自民党総裁は岸田文雄氏に。

先日のエントリに書いた通り、自民党総裁選が行われておりましたが、令和3年(2021年)9月29日に投開票が行われ、岸田文雄氏が新総裁に選出されました。

個人的には、かなり楽しみながら拝見しておりました。

自民党総裁選挙って、一国民として私自身の日々の暮らしにも大いに影響がありますし、私自身が所属する自民党のボスを決める選挙でもありますし、大いに興味があり、大切なものなのですが、単純にエンタメとしても見ていて面白いです。

自分自身が出馬する選挙は、大変で辛いものなのですが、他人が出ているものを応援したり、好き勝手に評論するだけの選挙は、ただひたすら面白くて楽しいですね。率直に言って。

もちろん、自分自身が応援している候補が落ちてしまったら、これはこれで悲しいのですけど。

 

 

結果については、予想通り、かつ希望通りという感じでした。

 

 

良い負け方、と、悪い負け方

ところで、選挙に負けるに当たっては、

・良い負け方
・悪い負け方

の2つがあります。

これらは明確な定義がある訳ではなく、強いて言うならば、

・皆が「良い負け方だった」と思うのが、良い負け方
・皆が「悪い負け方だった」と思うのが、悪い負け方

という感じでしょうか。

あるいは、

・皆が「負けちゃったけど、今後の更なく飛躍に期待できそうだ」と思うのが、良い負け方
・皆が「もうこいつは終わりだな」と思うのが、悪い負け方

と言えましょうか。

 

私が支援していた、高市早苗氏の負け方は、文句なく、良い負け方でした。

私は、正直言って、今回の総裁選に立候補するまで、高市早苗氏のことをよく知らなかったんですよ。名前は知っていたし、そこそこ要職を経ている程度のことは知っていましたが、そこまででした。人物や政策やその他の中身については、まったく知りませんでした。

今回の総裁選で、高市氏の演説を見聞き、文書を読んで、今後に期待し、更に支援していきたいと思いました。

 

 

岸田文雄氏の政策について

改めて読み直してみると、

・小泉改革以降の新自由主義的政策を転換する

・令和版 所得倍増計画を立ち上げる

と語っております。

 

所得倍増計画って、全国民の所得を一律に倍増させようと思ったら、日本経済全体を成長させないと無理なんですよ。

岸田氏が目指しているのは、どうやら、全国民の所得の一律の倍増ではありません。

目指しているのは、成長ではなく、「富の再配分のやり方を変える」ということのようです。また、

・格差を是正する

とも語っております。

 

これって、要するにどういうことかというと、持てる者の富を取り上げて、持てざる者に対して与える、ということに他なりません。

具体的には、
税金 – 補助金
という形を取ることもあれば、
規制強化
という形を取ることもあり、様々だと思います。

 

かなり社会主義的ですね。

 

率直に言って、私は、このようなリベラル路線は嫌いです。

 

自民党は、左から右まで、ウイングが広い政党なのですが(余談ですけど、それを寛容と呼ぶのはどうかと思いますけどねww)、岸田新総裁のようなリベラル路線は、決して党内ではメインストリームではないように思います。

どこまで、岸田新総裁が、自らのリベラル路線の支持を党内で広げられるか、が、今後の課題ですね。

総裁になったからと言って、何でも好き勝手に出来るわけではありません。