わらび市議会だより2013年12月号がリリースされています。

ぽかぽか陽気が続きますね。

蕨市議会では、本日2013年11月29日(土)、12月定例会の本会議において議案質疑が行われました。

 

さて、蕨市議会だより12月号がリリースされております。
私の、9月定例会における一般質問のやりとりも掲載されております。
(スペースの都合上、一部のみ取り上げられています。)

201311_市議会だより

(写真はクリックすると拡大します。)

尚、市議会だよりの全文はこちらで見られます。
→ http://warabi.gijiroku.com/gikai/g07_Koho.asp


学歴ロンダリング

実は、2012年4月から気まぐれに放送大学に学士入学(3年次相当に編入)してました。
webで映像または音声の講座を見ることができる仕組みになっています。

半期ごとに2つ3つくらいずつ講座を取っていたのですが、これがすごくつまらなくてダルい。

先生は、映像の中でずっと下を向いて原稿を棒読みしてるだけ、という人がほとんど。あんなの見るくらいなら自分で本読んでる方がマシだ。
テストは、選択式の暗記力を問うひっかけ問題ばかり。今どきあんなくだらない試験問題作る先生が大学にいるとは驚きだ。

そんなわけで、もうこのまま辞めてしまおうかと。
申請した受講講座当たりに課金されるし(年会費とかはかからない)、美術館とか学割効くのでこのまま学籍は残しておくつもりですが、満期除籍(8年くらい?)ということになると思います。

ということで、私の最終学歴は放送大学中退になる予定です⊂(^ω^)⊃


中共の「抗日戦争」歴史教育

先週のタフな北京出張の合間に、前から行きたかった、盧溝橋と、その近くにある抗日戦争記念館に行ってきた。

市内からちょっと離れているので、今まで行く機会がなかったけど、いつの間にか地下鉄14号線という新路線が開業していて(5月に出来たらしい)、電車で行けるようになったので。

 

(以下、すべての写真はクリックすると拡大します)

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入場無料。
日本語の音声ガイドを有料で借りられる。
展示物の説明には、中文の他、英語と日本語も付いている。

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ロビーではなんかTVドラマの撮影やってた。

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「偉大な勝利
中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争の勝利を記念する大型テーマ展覧」
と書いてある。

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中共においては、「抗日戦争」は、「世界反ファシズム戦争」の一部として含まれている、と定義されている。

中華思想臭がしますね。

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「七七事変」というのは、盧溝橋事件のこと。

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「南京大虐殺」、「死者30万人」だって。

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「韓国だけじゃない、うちもいわゆる日本軍従軍慰安婦の被害者です」

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我が帝国海軍航空隊による真珠湾攻撃により、「太平洋戦争」勃発。

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連合国 = 「世界反ファシズム統一戦線」と定義されている。

当時、連合国の一員だったのは国民党政権(現:台湾の一政党)であって、中国共産党は政権を握っていなかった訳だが、この前の部分で、国共合作について解説してあり、何となく「国民党政権と中国共産党は当時は仲間だった」的な雰囲気になっている。

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「抗日戦争の勝利」 = 「中華民族による反ファシズム戦争への大きな貢献」と解釈されている。

「自らがより大きなものに含まれることとなり、その大きなもの=自らとなる」という考え方は中華思想そのものです。

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「日本投降」。

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靖国神社に合祀されている、いわゆるA級戦犯についての解説。

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柱にパネルを後からくっつけて作ってある。
日本語音声ガイドの説明によると、2001年 小泉純一郎元首相による靖国参拝のときに作ったようだ。

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ニュルンベルク裁判、東京裁判について「正義の審判」である、としています。

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村山富市は「いい人」扱いされている。

 

 

そして、記念館を出て、すぐ近くの盧溝橋へ。

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今は、交通路としては使われておらず、観光の公園となっている。
入場料を払って中に入る。

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綺麗な橋。
20年前に改修したらしい。

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敷石に刻まれた溝がすごい。
馬車とか戦車がたくさんこの上を走ったのかな?

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「七七事変の英雄の橋!」と書いてある。


中共の少数民族政策

先週、(議員業ではなく、本業の)出張で、8ヶ月ぶりに北京に行ってきた。
仕事の合間に、ちょうど3週間前にウイグル人過激派がテロった天安門を見てきた。

APF BBNews : イスラム武装組織、「天安門広場の車突入は聖戦」 追加攻撃も予告
大艦巨砲主義! : イスラム武装組織 「中国・天安門広場の車突入は聖戦」 追加攻撃も予告

ここらの記事中の写真を見ると、クルマが突っ込んで炎上したのは、毛沢東の絵の右側の「世界人民大団結万歳」の前辺りらしい。

2013/11 北京

今はもう炎上した跡形もない。
観光客も普通。

2013/11 北京

警備も普通。
特に厳しくなってるわけではない感じ。
手荷物を開けての目視検査+X線検査は、元々行われていたものだし、北京では地下鉄の入り口でも必ずやってる程度のよくあるもの。

2013/11 北京

警備の警察官の数も普通。
むしろ、以前より少なくなったかも?

