【蕨市議会】2012年6月定例会 保谷武(ほやたけし)一般質問予告

掲題の件、昨日発言通告書を出しました。

私の出番は、6番目。
2012年9月25日(火)予定です。
項目は、以下の3点です。
  • 錦町区画整理地域内における、本来は即時に改修工事が必要であるにもかかわらず、二重投資になるという理由で工事実施が留保されている案件について

道路の改修、排水の側溝の改修など、本来、即時に必要があれば工事を行うべきです。
ところが、区画整理区域内で、これから対象となる地域については、区画整理工事の際に一旦全てを更地にするために、今、改修工事を行ったとすると、二重投資(二重に工事をすること)になってしまいます。

そのために、本来必要な工事なのに留保されてしまっているものが、多々あり、住民は不便を強いられています。

錦町区画整理については、今のペースだとあと22年かかるという見込みがある中で、結果として二重投資となるとしても、必要な工事は直ぐにやっていこう、と主張致します。



  • 蕨市の将来イメージ、近隣市との自治体間競争への認識について
日本共産党籍を持つ共産主義者の頼高英雄市長は公約において、市の将来像を「にぎわいと活力ある蕨」と謳っていますが、これは曖昧です。
頼高市長が抱く市の将来理想像を、具体的な数値目標を交えて、近隣市との比較という視点を盛り込んで、明るみに致します。
その上で、私たち保守系会派 新生会との対立軸、争点を明確化していきます。
  • 本市内の特定失踪者問題について

実は、最近調べていて知った事実なのですが、蕨市にも特定失踪者がいます。

特定失踪者とは、「北朝鮮による拉致の可能性が排除できない失踪者」のことです。
捜査の状況を確認しつつ、北朝鮮による拉致問題解決に向けて、対策の提案を行います。

「いわゆる従軍慰安婦問題なるものは存在しない!」と皆で声を上げよう。

従軍慰安婦は職業的な売春婦である。
いわゆる従軍慰安婦問題の文脈においては、「大東亜戦争中の我が国の従軍慰安婦は、本人の意志に反して軍が組織的に強制的に徴用した性奴隷」として説明されているが、これは歴史捏造に基づく虚偽である。
(親に売られたなどの理由により、本人の意志に反した不幸なケースも存在するが、我が国が強制的に徴用したわけではない。)
従って、いわゆる従軍慰安婦問題なるものは、存在しない。




日経新聞: 従軍慰安婦問題 米国でも強まる「対日不信」 編集委員 春原剛 2012/9/12 7:00
こちらの記事における「米国内では慰安婦問題に対する日本の姿勢に不満」は、韓国による国際社会に対するロビー活動が成功を収めつつあることを示しています。



我が国は、国益と父祖の名誉を守るために、以下を強く国際社会に対してアピールしていく必要があります。
予算を取って、ロビー活動をすることも必要。

  • 従軍慰安婦は職業的な売春婦であること。
  • いわゆる従軍慰安婦問題なるものは、歴史捏造に基づく虚偽であって、存在しないこと。
  • 日韓基本条約(1965年)において、両国間の諸問題は完全かつ最終的に解決されていること。




※ご参考:財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定

第2条
両締約国は、両締約国及びその国民(法人含む)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が、完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する。




我々は穏やかで誇り高い民族であり、我々の父祖が極悪非道なことを行うはずがありません。

国益と我々の父祖の名誉を守るために、一人ひとりが正しい歴史と国際法の知識を身につけた上で、声を上げる必要があると思います。

この種の問題は、とても取り扱いにくい上に、国政マターなので一地方議員には直接的には関係なく、取り上げることによる個人的不利益も予想されるのですが、私も自分なりのフィールドで国益と父祖の名誉を守るために尽力していきたいと思います。




【2012/9/14 16:08追記】
上記歴史認識については、蕨市議会議員 保谷武(ほやたけし)の個人的見解であり、蕨市議会または蕨市議会保守系会派新生会の見解とは無関係です。

郷町会の敬老会

昨日2012年9月9日(日)、蕨市西公民館におきまして、郷町会の敬老会がございました。

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元気なお年寄りが増えております。
喜ばしいことですね。
敬老会の対象は70歳以上です。
ご参加者数は、なんと144名で、昨対28名もの増加です。
皆さんお元気ですね。
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卒寿(90歳以上)の方も何人もいらっしゃいました。
春山町会長より、記念品の贈呈。
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三線の演奏です。
涙そうそう~♪
晴れ渡ーる日も、雨の日ーも♪
町会の関係者の皆様、お疲れ様でした。

