市立図書館への指定管理者制度の導入に関する考察

hoya_t blog 2015/2/17 : 指定管理者制度導入によるリストラ効果
この記事の続き。

私が所属している蕨市議会における自民党系会派:新生会では、平成26年度予算要望(平成25年の秋に出したもの)から、2年連続で、重点項目として

・市立図書館への指定管理者制度の導入

を訴えている。

この項目を追加するにあたっては、
・どのくらいのリストラ効果の獲得を目指すのか?
・老朽化した市立図書館の建物を、今後どのようにしていくのか?
・サービス内容・レベルの、何らかの向上を目指すのか?今のままで、リストラ効果の獲得のみを目指すのか?

といった、深い議論は、ありませんでした。

元々、自民党系会派:新生会では、市内公共施設の再整備再配置(廃止、統合、縮小など、要するにリストラですね)を唱えていて、その一環として、ある会派メンバが「図書館の指定管理者制度の導入」を主張しました。
私個人的にも、今後高齢化が進みつつ人口は横ばいが見込まれる中で、ジリ貧になる前の戦略的リストラは必要と考えていたため、賛成したものです。
従って、「図書館の指定管理者制度の導入」といっても、会派内のメンバそれぞれ、イメージしているものは違うかもしれません。

ですので、表現としては、「図書館の指定管理者制度の導入の検討」くらいの方が適当だったかも知れません、今さらですけど。私も個人的には、他の会派メンバがどう考えているのか、ちょっと聞いてみたいですね。


(単位:百万円)

図書館運営費は、年間でだいたい48百万くらい。
この金額には、イレギュラーな出費である、建物の改修費用を含む。
(あー、改修費用は項目分けて数表作ればよかった・・・失敗した。今から調べ直すのは面倒なので、このままで行きます)

内、書籍購入費用は17百万。

金額は、ほとんど横ばい。

尚、正規職員は、係長級(館長)1名+スタッフ8名。
これらの正規職員の人件費は、上記の運営費には含まれていないはず。バイト・パートのみが含まれているはず。

図書館運営費のうち、書籍購入費用を除いた分は、31百万。
先のエントリで調べたように、市民体育館における指定管理者制度の導入において、-33.5%の経費削減(人件費分を除く)が出来たことを考えると、市立図書館に指定管理者制度を導入すれば、10百万程度+人件費の削減が出来るかもしれない。

 

 

以上は、指定管理者制度の導入に伴う、リストラ効果だけの話。

 

もし仮に、新たな制度を導入するのならば、市民からの要望が多い、

・営業時間を遅くまで伸ばして欲しい(現状は18時まで)

は何としても実現して欲しい。

おそらく、現状の市の直営体制でも、バイトのみの勤務シフトを組めば夜間延長は可能だと思うが、いろいろ面倒だし、コスト高なのでやらないのだろう。

 

今後の公立図書館に求められる役割

続きは別途。


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