政治家の靴

ビジネスパーソンであれば、靴で相手を値踏みするものなので、靴には気を使うのは当然。

しかしながら、誰よりも見栄えを気にする職業であるにもかかわらず、政治家の足元を見ると、意外とショボい靴を履いていることが多い。

分厚いゴム底のウォーキングシューズだったり、人によっては黒いスニーカーを履いている場合もある。
これは、政治家が誰よりもたくさん外を歩く仕事だからだ。
地元の路地の一つ一つを歩き回り、灼熱の炎天下も、しとしと降り止まぬ雨の中も、ただひたすらに歩きまわり、一人でも多くの支持者の方と握手をして回る。
お宅に上げていただくこともあるために、靴はさっと脱いで、さっと履くことが出来なくてはならない。
いちいち靴べらを使って紐を結び直しているわけにはいかない。
レザーソールの革靴は、オフィスビルのカーペットの中を歩き回る分には快適だが、外を歩き回るのにはまったく向いていない。
政治家がパリっとしたシャツとスーツを着ていても、靴がショボいのは当然のことなのだ。

今こそ蕨市政を保守の手に取り戻そう。

先の記事で述べたように、保守主義者のあるべき姿は、
昔からある歴史、伝統、文化、習慣、人と人との結びつき、考え方を尊重し、守っていくために、新しいものからの挑戦に対して常に闘い続ける
というものです。

この根本には、「昔から存在し続けてきたものは、ただそれだけで正しい」という考え方があります。
この考え方を逆に言うと、
人が、頭の中で考えだした、人工的な新しい「価値観、考え方」は、間違っていることが多い。
ということになります。
つまり、保守主義者は、理性の力を信じません。
人が理性の力でもって人工的に作り出した価値観、考え方の最たるものが共産主義でした。
共産主義者は、私有財産を否定しています。
より厳密に言うと、
生産手段を国有化(コミュニティでの共有化)し、生活手段については私有を認めています。
しかしながら、現代は、小作農や炭鉱夫が劣悪な職場条件の下でわずかばかりの給料のために奴隷のようにこき使われているような時代ではないのです。
例えば、
家は、ただ生活をするだけの場ではありません。仕事をちょこっと持ち帰って家でやることは誰しもあるでしょう。
自宅の机においてある私の個人所有のノートパソコン。友達とメールのやり取りをしたり、ニコ動でおもしろ動画を見たりするのにも使っていますが、もちろん持ち帰った仕事をやることは日常茶飯事です。
私はバイク(オートバイ)が好きで複数台持っています。休みの日は伊豆まで仲間とツーリングして温泉入って魚食べにいったりもしますが、会社への通勤にも使っています。
私のノートパソコンやバイクは、私個人のお金で買ったものであり、税務上も個人のものです。家はお袋名義のものです。
これらは、果たして生産手段なのですか?生活手段なのですか?
生産手段と生活手段のボーダーが曖昧になっているのが、現代社会なのです。
私有財産の否定は、自由の否定に繋がります。
個々人が持っている所有物(例えば私にとっての家であり、ノートパソコンであり、バイク)は、人を人たらしめているものです。
(私にとっての家は家族や地元での生活や地元に、ノートパソコンは友達、仲間とのやり取りに、バイクに乗って走りに行く時間は、私自身の存在にとって欠かすことが出来ない、とても大切なものです。)
私有財産の否定は、人を人たらしめている大切なモノをすべて個人から剥ぎ取ろうという試みに他なりません。
私有財産を否定し、これらが結びつけている家族、友達や仲間との関係を破壊して、人を個々人にまで分解し、獣にも劣る奴隷のような存在にしまおうという邪悪な考えが、共産主義の根本にあるものなのです。
保守主義者は、このような、人が人工的に頭の中で考えたことを退け、闘ってきました。
共産主義は、ベルリンの壁崩壊に端を発してソ連解体に至る1990年代に、世界史的には壊滅しました。
しかしながら、我が国の地方政治においては、未だに共産主義者が勢力を誇っている自治体があります。
全国に数多ある自治体のうち、共産主義者が首長を務めている自治体が二つあり、その一つが、我が蕨市です。
現職の賴髙英雄市長は、表向きは無所属を貫いておりますが、実質的には日本共産党員です。

再選を目指す現職 賴髙英雄氏に対して、保守の立場から、三輪一栄氏が立候補致しました。
三輪氏は、市議会における保守系会派 新生会の代表を務める現職市議であり、このたび、市長選において自民党からの推薦が下りたそうです。

