昨日、令和2年(2020年)10月29日、私が所属している蕨市議会の保守系(自民党系)会派:令政クラブにて、来年度の予算要望書を、市長宛てに提出しました。
議会における最も重要なテーマは、主に税金という形で集めたお金を、どのように配分していくか、つまり予算を決めることです。
国と異なり、地方自治体の場合は、歳入をコントロール出来る余地はあまりありません。歳出が議論の的となります。
予算編成権、すなわち、予算案を作る権限は、市長(行政側)にあります。
(あくまでも、予算案を作る権限です。予算を決定する権限ではありません。)
議会は、市長が作った予算案を審査するという立場です。議会が、自分たちが思う通りに、好き勝手に予算案を作ることはできません。
議会は、予算案を認めるか(可決)、認めないか(否決)を話し合います。
議会が可決することによって、予算案は、正式な予算として決定することになります。
このような、絶妙なバランス、役割分担の下で、予算は作られていきます。
毎年、この時期から、次の年度の予算編成(予算案を作る)の作業が行政当局の内部で始まります。
これに先立って、議会の各会派は、「予算案をこのように作ってください」という予算要望書を市長宛てに提出するのです。