東京オリンピック:無観客・無選手で完全オンライン開催案

1年間延期された東京オリンピックについては、「今年、ほんとにできるのか?」と、巷で話題にならない日はありません。

ほんとに開催されるんですかね?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG218840R20C21A1000000

今朝の日経によると、決行するか、再延期するか、中止するか、その判断すべきポイント・オブ・ノーリターンは、3月の聖火リレー開始のタイミングなのだそうです。

 

中止の場合は、その費用負担どうするかとか、いろいろなレイヤーの課題があるのですが、現実的に、3月の時点で、夏の開催について自信をもってGoサインを出すことができるのかどうか?

 

 

まあ、私は分かりませんけど、ここで、無責任な立場で、新しいやり方を提案してみたいと思います。

 

ずばり、

無観客・無選手、完全オンラインのオリンピック

です。

 

 

 

菅首相「東京オリンピックはコロナに打ち勝った証しに」と決意 施政方針演説 – 毎日新聞

第204通常国会が18日召集された。菅義偉首相は同日午後の衆参両院本会議で施政方針演説に臨んだ。新型コロナウイルス対策に重点を置き、「一日も早く収束させる。この闘いの最前線に立ち、難局を乗り越えていく決意だ」と表明した。新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案について「罰則や支援に関して規定し、飲食店の時間短縮の実効性を高める。早期に国会に提出する」と述べた。 …

 

菅首相は、1月18日の市政方針演説で、「東京オリンピックはコロナに打ち勝った証に」と述べられました。

 

もし仮に、夏の時点で、タイミング的に、まだ人類がコロナに打ち勝っていないのだとしたら、これは、無理ですね。

 

そうであるならば、「東京オリンピックは、コロナと戦うための人類の連帯の証に」してはどうでしょうか。

 

それが史上初、そして(おそらく)史上最後のオンラインオリンピックです。

開会式、閉会式はオンライン開催。

球技、格闘技などの対戦モノは、もちろん無理なので、これは無し。

陸上、マラソン、水泳、トライアスロンなどの競技のみを、それぞれの国の選手が、それぞれの国で、同時に実施し、それらをオンラインで繋いで同時ネット中継して、世界中で応援してみてはどうでしょうか。

条件は同一ではないし、その記録は、あくまでも非公式なものであって、競技史上には残りません。

しかしながら、コロナと戦う人類の力強い灯火になるでしょう。


EV普及を推進するならば、エネルギー政策の大変革が必要

急速なEV普及の推進に懸念 自工会の豊田章男会長(共同通信) – Yahoo!ニュース

日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は17日、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す政府目標に関し「エネルギー政策の大変革なしにはできない」と強調した。電気自動車(EV)を急速に普及させても、電力供給や生産過程で二酸化炭素(CO2)が排出されると懸念を示した。オンラインで報道各社の取材に応じた。 …

Yahoo!ニュース(2020/12/17):急速なEV普及の推進に懸念 自工会の豊田章男会長(共同通信)

↑これ、ちょうど一ヶ月前のニュース記事です。

この時は、ざっと斜め読んで、まあ、そりゃそうだよな、当たり前やん、という感想を抱いただけで、そのまま読み飛ばしてしまいました。

 

 

そして、先ほど、この豊田章男さんの動画を改めて全部見てみたのですが、すごく面白いです、これ。一見の価値ありですよ。

数字を示しながら分かりやすく説明していて、アツい思いが伝わってきます。

やはりマスメディアの記事を読んでいるだけではダメだなー、一次情報を直接読みに行かないと、と改めて実感しました。

見出しの「懸念」という言葉は、この言葉の間違った使い方ではないのですが、ちょっとミスリードしやすく、不適切だと思いますね。

豊田社長は、「EV移行」について、「やらない方がいいかもと懸念、心配」しているわけではありません。

自工会は、全会一致で、EV移行にチャレンジすると決定しています。この点は、一点の曇りもありません。

 

「懸念、心配」しているのは、「EV化に伴い、国のエネルギー政策の大変革が必要になる。そのための議論も意思決定も為されていない」という点についてです。

 

 

EV化は、膨大な電力を必要とします。
今のままだと電力不足になります。
そして、現今の我が国は、言うまでもなく、天然資源のほとんどを輸入しています。

 

それでは、どうすればいいのか?

石炭、石油を火力発電所で燃やして作る電力は、CO2を排出します。
カーボンフリーを実現するためにクルマをEV化しても、石炭・石油をたくさん燃やすことになったら、CO2をたくさん排出することになってしまう、というパラドックスが生じてしまいます。

東日本大震災以来、ほとんどが止まったままの原発を再稼働するか?

