学校のパソコン「1人1台」へ 経済対策に予算盛り込み:朝日新聞デジタル
西村康稔経済再生相は19日の閣議後会見で、学校で児童・生徒が1人1台のパソコンを使える環境を整えるための予算を、とりまとめ中の経済対策に盛り込むと明らかにした。ICT(情報通信技術)の教育機会について地域間格差を是正したり、国際競争力を強化したりする狙いという。 …
先日のニュースで、
西村康稔経済再生相は19日の閣議後会見で、学校で児童・生徒が1人1台のパソコンを使える環境を整えるための予算を、とりまとめ中の経済対策に盛り込むと明らかにした。
とのことだけど、これ、どういうことでしょうか??
国が、国のお金で、全国の小中学校に対して、1人1台分のパソコンを買うためのお金を配ってくれるということ???
詳細はこれからトップダウンで詰めるのでしょうが、地方の立場として、もちろんタダでくれるのであれば、ウェルカムです。
しかしながら、取り敢えず1人1台配っとけばいいんじゃね?歓迎されるだろうし、反対する人もいないだろうし、関連業界は潤うし、というケインズ的なハコモノ発想、に過ぎない、要するに公共事業の一環だと思っているのであれば、大局的には大いなるムダを生む危険性があります。
そもそも、文科相ではなく、経済再生相から情報が出てくる時点で意味不明ですし。
そもそも教育あるいは学問は、
・何の道具を使って学ぶか
ではなく、
・何を学ぶか
・何のために学ぶか
そして更に言うならば、
・誰から学ぶか、誰と学ぶか
が大切なのです。
これは、初等教育以前の保育園・幼稚園の段階でも、高等教育でも同じであり、社会に出てから何かを学ぶときにも共通して言えることです。
パソコンを用いて何を学ぶか、何のために学ぶか、という議論をスルーして、取り敢えず1人1台配っとけばいいんじゃね?というアプローチは、私の好みではありません。
この件、その後の続報がマスメディアに出てこないのですが、注意深く見守ります。