【蕨市議会】平成23年度 蕨市立病院事業会計 決算

こちらの議案質疑は、私が行ったものではなく、会派幹事長に代表質疑という形でやってもらいました。

ですので、議事録には私の名前は載っていません。
一般会計からの繰入の内訳と算出根拠
市立病院は、公営企業会計というルールで決算を行なっています。
一般会計と異なり、PSとBLが存在するので、多少は民間企業の会計に近いといえば近いのですが、よく分からない概念が「一般会計からの繰入」というものです。
※ 市の会計は、
一般会計(土木、教育、民生・・・など市の行政の中心となる部分)
特別会計(国保、介護保険、区画整理など)
公営企業会計(市立病院事業、水道事業)
から成り立っています。
「一般会計 – 特別会計・公営企業会計」の関係は、
民間企業でいうと「親会社 – 子会社」に近いのではないかと思います。
一般会計からの繰入って何?
お金の流れとしては、
一般会計 → 市立病院事業会計
となっています。
一般会計側からみたら「繰出」であり、市立病院事業会計側からみたら「繰入」となります。
この一般会計からの繰入を、民間企業でいうところの親会社から子会社へのお金の流れとして解釈すると、訳が分からなくなります。
民間企業において、親会社から子会社にお金が流れているとすれば、以下の2つのパターンしかあり得ません。
①増資
 資本金になる。つまり、BSに資本として載る。
②借入金
 長期借入金または短期借入金として、BSに負債として乗る。
 (逆に、親会社側からみれば貸付金。)
 要するに借金です。いつかは返済しなくてはならない。親子間といえど利子が発生する。
 もしくは、どこかのタイミングでデット・エクイティ・スワップするという手もある。(増資して資本に組み入れる、つまり①パターンに切り替える)
では、一般会計からの繰入は、増資なのか?借入金なのか?
これ、正直、恥ずかしながら未だによく理解できていないんですけど、単に「もらった」という扱いになるようです。
つまり、PLに売上として載ります。
当然、単にもらっただけなので費用は発生しないので、利益率100%であり、同額が営業利益に上乗せされることになります。
一般会計からの繰入は、幾ら?
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ざっくり、毎年2億5千万くらいです。
従来、日本共産党籍を持つ共産主義者の頼高英雄市長は、
市立病院を黒字化した
ということを自らの業績として誇ってきました。
私たち 保守系会派 新生会では、
毎年2億5千万の一般会計からの繰入があり、これは赤字補填と同じであり、「黒転した」というのは数字のマジックに過ぎない。
と主張してきました。
そこで、この度の議案質疑では、この一般会計からの繰入の内訳と算出根拠について聞いたわけです。
担当者から聞いたところによると、この
・緊急医療負担金
・企業債利息負担金
・子ども手当補助金
・院内保育所運営費負担金
4つの金額は、
国が定める繰出基準というものがあり、それによって自動的に算出されるものなのだそうです。
しかも、蕨市の場合は、苦しい財政事情のために、満額ではなく、減額されてしまっているとのこと。本来であれは、2億5千万ではなく、もっともらえるそうです(本来満額ならもらえるはずの金額については、ご担当者からは聞きましたが、ざっくりした数字なので、ここに書くのは控えます)。減額された分は、未収金にはならず、そのままもらうのを諦めた、ということになっています。
つまり、一般会計からの赤字補填 という性格のものではない、ということになります。
民間経営の病院であればこのようなお金はもらえませんので、事業の継続性を検討する上で、あるいはデューデリを行う際には、この一般会計からの繰入は除いて計算し直す必要があります。
22年度決算では8,713万の黒字、21年度決算では2,490万の黒字でした。
民間企業ならばもらえるはずもなく、公営企業だからこそもらえる一般会計からの繰入 2億5千万円があるからこそ、公営企業会計上は黒字になった訳ですが、仮に市立病院が民間企業であったならば赤字であったということになります。
しかしながら、私たち新生会の「病院事業会計を意図的に良く見せようとするために頼高市長は、一般会計から赤字補填をして、数字の操作をしている」という批判も、的外れであったということになります。
この点については、私見ですが申し訳なく思います。

【蕨市議会】平成23年度 蕨市 一般会計 決算 歳入②

からの続きです。)

滞納繰越分の徴収率が高過ぎることの指摘

世の中には税金を意図して支払わない人や、やむを得ぬ理由によって(手元にお金がないなど)支払えない人がいます。
期限を過ぎても納税してもらえなかった分を滞納と言い、これは市自身の努力によって徴収する必要があります。
商内をやっている人なら分かりますが、債権回収というのは、本当に大変で、精神的に消耗する辛い仕事です。
滞納繰越分の徴収額は、あらかじめ年度予算が決まっています。
言わばこれは、滞納分の徴収の目標額です。
予算(目標)に対して、収入済額(結果)が大き過ぎることを指摘しました。
それぞれの数値の差は、以下です。
23年度
市民税 +17.9%
固定資産税 +27.1%
都市計画税 +27.5%