私 保谷武も、保守の立場から、三輪氏の市長選当選を全力で支援する所存です。
今こそ、蕨市の保守の力を結集して、三輪氏を当選に導きましょう。

政治家のケータイ電話

政治家のケータイ電話には、以下のような特徴がある。

・着信音設定は、常にmax
・留守電設定は、常にオフ。
着信音がmaxなのは、歩いていたり、人と話していたり、といった状況でも、必ず着信に気がつくようにするため。
先輩や支持者の方からの電話には必ず出なくてはならないし、万が一出られなかったとしても、速攻で折りテルしなくてはならない。
留守電設定をしていないのは、「着信があったら、必ず出る!」という意志を示している。
また、自分より劣位の人からの電話に対しては、忙しくて自ら返電せず出来ないときのエクスキューズがしやすい。
あれー?これって、最近どこかの本で読んだ業界にそっくりだな、と思ったら・・・
そうだ思い出した!
この本だわ。
かの業界では、上下関係は絶対で、上司、先輩からの電話には絶対に数コールで出なくてはならず、そうしないと鉄拳制裁が飛んでくる・・・とか書いてあった。
まあ、もちろん、ケータイに対する姿勢が政治家とあの業界が一緒というのは、冗談ですけど。
体育会ノリなんでしょうね。
私の業界(ケータイコンテンツ配信)では、ケータイの着信音は常時オフにしてバイブのみにしている人が多いし、そもそも連絡はメールがほとんどなので、ケータイで音声電話がかかってくることはほとんどありません。
ビジネスの現場では、mtg中は電話のバイブ着信に気づいても、誰からかかってきたのか確認しずらい状況も多いし、当然折りテルするのも打合せが終わってからということになるので、2時間くらい開いてしまったとしてもやむを得ない、という感覚が一般的かと思います。

蕨市の政策私案(途中経過)

蕨市の政策私案を考えています。

「今さらか?」と言われれば、おっしゃる通り、遅いのですけれども。
まだ最終案ではなく、途中の段階なのですが、私自身の作業の進め方や、思考プロセスを開陳することにも意味があると思いますので、敢えて以下、メモとして箇条書きします。
  • 私案の作り方
今までぼんやりと自分の中で考えていた不満、ちょっとしたアイディア、過去の市議会だよりから得られる過去の争点を自分なりに咀嚼しつつ、案出ししています。
  • 今後のプロセス
以下の私案は、あくまでも私のアイディアメモ段階のものであり、まだしっかりと考えがまとまっている段階ではありません。
まだ、ノートになぐり書きしているような段階です。
「私案」どころか、「私案(の案)」というぐらいのものです。
間違った情報を元に考えてしまっているため、間違った結論に至ってしまっているケースもあるかと思います。
今後は、個別の案件について、更に詳しく事実関係と、過去の経緯を調査します。
ステークホルダを特定し、それぞれ過去にどのような発言・行動をしているのかを調査します。
また、私の会派の先輩方が過去にどのような発言・行動をしているのかも調べます。
(反対意見、矛盾する意見を言うわけにはいかないから!)
アイディアを修正しつつ、アクションプランに落とし込みます。
可能であれば、スケジュールと収支シミュレーションも作るべきですが、ここまで作るのは今回は難しいでしょう。
以下、(私案の前段階の)アイディアメモ
  • 錦町区画整理事業に関して
【現状の問題点】
区画整理事業については、ずるずる遅れている印象。
対象区域内の人も、自分の家がいつ区画整理が実施されるのか分かっていない。
市には、明確なロードマップが存在していない。もしくは公開していない。
【現状分析】

国からの補助金の制度変更による増減、地権者との契約交渉にかかる時間が予測しにくいために、ロードマップ通りに進捗しないのはやむを得ないこと。

しかしながら、対象区域内の人にとっては、いつ移転すべきかが分からないと、家の改築、修繕のタイミング、費用をどのくらいかけるかの判断がしにくい。

【私案メモ】
ロードマップを明確にする。
随時ロードマップの見直しを行い、改訂する。

【その他】
尚、未区画整理地域においては水道に石綿セメント管が用いられているが、これは問題なさそう。
厚労省によると健康上の問題なしとの認識とのこと。
・水道水中アスベスト含有量は多くなく、WHO(世界保健機関)も、健康への影響の観点からガイドライン値を定める必要がない、としている。
・健康上、アスベストの呼吸器での吸入、蓄積が問題となるのに対して、経口摂取は毒性は高くない。



  • 戸田市との広域行政、連携の推進
【現状の問題点】
特に錦町住民は、蕨駅ではなく埼京線 北戸田駅・戸田駅を使う人が多い。
北戸田駅前は、昨年(2010年)夏に一旦更地になったあと、永らく放置されてて、最近になってようやく綺麗になる工事が始まった。まだ空き地になっている空間も多く、今後どのようになるのか、スケジュールも分からない。
残念ながら、人口が多い戸田市の方が蕨市よりも公共施設は充実しているのは事実。錦町住民は、距離も近いので、日常的に利用しているケースが多い。
【現状分析】
蕨市と戸田市は、ゴミ処理など幾つかの点では連携しているが、もっと深く連携することにより、双方にメリットが出てくる点が多々ある。

【私案メモ】

戸田市の「北戸田駅前地区まちづくり」への何らかの形での参加、協業。
コミュニティバスの一部路線の共同運行
(他にもいろいろ考える。)



