蕨市における、草の根活動の一つとして、健康長寿のための体操教室、「いきいき百歳体操」というものがあります。
主に、公民館、町会会館などを会場として、ボランティア講師のレクチャーによって、1時間程度のレッスンが行われるものです。
その名の通り、健康に長生きをすることを目的とした、体操であります。
この、いきいき百歳体操について、その名は以前から知っていたのですが、体験したことはありませんでした。
このたび、同僚の市議会議員で、同じ議会会派:令政クラブに所属している、大石圭子議員のアレンジによって、塚越2丁目会館にて行われた実際のレッスンに、体験参加させていただきました。
大石圭子議員(左)と私(右)
先生に怒られている生徒のような感じですが、ご紹介を受けているシーンであります。
大石圭子議員は、ボランティア講師として、いきいき百歳体操の黎明期から立ち上げ、普及に尽力されてきました。
蕨市議会議事録:「百歳体操」+「大石圭子議員」で検索
市議会においても、たびたび一般質問のテーマとして取り上げ、普及拡大のための行政による支援を訴えておられます。
ということで、1時間ほどのレッスンに参加してみたのですが、なるほど、これはよく出来た体操ですね。
ラジオ体操がストレッチ系を中心として組み立てられており、全世代向けであり、朝一番で行って一日を気持ちよくスタートさせることを目的としたものであるのに対して、この、いきいき百歳体操は、軽度の筋トレ系の運動を中心として組み立てられています。
手足に重り(ウェイト入りベルト。重さは簡単に調整可能)をつけて、ゆっくり手足に負荷をかける、かなりゆっくりのペースで行う自重スクワット、等。
筋肉をつけることによって基礎代謝量を増やして痩せやすくするとともに、加齢による足腰の関節、骨の劣化を補う、というものです。体幹を鍛えることは、バランス感覚を養うことにも繋がります。
また、ゆっくりした筋トレ系運動を行うにあたって、みんなで歌を歌いながら行うようなパートもあります。
歌によって気持ちを高揚させるのも、健康長寿のためには効果が高いものです。
大石圭子議員の一般質問によると、課題は、会場の確保だそうです。
イスを用いて、座りながら行ったり、イスの背もたれにつかまりながら行う運動もありますので、ラジオ体操と異なり、屋外で行うことは現実的ではありません。屋内の会場が必要であります。