市内道路照明灯LED化

先日閉会した蕨市議会 3月定例議会において、令和3年度予算が可決されましたが、その中で、市内のすべての道路照明灯、公園灯のLED化予算が計上されております。

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屋外、屋内とを問わず、ここ数年、すごい勢いで、家の中、コンビニの店内、クルマのヘッドライト・・・等、あちこちの灯火がLED化されております。

明るく、電気代は安上がりで、長寿命なので、良いことづくめです。
エコであり、地球温暖化対策としても適しています。

唯一の難点は、まだ単価が高いため、既存の灯火を大量に一斉に切り替える場合は、初期費用がそれなりに発生する、ということであります。

しかしながら、この点も、買い取りではなくリース等の手法を用いれば、負担を平準化することが出来ます。

 

 

と、いうことで、道路照明灯のLED化は大歓迎です。

 

 

道路上の灯りには様々な種類あり。管理組織、予算の出所も複数あり

ところで、道路には、様々な種類の灯りがあります。

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例えば、この上の写真。

蕨駅西口の大通りです。

写真中央の歩道上のポールの先端の大きな灯火が、道路照明灯です。
ポールの先端から道路側に数十cm張り出した位置にぶら下がっています。

このポールの中ほどには、歩道側に向けてまた別の灯火が設けられています。

車道の反対側には、1つのポールに白い灯火が4つぶら下がっているものがあり、これは商店街が管理しているものです。

この辺りは、終電過ぎまで人出が絶えない賑やかな区域ですので、マンションの灯火、お店の看板などもたくさんあり、かなり明るいですね。

このくらい明るければ、交通安全面でも防犯面でも安心です。

 

 

 

このように、一口に「街灯」あるいは「街路灯」などと呼んだりしますが、実は、詳しく分類すると、道路照明灯、防犯灯、商店街灯・・・など様々な灯火があるのですが、実はこれらは、管理している組織が異なるし、予算の出所も異なります。

 

 

 

灯りは灯り

しかしながら、灯火は灯火であって、この道を歩く人、通るクルマにとっては、管理している組織がどこか、予算の出所がどこか、という点は関係ありません。

灯火が適切に道路を照らしてくれていればいいのです。

 

 

 

道路照明灯の光が、足元の街路樹に遮られて、歩道に影を作ってしまっている場合がある

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これは中央の土橋会館前の大通りです。

街路樹が歩道に生えています。

決して、枝葉が空を覆い尽くすような大きなケヤキの木ではありません。
小さなかわいらしい木です。

しかしながら、道路照明灯の光が、この街路樹に遮られて、歩道上に大きな影を作ってしまっています。

 

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こちらは錦町のわらびりんご通り(元蕨法華田線)。

同じように、かわいらしい小さな街路樹が、道路照明灯の光を遮って歩道上に大きな影を作ってしまっています。

 

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こちらは錦町の錦町富士見線。

膝くらいの高さの背の低い街路樹が、延々と連なっておりますが、これが歩道上に延々と暗い影を作ってしまっています。

 

 

これらは、いずれも、道路交通面、防犯面で危険であります。

歩道が危険だからといって代わりに車道を歩くようになってしまっては、交通安全という点では本末転倒です。

 

ということで、先の令和3年(2021年)3月定例議会の一般質問においては、道路照明灯のLED化に当たっては、その灯火を設置する位置、角度、明るさなどを、その場所全体の明るさや他の照明とのバランスを考慮して最適化していただきたい、と申し述べました。