なぜパチンコ屋ばかりが槍玉に挙げられるのか?

これ、ほんとによく分からないんですよね。私には。

千葉県、休業要請応じない松戸と野田のパチンコ店2店に休業指示 : 国内 : ニュース

千葉県は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための休業要請に応じなかった同県松戸市と野田市のパチンコ店2店に、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく休業指示を出した。 県によると、2店は県の要請に対し、「本部

 

為念申し上げますが、私個人的にはパチンコ嫌いです。
あんな業界は滅ぼすべきだと思いますけどね。

パチンコ屋の肩を持つわけでもないし、ましてや業界団体からの政治献金なんてもらってませんよ。そもそも、選挙の時の慣習である「陣中見舞い」以外に、ふだん、政治献金・寄附・カンパなんてもらったことありません。法人からも個人からも。ゼロですゼロ。市町村の議員レベルだとそんなもんです。

 

 

蕨市内のパチンコ屋の営業自粛状況は?

ご支援者の方に、「蕨市内のパチンコ屋は、ちゃんと営業自粛しているのか?」
と聞かれたこともありますが、

「そんなの知りませんよ」
としかお応えできません。

パチンコ屋の風俗営業許可は警察の管轄なので、市がどうこうできるものではなくて、県マターだし。

(実際のところは、既に全店舗が営業自粛したとのことです)

 

 

 

パチンコ屋は三密だけど、三密の業界は他にもある

たしかに、パチンコ屋の店内は、台が密接して設置されているし、よく出る台を求めて客が狭い通路をひっきりなしに歩き回るので、いわゆる三密環境であることは間違いありません。

しかしながら、恒常的に三密状態で、かつ、今でも営業を続けている業界は他にもたくさんありますよね。

飲食店、飲み屋、理美容店、日帰り温泉施設、キャバ類、風俗、など。

 

蕨、戸田界わいの飲食店でも、営業を続けているところと自粛を続けているところはまちまちです。

大手資本のチェーンの中でも、スタバのように自粛しているところもあれば、未だにほぼ平常営業を続けているファミレスもあります。

個人資本の小さなレストランでも、緊急事態宣言発令前後から一ヶ月以上閉めている店もあれば、注意を払った上で営業を継続している店もあります。

 

ふだんのパチンコ屋は確かに三密状態ですが、通路に対面して置かれている台の片方を閉鎖するとか、客を2mおきに座らせるとか、全ての入り口・窓を開け放しておくとかして、三密を防ぐ努力をしようと思えば出来ないことでもありません。

 

 

パチンコ屋が嫌われているからか?

結局のところ、この業界がグレーな業界だと思われていて(そうではなく三店方式は適法であるという反対意見もあります)、密かに忌み嫌われている業界だから、というところではないかと。

いつコロナ禍が収束するのか先が見えない中での、巣ごもり生活のストレス、生活の不安のはけ口として、不幸にもスケープゴートにされてしまったのがパチンコ業界なのだと思います。

 

個人的に嫌うのはもちろん勝手なのですが、マスメディア、ソーシャルメディアでバッシングして吊るし上げ、法を超越して何かを求めるのはいかがなものか。それはスジが違う。

 

 

 

法を改正するべき

このたびのコロナ禍で、欧州諸国と比べても米国と比べても、我が国においては政府の権限が、驚くほど小さいことが明確になりました。

政府が、強制力を持ってお店の営業を中止させたり、個人の外出を制限したりする権限はないし、守らないお店・個人に対しては罰則を与えることも出来ない、ということです。

 

もちろん、お店・個人の自主的な協力によって社会が円滑に回っていくのであれば、これは素晴らしいことです。政府の権限は小さければ小さいほどいい。

でも、今は、現実的に、うまく回っていないわけです。
緊急事態宣言下での一つの目標数値とされている「人と人との接触8割減」は達成できていません。

法を超越して、お店・個人に何かを求めるよりも、法を改正して、政府の権限を強くするのが本筋ではないかと思います。

 

 

休業期間中の営業補償・外出制限時の生活支援の要否は、また別の話です。

 

※追記

「法の改正」と分かりにくく書きましたけど、社会規範は人為的に変えることが出来るものではないので、要するに、憲法と法律を改正すべき、ということです。

法には、
・社会規範、道徳
・憲法、法律、条例、外国との条約、政令、省令、何とか規則・・・等。成文法も不文法も両方含む
があり、社会規範、道徳に頼ることが出来ない以上、成文法を改正するしかないよね、ということです。