その1からの続き。
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以下、立法院近くの路上の様子。
写真付きの「拒服貿」、「反黒箱」メッセージ。
服は、服務=サービス、
貿は、貿易
つまり、台湾中国サービス貿易協定を拒む、というメッセージ。
黒箱は、ブラックボックス。審議プロセスが不明朗であることを批判している。
立法院に道路を挟んで接する、公平交易委員会(我が国における公正取引委員会に相当する)の建物。
敷地内には警官(これは警備員かな?)が控えている。
「亜大」というのは、台中にある亜洲大学のことだろうか。
このような、各大学の学生のメッセージボードがそこかしこに掲出してあった。
待機する警官隊。
学生側に暴力的な動きは皆無なので、緊張感はまったくない。
立法院から道路を挟んで隣り(写真左側)のセブンイレブンは、普通に営業している。
政治黒牢。
萌え絵。
ヒマワリは、反服貿運動のシンボル。
3月30日の大集会を呼び掛けるもの。
黒衣凱道 → 運動のシンボルである黒い服を着て、凱道(道の名前)に集まろう、ということ。
国民党の馬英九総統(総統は、大統領に相当する)は、名前の連想から馬面に描かれることが多いようだ。
「反対黒箱」→反対ブラックボックス
台湾中国サービス貿易協定の審議プロセスが不明朗であることを批判している。
周辺の路上に溢れる、報道各社のクルマ。
現地のTVでは、ほとんど一日中どこかのチャンネルで報道されている。
また、立法院の議場の中の様子は、学生グループによって、ニコ動でリアルタイム配信されている。
ドワンゴ ニコニコ動画:台湾立法院(国会)を学生らが占拠 生中継
学生たち。
学生たち。
後ろの掲示には、
「天佑台湾、守護台湾」
「反独裁救民主」
「天滅中共」
「我不要内陸人の$」
「我不要売掉台湾」← 売掉 = 売り払う
などの文字が見える。
「我読海大、我反服貿」
と書いてある。
読む = ~で学ぶ
海大は、基隆にある国立台湾海洋大学かと思う。
学生だけではなく、おっさんもいた。
ストライキ中。
「反服貿独裁」
「開放陸資台湾将死」→陸資(メインランドチャイナの資本)を開放すると台湾は将に死なんとす。
このスーツ姿のおっさんは、なんと「支持服貿」。
台湾中国サービス貿易協定支持派。
Tシャツやパーカーにスローガンをプリントしてくれるサービスを無償でやっている人。
夜の様子。
この日は、夕方に雨が降ったのでちょっと寒かった。
南国の人は寒さに弱いので、私は長T一枚で平気なくらいでも、ダウンを着て震えている学生もいた。
夜になると、大学生だけではなく、いろいろな人が集まってくる。
写真ではちょっとテントの柱の影に隠れてしまったけど、水色ジャージは中学生くらいかと思う。
学生のテント。
学生を支援して、無料で腸詰めを配る屋台のおっさん。
弁当は無料配布されているけど、それだけだと味気ないので、長蛇の列が出来ていた。
ストローを加工して、シンボルであるヒマワリを作る技法を教える、屋台のおっさん。
その3に続く。