蕨戸田衛生センター組合議会定例会

2011年8月24日(水)、私にとっては初めての蕨戸田衛生センター組合の定例議会がありました。

蕨戸田衛生センター組合について
蕨市と戸田市の共同出資による、一部事務組合。
目的は、ゴミ・し尿処理施設の運営。
一部事務組合というのは、近隣の市町村が一緒になって行政サービスを行うための組織。
wikipediaによると、消防、ゴミ処理、火葬場、小中学校・高校・大学、競馬・競艇・競輪、港湾の運営のために設置されるパターンが多いらしい。
蕨市の場合は、
・蕨戸田衛生センター組合(蕨、戸田)
・戸田競艇組合(蕨、戸田、川口)
の2つを組成している
蕨戸田衛生センター組合の運営体制
執行部と議会がある。
この体制は、市町村などの自治体と同じ。
執行部は、トップは蕨と戸田の市長。議会においては、各市役所幹部も出席する。
執行部の下に、事務局がある。事務局は、現場の管理職~スタッフ。事務局の幹部クラスは、おそらく政治任命だと思う。
議会は、蕨市と戸田市の各「市議会議員」から10名ずつ、計20名が「組合議員」に任命されている。
組合議員の仕事
市町村の自治体議員の仕事と同じように、執行部の予算案を審議したり、決算を承認したり、人事案を認めたり認めなかったり、条例を定めたりする。
定期的に議会が開かれる。
議会の下に、委員会も存在する。(議会運営委員会、総務常任委員会、業務常任委員会)
私は業務常任委員会に所属したのだが、ぶっちゃけ、総務と業務のそれぞれの委員会の仕事の分担がどうなっているのかはよく分からない。
実は、組合議員は報酬ももらえる。
(市議会議員としての報酬とは別に、組合議員としての報酬を、組合から受け取る。)
ということで、今日は、組合の初議会に行ってきました。
蕨市議会の改選に伴う、組合議会人事、席順決め、などの事務的なことを決めた他、職員退職金に関わる条例案について決めました。
本定例会は、会期1日間、実質1時間程度であっさりと終了。
ゴミ処理、し尿処理というのは、日々の運営がメインであり、毎月新しいトピックスが勃発するようなものではないので、議会といっても、予算編成期以外はそれほど話し合うことがないのが現実なのだろうと思う。
今後の中期的な大きなトピックスとしては、築20年経ち、延命化工事を施して耐用年数が残り15年となったごみ焼却施設を、15年後にどうするか?
ごみは毎日出続けるし、ごみ焼却施設は24時間連続運転しているものなので、同じ場所に建て直すということが出来ない。
数年前から準備して、別の場所に新しい施設を造って、あるタイミングで移行する、ということが必要になる。そのための建設資金も確保しておかなくてはならない。