本日、令和5年(2023年)1月8日(日)、蕨市消防本部におきまして、蕨市消防出初式がございました。
毎年たいがい、出初式の日は雲ひとつない青空になります。
しかし、朝方は氷点下まで冷え込み、かなり冷たい空気の中を開催されました。
毎回、楽しみにしているのが、これ。
プロの消防士のよる、訓練デモンストレーションです。
毎年、異なるシチュエーションの設定で、厳しい訓練の模様を目の前で見ることができます。
今年は、(訓練の)火災発生の通報を受けて、短時間で着替えて各種装備を装着し、消防車に乗り込んで発進して現場に駆けつけ、チームで連携をしながら消火活動を行う、という設定の訓練でした。
私は、『め組の大吾』をリアタイで読んでいた世代ですが、当たり前ですけど、あの漫画の主人公みたいな、個人プレイというのは、消防の現場ではありえません。
すべて、現場のリーダーの指示に従って、各メンバが動きます。
(訓練の)消火活動を行う様子。
本番さながらのビリビリとした緊張感溢れる訓練の様子に、感銘を受けました。
この後の来賓挨拶の中で、「本番のような厳しい緊張感に、感銘を受けて・・・云々」という表現をしてしまいましたが、よく考えてみたら、本番においても訓練においても、同じくらいの気持ちのテンションを持って臨むべきであり、それこそがプロフェッショナルの態度と言うべきものですね。
世の中には、ある程度緊張していた方が高いパフォーマンスが出せる人と、リラックスしていた方がいい人とがいますので、どうすべきかは、人それぞれだと思います。
余談ですが、私個人的には、リラックスしていた方が良い結果が出しやすいタイプではないかと思います。
しかしながら、ロングのトレランレースやウルトラマラソンのスタート直前の、「完走できるかなー。どうかなー。だいじょぶかなー」と、ドキがムネムネする緊張感、高揚感は嫌いではありません。トレランとかマラソンとかは、日頃のトレーニングが全てであって、スタートする瞬間には、もう既に完走できるか否か、どのくらいのタイムかは、ほぼ確定しております。本番における努力によってどうにかなる余地は、ほとんどありません。本番なんて、おまけみたいなものです。
このたび、初めてお目見えしたのが、これ。
オレンジ色のテント。
火災・自然災害の現場対応、感染症対策、その他、多目的の用途に使えそうです。
昨年末に購入したばかりのもの。
かなりしっかりした造りのものです。骨組みは、金属製パイプではなく、空気を入れたチューブです。
おそらく、空気を入れるための電動ポンプが必要ではあるものの、金属製パイプ製よりも、組み立ても撤収も短時間でできるのではないかな?
中は広く、簡易寝台が10人分設置できます。
エアコンも設置されています。
(これは、業務用ではなく、家庭用のもの)
市議会議長として、一言ご挨拶をさせていただきました。
7万5千蕨市民が、夜、枕を高くして安らかに眠ることができるのは、蕨市消防本部職員、消防団員の皆様のおかげであります。
あらためて感謝申し上げるとともに、くれぐれも事故、ケガのないようにご安全をお祈り致します。