見沼代用水の環境整備もろもろ

本日2015年1月20日(火)、たまたま旧中仙道(県道蕨朝霞線)の錦町5丁目交差点(飯野医院がある交差点)付近を通り掛かったところ、開渠(フタを被せずに露天の状態)となっている見沼代用水に溜まったヘドロを、バキュームしていました。
雑誌の束と空き缶のようなものも投げ捨てられていました。

見沼代用水のうち、蕨市錦町地域内を流れる部分は、開渠となっている上に、水の流れがほとんどなく淀んでいるために、ゴミが溜まりやすく、また不法投棄されやすいために、ヘドロがどろどろに溜まり、悪臭を放っていて、汚らしくなっています。

私と、前任の池上東二 前議員は、継続的に、見沼代用水の抜本的な環境整備(埋め立ての検討も含む)を訴えてきました。
私が所属している議会内の自民党系会派:新生会では、毎年予算要望の重点要望として行政側に改善を求めてきましたし、他の各会派からも同じような働き掛けはありました。

今までは、行政側(市役所側)の動きが鈍い、全然何もやってくれないじゃないか!というのが地元の不満でした。
今日のバキューム作業中に、担当部署の方と話しましたが、まあ当たり前の話ですが、担当部署としても問題を認識していないわけではないし、解決に向けて粘り強く動いている、という状況のようです。

見沼代用水という農業用水そのものは、見沼代用水土地改良区という組織が事業主体であり、市としては、この組織に環境整備を訴えていくしかないのですが、結局のところ、動きが渋いのはココですね。

詳細は書きませんが、市役所担当部署レベルでは、持てる職権の範囲内で、ベストに近いことをやっているのではないかと思います。
早期の抜本的な解決に向けては、別のアプローチが必要になりそうです。

ベストのシナリオは、旧浦和市 – 蕨市 – 戸田市を流れる、この見沼代用水の支流部分は、もはや農業用水としてはまったく使われていない以上、埋め立ててしまうことです。

そのために必要なのは、

・周辺農家が所有している既存の水利権の権利処理。
水利権を返上するためには、農家側は、お金を払わなくてはならない。理屈はよく分からないが、とにかくそうなっているらしい。

・埋め立てするならば、そのための土木工事費用。
原則としては、農業用水の事業主体である見沼代用水土地改良区が負担するべきところだが、代用水の支流である旧浦和市、蕨市、戸田市地域は、発言権が小さく、なかなか予算を引っ張ってこれない。
どうやって工面するか。


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