのが、台湾大学大学院生で、学生のリーダーの林飛帆さん。
このM65は無印の製品で、楽天台湾の無印のECサイトでは品切れ御礼だとか。
今なら内地で仕入れてオクで売ればせどり出来る。


学生側と警官隊。
緊張感はない。
学生は、まったりと横になりながらスマホやノートPCをぴこぴこ。
(電源は、無料の充電コーナがある)


集会の様子。
入れ替わり立ち代わり、いろいろな人が演説をしていた。
学生だけではなく、いろいろな人がしゃべっていた。


学生同士でグループディスカッションをやっている。


集会の様子。


夜の集会。
夜の方が過ごしやすいので、人がたくさん集まってきている。


そこかしこで、マイクを片手にミニ演説をやっている。


夜の集会。
女の子が手に持っているヒマワリが、学生運動のシンボル。
みなそれぞれ、ヒマワリを手に持ったり、ヒマワリのバッヂやパッチワークを帽子やカバンに貼り付けたりしている。


こちらは、行政院。
一時的に、一部の過激なグループが侵入を試みたが、警官隊に排除された。
今は厳戒な警備が敷かれている。

その2その3に続く。


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