蕨市議会 2011年12月定例会報告(6) 来年2012年 保谷武 一般質問 予告 生活保護の不正受給

さて、来月2月下旬から3月議会が始まりますので、そろそろ次の一般質問のネタを考えています。

次は、蕨市の生活保護の不正受給について取り上げようと思っています。
働かざるもの食うべからず、ですよね。
偶然ですが、 連載中の『闇金ウシジマくん』でも今ちょうど生活保護の不正受給のテーマを取り扱ってますね。
参考にしようとAmazonで「生活保護 マニュアル」で検索したら、生活保護受給の申請マニュアル本が山ほど出てきてびっくりしました。

蕨市議会 2011年12月定例会報告(5) 請願 TPP関連/子ども・子育て新システム関連

請願 TPP関連

請願内容は、「TPP(環太平洋連携協定)に参加しないように求める意見書を政府および国会に対して提出すること」を求めたもの。
日共の議員が連名で紹介した。
(請願は、市民の一人が行い、これを議員が議会に対して紹介する、という形を取る。)
請願文はこちら
私は、TPPについては総論で賛成するので、この請願に反対した。
私が所属する保守系会派 新生会も反対し、請願は不採択となった。
我が国は、戦後一貫して自由貿易を推進し、この恩恵を受けて経済発展し繁栄してきた。
今後も自由貿易を尚一層推進することが我が国の国益に合致することと考える。
もちろんこれは総論での議論である。
ローカルに見るとTPP参加によって失業したり、お店の売上が減ったり、廃業を迫られる状況も発生すると思う。
また、TPPは、議論の進め方、細かい条項の中には100%ベストと言えないものもある。
それでも尚、全体の利益を考えれば進めるべき、と考える。
ついでに言うと、戦後一貫して自由貿易を推進してきたはずの我が自由民主党が、
「今の時点でTPP参加を表明することには反対である」
(参加の是非については何も言ってないし、将来の適切なタイミングに参加するならばOKなのかどうかについても何も言ってない)
という、よく分からない中途半端な結論しか示せないのは情けないことである。
個別の業界への配慮でこういう言い方しか出来ないんだろうが、それを説得するのが政治の役割ってもんだろう。
っと、建前論を書いてみるテスト。
自民党の「TPPについての考え方」ページは、こちら。
さらについでに言うと、TPPの是非なんて蕨市政レベルの話ではない。
国政レベルの話である。
市議会で話し合うべきことではない。
そして、請願を採択し、実際に国会や政府関係省庁に意見書を出したところで、影響力な


蕨市議会 2011年12月定例会報告(4) 一般質問 市営中央プール建替等進捗と、老朽化した公共施設の建替計画

中央プールの概要
屋外プール。
夏だけ営業。
夏休み期間以外は閉鎖。
かつては市が直営していたが、今は指定管理(運営を民間企業に外注)。



中央プールの歴史
昭和55年にオープンした。
海なし県埼玉ゆえ、当時は押すな押すなの芋洗いだったらしい。
民間にもプールがなかったし。
尚、塚越プール(現存)と北町プール(廃止して現在は老人介護保健施設グリーンビレッジ蕨が建っている)もほぼ同時期に出来たもの。



中央プールの現状
設備はボロボロ。
築三十年以上ゆえ、老朽化は否めない・・・どころかもうボロボロで、耐用年数はとっくに過ぎ、いつ使えなくなるかも分からないところを、だましだまし使っている、というのが正直なところらしい。
毎年あちこちが壊れるので、けっこうな金額を投じて修理している。
古いプールって、水周りが朽ちてくるから、大量に塩素使うようになるんだよね。私は塩素鼻炎なので、そういうの敏感に分かる。

子供の水遊びにしか使えない。
昨夏、初めて客として行ってみたのだが、レーンはコースロープで区切られていないし、子供がぱちゃぱちゃ水遊びしているような感じで、本気で泳げる雰囲気ではなかった(なので、泳ぐの諦めて、中に入らなかった)。
また、水深も浅いらしい。毎夏に市民水泳大会がこの中央プールで開かれているが、飛び込んた選手が水底にヒットして額を割ってしまったらしい。
残念ながら、高齢者向けの生涯スポーツの場としても、大人が本気でスイム練習する場としても不十分

近隣に民間の供給が十分存在する。
戸田市に市営温水プールが出来たし、市内及び市外の通える範囲にも多数の民間の温水プール付きスポーツクラブが出来ている。ルネサンス蕨、ルネサンス北戸田、ユアー蕨、ジェクサー戸田公園、コナミ川口(ララガーデン川口)、コナミ戸田公園など。
私が通っているルネサンス北戸田にはウォーキング専用回遊プールもあり、主に高齢者が一生懸命水流に逆らってウォーキングしていたりするし、子供向けスイム教室なんかも頻繁に開かれている。

料金体系は、やはり安い。
一回数百円くらい。
民間のスポクラは、だいたいレギュラー(営業時間内いつでも使える)が月1万円くらい、ナイト+ホリデー会員が7~8千円くらいというのがこのエリアの相場だと思う。(都内とかだともっと高い)
ルネサンス北戸田で、私は主にプールと雨の日にトレッドミルだけ使っているが、やはり値段はそのくらい。加えて、個人ロッカーを1千円で借りている。



今後、中央プールをどうするか?
というような状況なので、今の状態のままならば中央プールは要らない、と思いました。
では、
建て替えるのか?
建て替えないならば、どうするのか?

この請願には、私が所属する保守系会派 新生会は賛成しているので、私はこの考えを継承すべき立場にある。



市内の公共施設の今後
中央プールに限らず、昭和30~50年代の高度経済成長期に作った公共施設が市内には多数存在し、一斉に更新時期を迎えている。
市役所庁舎、中央図書館、市民病院など。
もちろん建て替えにはお金がかかるし、建替計画もなければ、そのための引当金、積立金もない。
もし建て替えるならば、借金をして(市債を起こして)、数十年かけて返済していく、ということになる。

市役所は現在、耐震工事を行なっているが、市民病院についてはまだ手付かず。
耐震工事っていういのもけっこう大きな金額がかかるので、手元にキャッシュがあるならば、いっそのこと耐震工事止めて建て替えてしまおう、というのも一つの判断かと思う。
(この金額については別途ちゃんと調べます)

市の歳入が年々細くなり、今後復活する見込みも見えない中で、「すべての公共施設を、可能な限り延命しつつ、順次建て替える」ことが果たしてベストなのか?

場合によっては、ある施設について「建て替えを諦める」=「廃止する」判断も必要なのではないか。
(北町5丁目のプールの廃止は、何が判断のトリガーだったのか分かりませんが、適切な判断だったと思います)



市内の公共施設を今後どうするか考える上で必要なこと
①現状を把握する
昭和30~50年代に建てられ、更新時期を迎えている公共施設全てそれぞれについて、後何年使えるのか、そのための追加的な維持コスト(本来発生する維持コストに加えて必要な補修コスト)はどのくらいなのか。

②それぞれの建替費用を調べる。
建て替えるとすれば、それぞれ幾らかかるのか。

③優先順位をつける。
1から10まで優先順位をつける。
蕨市の歳入の今後の予想(中期経営計画レベルの5年程度の予想ではなく、20年くらいの予想)を元に、どういう順番で、どのタイミングでどの施設の建て替えを行うのか、どれを諦めるのか、話し合って判断していきましょう。