「議会、いつから?」あるいは「議会、いつまで?」等

蕨市内の、ご支援者の方、あるいはそうではない方々とお会いして挨拶を交わすときに、

「よぉっ!議会、いつから?」
「こんにちは!議会、いつまで?」

等と言葉をかけられることがあります。

 

私は、手帳なりノートなり辞書なりgoogle先生なりのページをめくって調べれば瞬時に分かるようなことはいちいち記憶しない、というのがポリシーなので、明日以降の自分のスケジュールはいちいち覚えていないので、

「あ、ども。ええとですねぇ・・・」
等と言い淀みつつ、ポケットからスマホを取り出し、スケジューラアプリを立ち上げて議会スケジュールを確認し、

「あっ、えと、○月△日からですね。」
等とご説明することになります。

 

 

 

「ふーん。で、いつまで?」

あっ、えと・・・・(再びスマホを取り出して)
「9月28日までですね。」

 

 

 

このようなやり取りを繰り返すたびに、
「議会の日程なんて気にして、どうするんだろう?」
と常々、疑問に思っていました。

国会であれば、議会日程は、それを決めることそのものが、政局の帰趨を示すこともあります。
例えば、賛否が大きく揺れる新しい法案を巡って、与党が強引に可決しようとし、野党がこれを防ぐために審議拒否をするなど、議会日程が政争の焦点となる状況が、しばしばあります。

しかしながら、地方レベルでは(少なくとも、県レベルは存じませんが、市町村レベルでは)、議会の年間スケジュールは、年度当初にはきっちりかっちり決まっているし、これが与野党間あるいは、行政側と議会側との間で争点となることは、ほぼあり得ません。

もしあるとしたら、
・突発的に浮上した新たなテーマに関する、臨時議会を開く
・議会内で生じた何らかの不祥事を処理する
等の、かなりイレギュラーで、数年に一回あるかないか程度の状況に限られます。

 

 

要するに、年に数回の定例議会の開会と閉会なんていうものは、淡々とした日常の一つの形式的なイベント程度のものに過ぎないわけです。

せめて、傍聴に来てくれるつもりがあるとか、そうでなくとも、web配信を見てくれる予定なのであれば、とてもありがたいことなのですが。

同業の方であるとか、傍聴してくれるとかならともかく、そうではないのならば、議会スケジュールを尋ねてどうするんだろう?

 

 

 

と、いうことが、永年の疑問ではあったのですが、

最近になってようやく、

あ、これは、

「こんにちは。今日は暑いねー!」
「まいど!儲かりまっか?」
「お疲れー!メシ食ったー?」
「カバオくん、お父さんの入れ歯めっかった?」
というのと同じくらい、当たり障りのない共通の話題を用いた挨拶の一つに過ぎないのだな、ということに思い至りました。

つまり、今日の暑さとか、相手の商売が順調かどうかとか、メシを食べたかどうかとか、カバオくんのお父さんの入れ歯が見つかったかどうかなんていうのは本当はどうでもよくて、単なる挨拶に過ぎないのと同じように、別に本気で議会スケジュールを確認したいわけではないのですね。

 

 

 

いやーコミュ障なので、この真理に到達するまでに、初当選から11年間かかってしまいました。

 

 

 

なので、最近は、

「よっ!議会いつから!?」
等と尋ねられても、

「あっ、こんにちは。たぶん来週くらいですね!」
とてきとうに即答するようにしています。

 

 

 

PXL_20220902_042404790

ちなみに、この令和4年(2022年)9月定例議会は、たぶんですけど、昨日、9月1日(木)から開会しておりますね。