2013/11 北京

中国語分からないけど、「大気汚染は、一人ひとりみんなに責任がある」って感じでしょうか。
笑ちゃいますね。

2013/11 北京

早朝の王府井。

2013/11 北京

それにしても北京の街中は、昔と比べると驚くほど綺麗になった。
大通りはゴミなんて落ちてない。

同じように、「道路が綺麗になった」というのと同じ意味合いで、女性も綺麗になった。

2013/11 北京

PM2.5を体験するのを楽しみにしていたのだが、今回も空気は澄んだ冬の青い空で、遭遇できず。

 

中共の少数民族政策を継続ウォッチすることにより見えてくるもの

漢民族が圧倒的多数を占める多民族国家:China・中国・シナにおいて、 今現状の中共政権は、少数民族居住地域を言うならば、「国内植民地」のように扱っている。
その統治方法は、昔ながらのコロニアリズムそのもので、建前上は民族自治を認めつつも、漢民族の入植を進めて、政治と経済の要所を抑え続けるというもの。
同化政策は取っていない。
独立や自治拡大の動きは暴力で抑える。

China・中国・シナは、いずれ長期的には、共産主義を放棄して民主的な連邦制にソフトランディングする可能性がある。
(そのとき中共政権がどうなるのかは分からないが、一党独裁を放棄して多党制となり、数多く在る政党の一つとして生き残る、というシナリオが順当かと思う。国号も変更することになるだろうね。)

そうなったら、我が国としては、現今の同盟国との同盟関係を見直すシナリオすら視野に入れなくてはならない可能性も出てこざるを得ない。

そのためにはおそらく新しい民主的な教育を受けた世代が主流を占める、世代交代が必要で、たぶん50年とか100年かかると思うけど。
私が生きてるうちはあり得ないと思うけど。

いずれにしても、ソフトランディングするためには少数民族政策を穏やかなものに移行していかなくてはならないはず。
少数民族政策は、経済政策や政界人事と異なり、利権がまったく絡んでいない。
なので、中共政権の変化をウォッチするためには、少数民族政策を注視し続けることが最適なのです。

 

(おまけの写真)
2009年7月 ウイグル騒乱の9ヶ月後の2010年4月に新疆ウイグル自治区を訪れた時のもの。

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カシュガル市内を低速で示威パトロールする軍のトラック。
荷台には防護盾を立てた兵士が見える。
ぐるぐる市内を走り回ってた。

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ウルムチ市内のウイグル人街を隊列を組んでパトロールする兵士。
練度は低そう。

ウルムチ解放南路(ウイグル人街)の路上市場

ウルムチ市内の解放南路というウイグル人街の夜。
漢民族はまったく歩いていなかった。


【蕨市議会】2013年12月定例会が始まりました。

本日2013年11月27日(水)、蕨市議会の12月定例会が始まりました。
会期は12月17日(火)までです。

初日である開会日のハイライトは市長報告です。
今回は、特に目玉となるものや新しい話題はございませんでした。

こちらに載ってます。→ http://www.city.warabi.saitama.jp/hp/page000008900/hpg000008830.htm

今日のところは、他には議案の説明など。
ほぼ予定通りのセレモニーであり、1時間ちょっとで終わりました。

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(昨日の蕨市役所)


田中良生代議士後援会クラブリンクスの忘年会がありました。

昨日2013年11月26日(火)、蕨駅前のメキシコメシ屋ロスボラチョスにおいて、田中良生代議士(自民党)/経済産業大臣政務官の後援会の一つであるクラブリンクスの忘年会がございました。

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ちょうど秘密保護法の衆議院本会議における採決が夜に行われたために、代議士ご本人は遅れて参加となりました。

私個人的には、今年の忘年会第一弾でございました。

関係者の皆様、お疲れ様でした。


秘密保護法案の強行採決に考える。

さて、ぽかぽか陽気の本日2013年11月26日(火)、自公政権は、秘密保護法案を衆議院の安全保障特別委員会において強行採決を実施し、可決されました。

日経:秘密保護法案を衆院委可決 第三者機関に首相意欲

自、公、みんなが賛成。
維新は退席。
民主、日共は反対。

衆議院における付託された委員会で可決されたので、次なるプロセスとしては衆議院本会議で可決、さらに参議院でも同様に委員会で可決→本会議で可決されれば、法案は成立することになります。

 

先のエントリ「2013/11/21 特定秘密保護法の件」で述べたように、私は、この法律は、国を守るために必要なものだと思います。

しかしながら、どれほど詭弁を弄しても、今回のプロセスは十分な議論が尽くされたとは言いがたい。とても残念に思います。

 

民主制の本質は、多数決ではない。

「民主主義なんだから、多数決で決めればいいんだ!」、「選挙で自公が勝って圧倒的多数を占めているのだから、自公政権は好きなように法律を作れるんだ!」という意見を持っている人がいますが、これは間違っています。

民主制の本質は、多数決ではありません。
時の政権が、数を頼みに少数意見を押し潰して、自分の考えを強引に通そうとするのは間違っています。それはまさに天に唾する行為であって、民主制が続く以上は、いずれ歴史の裁きを受けることになるでしょう。

 

民主制の本質は、徹底的に議論すること。

少数意見を尊重し、徹底的に議論すること。ギリギリまで意見のすり合わせを行って、それでも譲り合えない部分がある場合は多数決で決める、これが民主制のあるべき意思決定プロセスだと考えます。

よく誤解している人が多いのですが、多数派だからといって多数決で好きなことを決めていいわけではありません。

 

民主制は、本質的に矛盾を抱えている。それを解決するのが人の叡智と努力。

少数意見の尊重、徹底的な議論 ←→ 最終的には多数決

この2つは本質的に矛盾しているのです。
100%全員が完璧に納得することはあり得ないのです。

最終的な落とし所をどこに持っていくか?
これを解決するのが、人の叡智と努力です。
歴史という学問は、先人の叡智と努力のケーススタディを学ぶために存在するのです。