蕨ロータリークラブ例会「埼玉県の災害対策」に参加しました。

昨日2014年8月26日(火)、蕨ロータリークラブの例会がございました。

テーマは、「埼玉県の災害対策などについて」ということで、
県危機管理防災部の方をお呼びしての出前講座を聞きました。

危機管理といってもいろいろありますが、今回の話は、地震が中心でした。

地震については、既に大災害の発生可能性の高さについてはほとんど100%認知されていますが、逆にそのために慣れ切ってしまっているきらいがあります。

自助-共助-公助!と叫ばれ、3日分の飲料水と食べ物は自分で用意しましょう、とよく言われますが、実際に3日分用意している家庭は、意外と少ないのじゃないでしょうか?

かく言う私も、3日分はかろうじてあるか、ないか?
部屋中に散らばっている、会議でもらったまま開栓せずに持ち帰ってきたペットボトルのお茶、レース中に走りながら摂取するための高カロリー行動食であるパワージェルやカーボショッツ、キャンプ用のレトルトカレーやパスタ麺などをかき集めれば3日間くらいは生き延びられそうですが、火事で部屋が燃えたら、終わりですね。

 

神戸市消防局:
初動では、救助の要請があっても全リソースを消火活動に振り向ける方針

話の中で面白かったのは、この話。
阪神淡路大震災の教訓から、このような方針であり、住民にも周知しているそうです。

つまり、極端な状況を想定すると、目の前で生き埋めになって助けを求めている人がいたとしても、消防車は素通りして、消火活動に向かう、ということです。

火事を消せば、10人の命が救えるかもしれない、100人の命が救えるかもしれない。
目の前で生き埋めになっている1人を助けるよりも、火事を消して10人あるいは100人を助けることを優先するべき、という至ってシンプルな発想です。

限られたリソースの中で、被害を最小化するべき、という原則は、危機管理上、当然の発想です。しかしながら、実際の極限状態で、ガレキに埋もれて血を流して今にも死にそうな声で助けを求めている人の目の前を素通りすることが、まともな感覚の人間に出来るものなのかどうか。

神戸市消防局は、それをやる!と決意している訳です。


本日、提督机に金剛型高速戦艦一番艦 金剛が配属されました。
バアアアアニングゥ!ラアアアアブ!!