蕨市議会 2016年3月定例会の一般質問(1) わらびりんご公園の環境整備・改修について

ただ今、蕨市議会の2016年3月定例議会が行われているわけですが、昨日、2016年3月17日に、私の一般質問(各議員が、持ち時間の範囲で、行政側に対して質問をする形で、好き勝手なことをしゃべれる仕組み)がございました。

3題を取り上げたのですが、順番に説明してまいります。


1つ目は、掲題の通り「わらびりんご公園の環境整備・改修について」でした。

毎回、3~5題のうちの1つは、地元ネタを織り込むようにしています。

↓前回の2015年12月定例会では、富士見公園(野球場)を取り上げましたが、今回はわらびりんご公園です。

hoya_t blog 2015/12/8 : 蕨市議会 2015年12月定例会の一般質問

 

公園は、使っていくうちに設備が壊れたり劣化したりしますので、日々のメンテナンス、絶えざる改修、改善が必要です。

また、平成22年度にオープンしたこの公園は、オープン前に地元の人たちを交えて何度も議論を重ねて詳細を詰めていったそうですが、リリースした後は、やはり「追加であそこをああしたい」、「ここが問題なので、こうしたい」というような意見が出てくるものですね。

 

要望については、地元の方々の意見を集約して、合計3件申し上げました。

 

201602 わらびりんご公園

公園敷地の東側角と、西側角に2箇所ある、駐輪場です。
せいぜい10台くらいの小さなものです。

頭から突っ込んで停める仕組みになっています。

駐輪場の横面には、緑と白のパイプが常設されています。
奥面には、何もありません。

心ない人が、この奥面から公園中央部へと出入りするために、植え込みが荒らされてしまっています。

地元の方々が、トラロープを張るなどの対策を施しているのですが、効果はありません。

新規にパイプを設置するなどの対策を講じて欲しいと思います。

 

 

201602 わらびりんご公園

2点目は、公園中央部の築山・小山の表土、表面についてです。

小山の北半分はコンクリート製スロープとなっていて、南半分の土部分に芝生が植えてあります。

子どもが走り回ることによって、南半分の土部分の表土が剥げてきています。周囲の人家に向かって風で土が吹き飛ぶことがしばしばあります。風が強い日は洗濯物を干せない、という家もあるようです。

また、コンクリート製スロープと土部分の境界に、表土が剥げることによって段差ができてしまい、遊び回る子どもたちにとって危険です。

201602 わらびりんご公園

その上、小山の表面は不規則に表土が剥げているために、ボコボコの穴ができてしまっています。

今までにも何度か、土を盛るなどしてメンテナンスしているのですが、まあ、子どもに走り回るなとも立入禁止とも言えないし、仕方がないですね。

時々補修することが必須です。

 

3点目としては、公園全面の芝生を侵食している、雑草のシロツメ草対策です。

シロツメ草は見た目はきれいですが、芝生を駆逐して繁殖してしまうので、要するに雑草なのです。地元の方々が、いろいろな除草剤を試してみたらしいのですが、芝生には効かずにシロツメ草にだけ効果がある除草剤というものもなかんかあ見つからず、苦労しているようです。

おそらく、わらびりんご公園だけではなく、全国津々浦々の公園で、同じようにシロツメ草の繁殖に苦労しているのではないでしょうか。

 

1つ目と2つ目については、来年度(28年度)予算で取り組んでもらえるみたいです。


0206台南大地震の倒壊ビル現場

先日、2016年2月6日に台南において、大地震が発生した。

ハフポスト 2016/2/6 : 台湾南部で大地震、台南市では7つのビルが崩壊などの被害

報道によると、一つのビルが完全に横倒しになった他、複数のビルが傾いてしまったらしい。

 

倒壊したビルの現場映像は、ドローンで撮った、↓これが状況が分かりやすい。

youtube : 台南市永康區, 永大路上維冠金龍大樓倒蹋空拍現場怵目驚心
(embed無効になっている)

 

3月定例議会開会中の忙しい折りではあるのだが、年頭に、今年のテーマを「防災」と定めたので、先日2016年3月8日に、0206台南大地震の倒壊ビル現場を見に行ってきた(私費)。

 

倒壊したビル、維冠金龍大樓は、台南駅からバスと歩きで30分くらい。
台南に行くのは4,5年ぶりくらいかな?

地震発災からちょうど一ヶ月のタイミングだったが、市内一面が瓦礫の山・・・なんてことは全く無く、市内はすっかり平常通りの生活に戻っているようだった。

20160309 台南大地震 ビル倒壊現場

維冠金龍大樓 跡地。

すっかり整地されていた。

三陸の東日本大震災の現場は、規模が大き過ぎて片付けるのがたいへんだったという物理的な事情もあるが、震災遺構を残そう派と、辛い思い出だから早く撤去したい派で意見がまとまらずに、被災現場が数年間放置されていたような場所も多かったが、この地では、事情が違うみたい。

何か落としものを探すかのように、下を向いて延々と歩きまわっているご婦人の姿に、胸が締め付けられる思いが致しました。

20160309 台南大地震 ビル倒壊現場

被害に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

20160309 台南大地震 ビル倒壊現場

3月5日には、大規模な追悼法要が行われたようです。

20160309 台南大地震 ビル倒壊現場

この記事の上の方で紹介したyoutubeのムービーを見れば分かるように、倒壊したビルは、横倒しになってすぐ横の幹線道路の上に覆いかぶさり、更に道路の向かい側の敷地(googleストビューの画像によると、平屋建てのメシ屋と中古車販売店があったようだ)にまでのしかかるようにして倒れていた。

ここは、その、幹線道路挟んで向かい側の敷地。

既に調査の類は終わっているようで、瓦礫の撤去作業が行われていた。

 

当地の報道によると、倒壊したビルは、手抜き工事によって構造上の問題があった、例外的な事例らしい。

建物の耐震基準と設定と、その普及の度合いについては、我が国の方が遥かに進んでいる。

 

台灣は時々大地震が起こるが、津波の心配はまったくないみたい。

尋ねてみても「ん?津波?そう言えばどうだったっけ?」みたいな反応が返って来て拍子抜けした。