蕨駅ホームドアを見学

本年、令和2年(2020年)2月29日より、JR蕨駅、京浜東北線ホームにて、ホームドアの運用が開始しました。

 

蕨駅では、3年前の1月に、盲導犬を連れた視覚障害者が誤ってホームから転落し、電車に轢かれて死亡するという、とても悲しい事故が発生しました。乗客の安全確保、合わせて、自殺予防のために、ホームへのホームドアの設置を、議会としても、行政当局からも、あらゆるチャネルを通じて呼びかけてきたとこです。

蕨駅をはじめとする、JR首都圏全駅ホームへのホームドア設置について

 

蕨駅ホームドアが2月29日から運用開始

 

 

個人的には、蕨市内の中でも埼京線生活圏に住んでいるため、また、このコロナ禍のために外出を極力自粛しているために、なかなか、京浜東北線の蕨駅を使う機会はありませんでした。

 

運用開始してから一ヶ月少々が経った本日、会派メンバ一同で見学に行く機会がありましたので、ようやく実物を見てきました。

202004 蕨駅ホームドア

「スマートホームドア」と呼ばれる、従来型の鉄板で覆われたタイプと比べると、設置費用が安価、かつ軽量なタイプです。

隙間がたくさんあるように見えるために、当初の設計段階では、従来型と比べると安全性が落ちるのではないか、と心配する意見もたくさんありました。

実際には、運用上の問題もなく、安全性が落ちるということもないようです。それぞれの部品の高さ・配置や配色は、考え尽くされた上で設計されています。

 

202004 蕨駅ホームドア

電車が止まり、電車側のドアが開くのと合わせて、ホームドアも横に開く仕組みです。

 

 

京浜東北線のホームドアはいち早く整って参りましたが、埼京線のホームドアは手つかずです。

 

ちょうど2週間前の、令和2年(2020年)3月19日には、まさに私の家からの最寄り駅でもあり、多くの蕨市民が日々乗り降りしている、埼京線北戸田駅にて、自殺事故がありました。

前述のように、ホームドアは、視覚障害者を含めた乗客の安全確保のみならず、自殺予防にも有効なのです(しかしながら、100%ではありません)。

 

全国の鉄道のホームに、できるだけ早くホームドアが設置されることを望みます。