錦町土地区画整理事業について

私 ほやたけし(保谷武)36歳は、このたび市議選に錦町の代表として立候補致します。
錦町の皆様の市政における最大の関心事は、錦町区画整理事業です。
蕨市の予算総額392億(一般会計は201億)のうち、錦町区画整理事業の特別会計予算は、12.8億です(国からの補助金も含む)。
つまり、市の総予算の3.3%が費やされています。
ここ数年は、2~30軒/年のペースで家屋移転がなされています。
錦町区画整理事業の進捗
この事業、1983年から始まり、既に28年経っておりますが、昨年2010年3末時点での進捗率は53%に過ぎません。
(家屋移転ベース)
まだ729戸が家屋移転を待っています。
今までのペースで進んでいくと、単順にあと二十年以上かかってしまいます。
(平均年間移転家屋軒数を平均25軒/年とおいて、残戸数729戸数なので、
729 / 25 = 29.2年)
進捗と予定に関する情報が不足
蕨市のwebサイトにおける、錦町区画整理事業に関わるメインページがこちら。
はっきり言って、あまり詳しくありません。例えば、今年度予定されている区域は、どこなのか地図で示してないし、写真も掲載されていない。
更に、これから対象となる区域の家の人にとっては、いつ家屋移転を迫られるのか?が分からない。
もちろん、上記は、市のwebサイトから得られただけの情報によるものなので、個別に説明の機会は設けられていることだろうし、紙ベースの配布資料によって告知されてもいることでしょう。
しかしながら、私が錦町地区を毎日ぐるぐると歩き回っている中で、これから区画整理を行う区域の家のおばあちゃんに聞いた話によると、
「家の屋根が壊れちゃったけど、いつ区画整理の対象になって取り壊すことになるか分からないから、修理できない。」
という状況で、必ずしも情報が周知されていない印象を受けました。
区画整理事業の遅れは、財源問題
遅々として進まない区画整理、スピードアップを図ることは出来るのでしょうか?
地権者と細かい交渉を重ねて権利を調整していかなくてはならないため、そもそも時間がかかるのは当然だし、この種の交渉事は、得てして当初想定した予定よりもずるずる時間がかかって遅れがちです。
また、現状、年間2~30軒の家屋移転ペースを、一気に4倍の100軒/年のペースにすれば、
29.2年 / 4 = 7.3年
あと7.3年で完了することになりますが、
もちろん、費用も4倍かかる、ということになります。
つまるところ、区画整理事業の遅れという問題は、財源をどう確保するかという問題なのです。
財源を確保できなければ、スピードアップを図ることは難しいのです。
計画を随時見直し、周知徹底を図るようにする
スピードアップを図ることが難しい以上、最大の問題は、今後のスケジュールが明確ではない、ということなのです。
現状、5年計画を毎年見直す(ローリング方式と呼ぶ)手法を取っていますが、この
・進捗の評価、見直し
・広報
について、改善の余地があると考えます。
この部分で、民間での私のビジネス経験を活用していきたいと思います。
【討議資料】

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