蕨市議会2014年6月定例会の議案説明を受けました。

本日2014年5月21日(水)、市執行部より、市議会の中の私が所属している保守系会派:新生会は、来る6月定例会に市執行部が提出予定の議案に関する説明を受けました。

このような議案説明会は、蕨市においては、慣習的に会派ごとに行われています。
(自治体によっては、議員全員まとめて行うところもあるようですね)

内容には、それほど大きく紛糾しそうなものはありませんでした。

・上位の法が改正されたことに伴い、下位の市条例の改正が必要なものが何件か。
例えば、
国の地方税法が改正 → 蕨市の蕨市税条例を今回改正する
国の消防法施行令が改正 → 蕨市の蕨市火災予防条例を改正
国の消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令が改正 → 蕨市の蕨市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例を改正

・蕨市の中期経営計画に相当する「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンを策定するための審議会を廃止する条例
もう既に策定し終えて、審議会としての役割を終えたためです。

・市の奨学基金に寄附があったため、基金総額の変更をする条例

・本年度(2014年度)予算の補正予算案
塚越に来春(2015年4月)サービスイン予定の認可保育園:けやきの森保育園蕨園の、土地調査及び地盤改良に関する県からの補助金を受けられることが確定したことに伴う増額補正。
北町に来春(2015年4月)サービスイン予定の認可保育園:ニチイキッズ蕨きたまち保育園に係る補助金の新設

 

 

北町に民間認可保育園が新設される情報は初めて聞きました。

(株)ニチイ学館による、ニチイキッズ蕨きたまち保育園です。

住所:蕨市北町1-19
(コスモスペースの前の駐車場の半分)

定員:66人(0歳児:6人、1-5歳児:12人ずつ)の中規模
参考:蕨市の認可保育園リスト

ニチイ学館(東証:9792)は、医療事務受託、介護、人材派遣の大手です。

ニチイ学館の保育事業に関しては、以下の日経の記事が詳しく分析しています。
日経:ニチイ学館の保育事業拡大、カギはCOCO
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/editors.aspx?g=DGXNASGD06008_06032014000000

2003年に参入し、
現状:
88保育施設
3Q分の売上11億(会社全体の売上の1%)、営業損失4.56億(赤字)

今後:
1年間で62ヶ所新規開設し、積極拡大に出るとのこと。
日経の記事では、グループ傘下の子供向け英会話塾「COCO塾」との連携がキモであろうと分析しています。
認可保育園の保育サービス内で、英会話を子供に教える試みを始めているようです。
認可保育園の保育料は自治体が決めていて一律なので、このような付加サービスを実施しても追加的に保育料を取れる訳ではありません。
英会話保育サービスは単体で利益を生むものではありませんが、COCO塾のブランディングと保育園卒園後にそのままCOCO塾に進級してもらう、グループ内の送客支援(プロモーション支援)によって回収していく収益モデルかと思われます。


提督机に空母赤城が配属されました。
一航戦赤城、出ます!