再生可能エネルギー?まだまだ必要にして十分な量が確保できるレベルには至っていません。

 

 

豊田社長の言う「懸念」とは、EV化を進めるのであれば、これらの議論を整理して道筋をつけるべきだ、という指摘です。

 

 

さらに豊田社長は話を進めて、エネルギー政策については、とかく、ゼロサムな議論になりがちであり、そのような「対立をベースとした報道・議論を止めるべきである」と、世論や報道機関に対しても指摘しています。

例えば、エネルギー政策を考えるに当たって、原発再稼働を
「しない」=0
か、
「する」=100
かといったような議論は、止めるべきだ、ということです。

原発再稼働を巡る議論には、0か100かではなく、その中間にも様々な選択肢があるはずです。
例えば、
「再生可能エネルギーがベースロード電源をまかなえるようになるまでは、原発を再稼働し、然る後に廃止を目指す」
など。


ワクチン接種のこれからの課題

新型コロナウイルス対策の(おそらく)抜本策である、ワクチン接種については、我が国においても着々と準備が進められています。

 

昨年、令和2年(2020年)12月 蕨市定例議会においては、私も蕨市の準備状況、今後のスケジュール等について問い質したところでしたが、その頃はまだほとんど決まっておりませんでした。

 

新型コロナウイルスワクチンの住民接種は、国の全額費用負担にて、市町村が実施主体となって進められることが既に決まっております。

その後、蕨市においても、行政当局内部に、ワクチンの住民接種のための特設部署が置かれるなど、着々と準備が進められています。

 

<新型コロナ>ワクチン接種、一般県民は5月以降に 埼玉県が見方、2月下旬から先行して医療従事者へ(埼玉新聞) – Yahoo!ニュース

大野元裕知事は説明会の冒頭で「ワクチン接種体制を国、市町村と連携しながら迅速に進めていきたい」と述べた。 …

埼玉新聞の直近の報道によると、 埼玉県内においては、ワクチン接種のスケジュールは、

2月下旬から:医療従事者

5月以降:一般の埼玉県民

と、なりそうです。

 

 

着々と準備が進んでいる中で、医学的な面を除く、オペレーション面での今後の課題は、

・ワクチン接種を受けたがらない人に、いかに受けさせるか

ということです。

 

 

これはけっこう難しいかも。

予防接種には、必ず確率論的に副反応が発生します。

ましてや、新型コロナウイルス感染症ワクチンは、大急ぎで進められたため、おそらく、通常のワクチン開発のプロセスよりも手順を簡略化しているだろうと見なされています。
(医学的にそれが不十分だ、ということではなく、世間ではそのように見なされている、という意味で)

 

今後、「あなたのワクチン接種の順番が回ってきました。何月何日に、どこそこに来てください」というような通知文書が、市から送られてきて、それに従ってワクチン接種を順次受けていく、ということなるのだろうと思いますが、様子を見るために、接種を受けない人が多発するのではないかと思料します。

 

もちろん、こうなってしまっては、集団免疫はなかなか獲得出来ませんし、行政リソースを最大限効率的に稼働してワクチン住民接種を進めていくことも出来なくなってしまいます。

 

 

ワクチン接種を拒否する人に対してペナルティを課すことは出来ない。

そうであるならば、何らかのインセンティブを付与するか?

 

蕨市のワクチン接種推進事業の進捗を見守りながら、今後、必要があれば考えて提案して行きたいと思っています。


緊急事態宣言第2弾は、なぜ飲食業狙い撃ちなのか?

新型コロナウイルス第3波感染拡大に伴い、昨日、令和3年(2021年)1月7日より、1ヶ月間の一都三県に対する緊急事態宣言第2弾が発令されました。

第2弾の内容は、第1弾と異なり、飲食業への営業時短要請が中心となっています。
学校の休校や、県境とまたいでの移動は、要請されていません。
民間企業に対してはテレワークの要請がなされていますが、目標数値・時間帯などは設けられていません。

 

これは、飲食業への狙い撃ちのようにも見えます。
もちろん、飲食業の方々からは、「自分たちばかりが、なぜ営業時短しなくてはならないのか?」という不満の意見が出てきています。

 

なぜ、「飲食業だけ」なんでしょうね?

そこには、明確な根拠はあるのでしょうか?