22年度においては、
市民税 +29.1%
固定資産税 +41.4%
都市計画税 +41.4%


参考値として、国保においても、以下のような差がありました。
(国民健康保険特別会計 一般被保険者国民健康保険税 医療給付費分 滞納繰越分の、予算に対する収入済額の差)
23年度 +17.0%
22年度 +32.6%
まず、滞納分の徴収という、とても大変で辛い仕事を粛々と執行し、目標を達成した現場スタッフと市長の努力には敬意を表したいと思います。
その上で、
これだけ目標と結果に差があるのはおかしいのではないか?
そもそも目標値が低過ぎるのではないか。
日本共産党籍を持つ、コミュニストの頼高英雄市長は、公約において、
・市の滞納債権回収の体制強化と収納率向上
を挙げておられます。
この公約はもっともなことであり、市長として当然の努力だと思いますが、そもそもの目標値が不適正に低過ぎるのであれば、達成は容易に出来ることになります。
もっと適正な目標値を定めるようにと要望しました。
但し、これらの目標値は、予算という形で、市長が編成したものを議会が承認していますので、議会にも責任があります。25年度予算においては、適正な目標値を設定するように求めていきたいと思います。

【蕨市議会】平成23年度 蕨市 一般会計 決算 歳入①

先のエントリで述べたように、昨日2012年9月6日(木)に開かれた蕨市議会9月定例会において、平成23年度(2011年度)決算認定の議案質疑がありました。

私 ほやたけし(保谷武)は、一般会計 歳入について議案質疑を行いましたので、ご説明します。
税収のトレンドと、今後税収をどうしていくのか市(市長)の意志の確認
歳入は、自主財源と依存財源に大別できます。
自主財源のほとんどは、市税の税収です。
依存財源は、地方交付税、国庫支出金、市債など、外部から入ってくるお金です。
23年度は、歳入全体(=歳出全体)で225億。
内、市税は110億でした。
なお、地方交付税が17億、国庫支出金(補助金など)が36億、市債(借金)が13億です。
市税は、ざっくり大きく3種類に分けられます。
これらの税率は、国の法律レベルで決まっているので、市が勝手に動かすことは出来ません。
・市民税 個人分
 市内の個人の所得(稼いだ金額)に課税される。
・市民税 法人分
 市内の会社の所得(稼いだ金額。売上ではなく利益)に課税される。
・固定資産税、都市計画税(固都税)
 市内の土地と建物の価値に対して課税される。
まず、これらの今後のトレンド見込みについて確認しました。
・市民税 個人分のトレンド見込み
景気が悪いので、一人当たり所得は減っている。
人口は、直近の数字だと+2%の微増らしい。
しかし、wikipediaによると、1970年の77,225人(それ以前のデータはこのページには書いていない)。蕨市webサイトによると本年2012年9月現在で72,270人なので、長期的には減少しているとも言える。
他方で、高齢化は進んでいる、すなわち若い働き手の比率は減っていく。
トレンド見込みとしては、減少していくことが予想出来る。
・市民税 法人分のトレンド見込み
景気が悪いので、市内企業の利益額は減っている。
本市は空き地がないので、外から企業を誘致するというのは物理的に難しい。(駅前にどかーんと高層のインテリジェントオフィスビルを造るとか・・・出来なくもないけど)
また、余談だが、自治体によるベンチャー育


【蕨市議会】平成23年度蕨市決算について審議しています。

ただ今、蕨市議会2012年9月定例会が開かれております。

9月議会は、決算認定が行われます。
2011年度(平成23年度)分の決算がまとまって、市執行部が議会に報告します。議会はそれを精査して、認定するかどうか判断します。
適切に行政事務が行われたのかどうかをチェックすることは議会の重要な役割の一つです。
「認めるか、認めないか」といっても、既に終わってしまった過去のことですから、お金の出入りを元に戻すことは出来ません。もしも「認めない」という結論に至った場合は、それは議会の市長に対する不信任ということとなります。
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決算書というのが、けっこう分厚くて、こんな分量になります。
これを、だいたい2週間くらい前に受け取りました。
自治体の会計というのは、民間企業の会計とは別モノなので、読み解くのはけっこう大変です。
私が所属している保守系会派 新生会は8人の議員が所属していますが、決算書の精査は、分野ごとに役割分担して行うわけではなく、各議員がバラバラに行っています。
各議員のアウトプットをマージして、一人の議員が代表質疑を行うルールとなっています。
蕨市の市議会議員は、秘書やアシスタントを雇える状況ではないので、この作業は、一人で行うことになります。
ということで、まあ正直、限られた時間の中で、決算書の全部を得心が行くまで調べ尽くすことは不可能です。
今回、私ほやたけし(保谷武)は、
・一般会計 歳入
・市立病院事業会計
を取り上げて精査しました。
一般会計については、昨日2012年9月6日(木)、議会において登壇して質疑を行いました。
市立病院会計については、会派幹事長の比企議員が代表質疑を行いました。
上記2つについて、エントリを分けてご説明します。