自治体は成長を目指すべきか?

企業経営において、常に、
企業は成長を目指すべき、とされている。
景気の悪い昨今、目標は得てして未達となりがちなので、「現状維持の横ばい」を目指していたら、縮小減益になりがちだ。
成長を目指しつつもなお、ようやく横ばい維持、というケースも多かろうと思う。
企業の成長のモノサシは、
・売上
・利益
・顧客数/サービスの会員数
・顧客リピート率
など、主に数字に落とし込んで評価できるものが多い。
あらかじめ経営者が目標(=目標数値)を設定しているものなので、事後、達成率は明確に計算できる。
(目標数値が非公開なこともあろうが、設定していない、ということはあり得ない。)
企業が「現状維持の横ばい」を目指し始めたら、あっという間にそれまでの成長は止まり、減少トレンドに入ってしまう。
その企業が顧客・従業員にとって魅力がなくなり、顧客流出/人材流出が始まってしまうからだ。
(但し、家族経営・一人会社のスモールビジネスの場合は、話は別。)
これって、自治体経営においても同じなんだろうか?
自治体は、常に成長を目指すべきなのか?
そもそも、
自治体の成長のモノサシって何だろう?
人口増加率?
歳入増加率?
住人の満足度?(←それってどうやって測るの!?)
企業経営の場合は、こういったことは、経営者が孤独に耐えながら一人で決めるものだが、自治体経営の場合は、主に選挙などを通じてコンセンサスを取らなくてはならないから大変だ。
(この項、続く。次の記事で私の考えを述べます。)

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