賃上げのトリクルダウンをどうやって実現するか

今年の春闘は、多くの企業で、けっこうな賃上げが実現しそうです。

コストプッシュ型という悪いタイプながらも、インフレが進行しているということと、構造的な人手不足が続いているということが理由と言えるかと思います。

 

統計的なデータは見つかりませんでしたが、新卒初任給もじわじわ上がっているようです。

ここしばらく、マス広告で、コンシューマ向けではないB2B企業による、イメージ広告のようなものが増えてきました。かつてバブル期によく見かけた「やわらか頭してます」みたいな類の広告ですw

これもまた、人材市場における人手不足によるものです。

 

 

しかしながら、当面は、賃上げは、大企業に留まるでしょう。

 

 

これからの課題は、賃上げをいかにして中小零細企業にも広げていくか、
言わば「賃上げのトリクルダウン」です。

これを、政策的にどうやって後押ししていくか。

これは、国政レベルではなく、都道府県、市町村といった地方レベルでも、できることはあるのではないかと思いますね。

それは、おそらく、賃上げを行った民間企業に向けたインセンティブ付与政策という形になります。

まだjust課題認識といったところで、具体的な政策案に落とし込むのはまだ先の話ですが、この課題認識は、持ち続けていきたいと思っています。

 

 

逆に言うと、これらは結果として、賃上げを行わない(賃上げを行う体力がない)企業に対して、市場からの退出を緩やかに促していくことになります。


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