ミス織姫の髪型に関する考察

さて、こちらの写真は、蕨市内の中仙道商店街にて過日開催された、宿場祭りのポスターである。
にっこりほほ笑む女の子は、毎年、その年に二十歳を迎える女子の中から選ばれるミス織姫だ。
宿場祭りにおいては、祭りのハイライトとして仮装大名行列が中山道を練り歩く。
行列の中で、当年度の小町と前年度の小町は、当時の町娘に扮する。
当年度の小町は、いわば主役級なので、プロの手によるばっちりメイクで、当時の町娘の髪型(?)に髪を結い上げて登場する。その後ろに従って手を振っている昨年度の小町にはそこまでの予算はつかないらしく、綺麗な着物は着ているものの、メイクと髪型は自分の手でやっているようで、成年式でよく見かけるような、今風の髪型である。
それで、毎年思うのだが、毎年、明らかに、前年度の小町の方がかわいらしいんだよね。
その謎を考察したのだが、結論として、
美的価値観が現代と異なる、この江戸時代の町娘(?)の髪型は、現代の日本人の女の子には似合わないのだ、ということになりました。