 

 

この点について、かつてJCでともに活動した仲間の、衆議院議員の繁本護君が、分かりやすい解説をしています。

昨日の衆議院議員運営委員会では、松本洋平先生が自民党を代表して質問に立たれ、政府が飲食店を拡大防止対策の重点としたエビデンスについて問いました。

この点は重要な指摘です。なぜなら政府が飲食に対する時短要請と罰則をセットにする特措法の改正を…

繁本 護さんの投稿 2021年1月7日木曜日

 

引用すると、

12月~1月初の全国のクラスター発生のうち、
発生件数及び感染者数を施設別に分類すると、

>全体 クラスター807件、感染者数13,252人

>このうち、
>1.医療福祉関連 361件、8,191人
>2.飲食関連   156件、1,664人
>3.教育関連   123件、1,754人
>4.職場関連    95件、1,103人
>5.その他     72件、  540人

そして、

>飲食関連と教育関連は程度の規模となっていますが、両者には明らかな違いが一つあります。
>飲食関連は感染経路を明らかにすることが困難ですが、教育関連は感染経路を明らかにすることが容易であるとの違い。

 

 

クラスター発生の事例が多く、かつ、感染経路分析が困難であることが、「飲食業狙い撃ち」の理由だということです。

エビデンスが無いわけでは無い、ということです。

 

 

 

今後の課題は、一ヶ月後に、果たして感染拡大を抑えられているか?ということです。

抑えられていれば、良し。

抑えられていなければ、さらなる対策強化を打つ必要があります。


令和三年の蕨市成年式は、秋に延期

新型コロナ第3波の拡大、明日(令和3年1月7日)に予定されている、2度目の緊急事態宣言の見込みを受けて、

本年、令和3年(2021年)の蕨市成年式は、秋に延期となりました。

https://www.city.warabi.saitama.jp/shogaigakushu/shisetsu/1004324/1007095.html

 

とても難しい判断だったと思います。

決行したら批判されたでしょうし、中止しても批判されたでしょう。
延期するにしても、意思決定が遅いと批判されるでしょう。

新成年の皆様、そのご家族のみならず、晴れ着レンタル業界、理美容業界、飲食業界も、大きな影響を受けることになります。

つくづく、危機におけるリーダーは大変だな、と思いますね。

 

 

個人的には、妥当な判断だと思います。

意思決定のタイミングについては、言いたいことはありますが、ここに記すことは差し控えます。

 

20200113 蕨市成年式

昨年(令和2年)の成年式の写真です。


令和三年正月

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

令和二年を振り返る

コロナ禍と、その対応が中心の一年でした。

まだ収束しておらず、渦中ではありますが、今の時点で考えることは、(規模や時期は別として)このパンデミックという事態は、予見できたはずだ、ということです。

歴史上、パンデミックはたびたび発生してきました。
近年では、SARS(2002年)、MERS(2012年)などがありました。

規模や時期は予測不可能ですが、たびたびこの種のパンデミックが発生することは、現在の人類の持つ社会の仕組み、テクノロジー、政治制度では防ぐことはできません。

つまり、この度の新型コロナを克服した後も、何年後か何十年後か分からないが、再びパンデミックは発生する、ということです。

国レベルでも自治体レベルでも、企業レベルでも個人・家庭レベルでも、それなりの備えをしておいた方がいい、ということですね。

 

歴史に学ぶことは大切であり、誰もがよく理解できているはずです。

しかしながら、年月の経過とともに、あっさりと過去の教訓を忘れてしまうのもまた、繰り返される人類の歴史であります。

 

言うまでもなく、自然災害に対しても、また同じであります。

 

 

 

令和二年の議員活動を振り返る

コロナ禍によって、地域イベントのほとんどが中止となり、人と人との接触が制限される中で、「地域の人々とのコミュニケーション」が重要な仕事の一つである議員活動は、困難を強いられました。

いまだ、ニュー・ノーマルに適した新しいスタイルというものが確立しているわけでもないのですが、試行錯誤を続けていきたいと思います。

 

 

 

令和二年の個人的な趣味の活動など

マラソン、トレールランの類のレースは、3月から軒並み中止となりました。
これは、残念だけどやむなし。
イベント中止による参加料の返金はほとんど受けられませんでしたが、これもやむなし。
まだしばらくは無理でしょうね。

秋ころからGo toトラベルキャンペーンが始まり、経済を回すために、ぼちぼちクルマで旅行に出たりはしていましたが、ここ最近新型コロナ第三波が拡大しており、明日からの緊急事態宣言第二弾以降は、再び遠くに出かけるのは控えようと思っています。

 

 

 

令和三年の目標など

このコロナ禍がいつ収まるかも知れず、ニュー・ノーマルがどのような形に落ち着くかも分からない状況ですので、大きな目標は敢えて立てず、淡々とやっていきたいと思います。

日々を健康で穏やかに、家族・仲間と仲良く楽しく暮らしていけるのが、一番です。

 

201701_和楽備神社

今年の初詣の写真は撮りそこねてしまいましたので、4年前の和楽備神社の写真です。