【蕨市議会】3月定例議会のスケジュール

定例議会は、年に4回あります。
3,6,9,12月です。
3月定例会は、翌年度予算案を決めるので、最も重要です。
9月定例会は、前年度決算の認定を行います。

これは、地方議会はどこもほぼ同じだと思います。

 

さて、1ヶ月後から始まる、蕨市議会 平成30年度(2018年度)3月定例議会の流れを、下記にメモ。
為念、正式なスケジュールは、これから開催される議運で決まるので、以下はあくまでも予定(予想)です。

1月28日~ 各会派向けに予算案と提出条例案の説明会
2月20日 開会
2月27-28日 代表質問
3月1-18日 議案質疑、委員会審査、一般質問など
3月20日 閉会

 

 

代表質問とは、主に予算案について、各会派の代表者が質問を行い、行政当局が答弁をする仕組みのことです。

ここで言う「質問」とは、日常会話の中で使う意味での「何かを聞く、尋ねる」という概念とは全く異なります。
予算案について賛成なり反対なり、あるいはそれ以外なり、何らかの意思・考えを持って、その意志・考えを表明することを目的として、「何かを聞く、尋ねる」という形式をとるのが、議会における「質問」の本質です。

例えば、
仮に、「○☓案件、予算:1億円」という予算案の科目があったとします。
この科目について、「この1億円の内訳は何ですか?算出根拠は何ですか?」とただ聞く、尋ねるだけでは、議会における「質問」にはなりません。
議会における「質問」は、「我が会派は、○☓案件についての予算の増額を求めてきたところである。新年度予算案:1億円は不足である。」という考えを元にして「なぜ1億円にしたのか?我が会派の増額の要望についての当局の見解は?なぜ増額しないのか?」という言い方をすることになります。

 

予算案を決めることが、年間を通じて最も重要な議会の仕事であります。
従って、3月定例会の代表質問が、年間を通じての議会行事の中でのハイライトとなります。

 

現在の市長・議員の任期は、本年、平成31年(2019年)7月までであり、6月には選挙が行われることになっています。

今回の平成31年(2019年)3月定例会の予算案は、市長としても、任期の総仕上げとして、公約の中で未実現のものを余すことなく盛り込んだものを作ってくるでしょう。各議会会派も、これに対して、気合いを入れて臨むことになるでしょう。