米朝首脳会談と共同声明を受けて

昨日、シンガポールにおいて、米国トランプ大統領と北朝鮮金正恩委員長の会談が和やかに行われ、共同声明が発表されました。

私は、手に汗握りながらライブ速報を見ておりました。

取り合えず一歩前進とは言えますが、中身スカスカ感は否めず、声明や記者会見で明らかにされなかった部分でどのような話し合いが持たれたのか、今後の実務レベルの話し合いがどのように進んでいくかが、キーとなります。

 

私の考えを、以下にまとめました。来週の月曜日 2018年6月18日(月)に、ただ今開催中の蕨市議会において、私の登壇による一般質問の出番があるのですが、そこで一連の発言の最後に、オフィシャルな発言として申し述べる予定です。
(あくまでもドラフトなので修正する可能性あります)

 


さて、最後に、この度の一般質問の発言通告期限後である6月12日に、米朝首脳会談が行われ、コリアン半島の完全非核化を柱とする、共同声明が発表されました。一歩前進とは言えますが、会談においては北朝鮮による日本人拉致問題は取り上げられたものの、北朝鮮による何らかのコミットメントは得られず、また、共同声明の中で、完全かつ検証可能で不可逆的な非核化に向けての具体的な手法とタイムテーブルは示されていません。

3名の特定失踪者を抱える蕨市民としては、拉致被害者の身柄の奪還を心から願うものです。
また、北朝鮮核問題は、遠い場所で起こっているどうでもいい話ではなく、私達蕨市民自らの生命と財産の安全に関わる問題であります。

共同声明発表後の、日米首脳による電話協議において、制裁の継続を再確認しております。
私達蕨市民としても、拉致問題の解決、私達自身の生命と財産の安全のために、北朝鮮への制裁を継続して圧力をかけ続けるという国の方針に引き続き協力するべきところかと考えます。

北朝鮮へ圧力をかけるために、署名活動をしたりブルーリボンを掲げたりすることも大切ですが、もっと効果のある方法があります。
本市の一般会計予算、教育費の中の、外国人園児・児童生徒保護者補助金の廃止であります。
既に私が2度、一般質問で取り上げたこの補助金は、本年度予算ベースで28万8千円が計上されており、我が国における北朝鮮の出先機関である、朝鮮総連の傘下にある、朝鮮学校に通う園児児童生徒の保護者のみを対象とした、経緯も根拠も不明で、公益性も正当性も無く、我が国の国益を著しく害するものです。

この補助金の廃止を、改めて全ての蕨市民、議場におられる議員諸子に呼びかけます。

平成30年度埼玉県蕨市一般会計予算 外国人園児・児童生徒保護者補助金

(本年度 平成30年度 蕨市 一般会計予算書より)


2018/6/14 13:10 一部修正しました。

2018/6/14 13:10 以下、追記。
蕨市一般会計の外国人園児・児童生徒保護者補助金の廃止については、本来であれば、会派内で意見を取りまとめ、次いで他会派を説得する、というように、議会内での多数派を目指すのが近道です。しかしながら、本件については、特殊な要因があり(詳しく書きませんが)、遠回りですが、反対を求める市民世論の喚起を先にやろうというボトムアップ・アプローチが、私の戦術です。


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