  • 市政のリストラ
※注意
リストラと言っても、=「人減らし」という意味ではありません。
私自身、7年間の起業経験の中で、市場環境の変化により、断腸の思いで事業規模の縮小を行った経験があります。しかしながら、それは、決して後ろ向きなものではなく、未来の飛翔のための前向きなものでした。
リストラという言葉のイメージはマイナスですが、リストラには、「借金で首が回らなくなって、仕方なく迫られた、後ろ向きのリストラ」と「一歩下がって二歩進むための、前向きのリストラ」の相異なる二種類があります。

【現状の問題】
市の財政難
 → 具体的にどのくらい財政難なのか?よく分からないので、更に詳しく調べます。
【現状分析】
【私案メモ】
これからまとめます。
なお、過去一年間に市議会で質問が出た主なリストラ案は、「小中学校の統廃合」でした。



  • 中山道蕨宿を観光資源として売り出す。
【現状の問題】
最近、リュックを背負って、ウォーキングシューズでカメラを提げて宿場巡りしている人を、中山道でよく見かける。遠くの街からたくさん人が来て、お金を落として行ってくれるのは、単純に良いことだと思う。
しかしながら、古くて趣のある建物は、どんどん建て直されてしまっているし、案内表示板なども少ないので、一般の観光客が訪れるようなものにはなっていない。
【現状分析】
実際に、宿場エリアの商店街の皆さんはどう考えているのかな?
古い建物の保護については、結局はお金の問題。古い建物の維持にはお金がかかる。修繕するより建て直した方が安上がりなケースも多い。
【私案メモ】
これからまとめます。
木曽の中山道妻籠宿、馬籠宿のように古い建物を残す、というだけでも観光資源としての魅力は出てくると思うけど、旧中沿いにこれだけ新しい建物が出来てしまっている現状では、もう手遅れだろうか?



  • 市の公共施設の運用に、民間のボランティアのサポートを入れる。
以下、あくまでも例の一つとして。
(他にも同様の事例は多々あると思う。)

【現状の問


保守のあるべき姿

保守とは、昔からある歴史、伝統、文化、習慣、人と人との結びつき、考え方を尊重し、守っていこうという態度です。

昔から存在し続けているものは、ただそれだけで正しいのです。
何故ならば、生物における進化論と同じで、間違っているものは自然に淘汰され、正しいものだけが生き残ってきたからです。
つまり、同語反復になってしまいますが、「昔からあるものは正しい。何故ならば、それは昔から存在し続けてきたから」ということです。
しかしながら、物事や思想の流行、主に技術革新による人々の考え方、人と人との付き合い方の変化によって、昔からある歴史、伝統、文化、習慣、考え方は、時代遅れとして批判、攻撃されることがしばしば起こります。
また、得てして若者にとっては昔からあるものは古臭く感じられ、真新しいものが魅力的に見えるものです。
古くからある正しいものを守るためには、常に新しいもの中から善きものをうまくピックアップして消化し取り入れつつ、新しくて間違ったものを排撃し続けなくてはなりません。
つまり、あるべき保守主義者は、ただひたすら古いものを頑なに墨守すれば良いわけではなく、常に新しいものからの挑戦に対して闘い続けなくてはならないのです。

ビンラディン殺害には成功したが、テロとの戦いはまだまだ続く。

米軍がパキスタン国内でウサマ・ビンラディンの潜伏先を急襲し、殺害に成功したとのこと。

一連のテロの首謀者とされている人物であり、まずはめでたい。

パキスタン政府に対しては事後報告のみで、もちろん主権を侵害している。ビンラディンはあくまでも容疑者であり、裁判によって死刑が決まっていた訳でもない。
そういった手続き上の問題を指摘する向きもある。

しかしながら、これは、近代の国民国家間の戦争とは異なる、新しいタイプの戦争なのだ。
新しいタイプの戦争に、既存の国際法が追い付いてきていない。
良し悪しはともかく、そういった場合、伝統的に米国は、国際法よりも自らの信じる正義を優先させてきた。
そして、米国にとっての戦争は、日米が集団安全保障体制にある以上、日本国にとっての戦争でもある。
高度にセル化されたアルカイーダが、ビンラディンという頭を失ってなおどの程度の自立的な活動を続けることが出来るのか、そもそもビンラディンはどの程度組織の中で影響力を持っていたのかは、よく分かっていないが、組織全体が壊滅したわけではない以上、テロとの戦いはまだまだ続く。
この戦争は、米国のTOMODACHIである日本国にとっての戦争でもある。

埼玉県議選レポートの続編の件

さて、掲題の件、一日おきペースで記事を書いて第4話まで来たが、すっかり筆が止まってしまっている。

先週は宮古島でトライアスロンがあり、その前後の移動も含めて6日間ほどお休みをいただいていたからということもあるのだが、ここ1週間ほどの間に、私自身の身辺に、今まで考えてもいなかった新しい事態が出来し、ちょっと差し障りが出てくる可能性もあるので、いったんこの県議選レポートシリーズ、更新ストップすることにした。
ほんとは消した方がいいような気もするが、いったんアップして2週間近く経ったものを今さら消すのもおかしな話なので、そのままにしておく。