宿泊業のSDGs

SDGs、ESG投資って用語が流行ってますけど、正直、まだまだ胡散臭い使い方をしている事例が少なからずあるような気がしますね。

みんなが言ってる流行りのバズワードだから、うちも流れに乗っておこう、このビッグウェーブに、的な。

偽善的ですね。

むしろ逆に、

トヨタイムズ

クルマの時代から、もっと自由に移動を楽しむモビリティの時代へ。この大きな変化を伝えていくメディアが「トヨタイムズ」。

「うるさくて、ガソリン臭くて、そんなクルマが大好き!」

と言い切ってしまう、豊田章男さんの方がよほど好感持てますwwww

 

 

 

ところで、アフターコロナに機会が生まれる産業は、

・今、抑制・規制されている。
・今、市場からたくさん撤退していて、いい出物が格安で出回っている。
・今、消費者が我慢しているけど、本当はお金を使いたい。

という条件で言うと、

やはり、

・宿泊業
・観光業
・飲食業

という分野もそのうちの一つかと。

 

 

 

ということで、宿泊業についていろいろ調べているのですが、

 

宿泊業のSDGsと言えば、ホテルとか旅館なんかに泊まると、

「SDGsのために、トイレットペーパーの使い切りにご協力ください」

とか書いてあったりします。これはいいでしょう。昔は、新しい宿泊客ごとに新品のロールをセットして、使い切らない分は捨てていたのでしょう。

 

 

「SDGsのために、連泊のお客様は、リネン類の不交換にご協力ください。
リネン類のクリーニングに膨大な水と洗剤が使用されています。 水・電力資源の節約や、排水による環境への負荷を削減しましょう」

とかもよく見かけます。これは、ちょっと胡散臭い。
趣旨は理解できるし、確かにその通り。
しかし、ホテル側のコスト削減のためではないのであれば、リネン類を交換しないことを受け入れる代わりに、宿泊代を値引きするべき。

 

 

もっとも胡散臭いのが、朝食などのレストランのバイキング料理

これは、大量の食べ残しが発生します。
一部を従業員の賄いにしたところで、膨大な食べ残しのすべてを食べ切れるとも思えません。

畜産業に飼料へと提供しているところもあるようですが、それを前提として組み立てられた、バイキング料理という仕組みは、そもそもSDGs的にはおかしいのではないか。

 

宿泊業が、バイキング料理のフードロス問題を解決しない限りは、何を唱えてもSDGs的には胡散臭いインチキに聞こえてしまいます。

注文都度調理方式よりも、バイキングの方が、コスト的には安上がりなやり方であることもよく分かる。

しかしながら、近い将来、SDGs的には許されないでしょう。

バイキング料理をどうするか?
というのは、宿泊業の中期的な課題だと思います。

 

 

個人的には、ホテルのバイキング料理大好きですけど。
全種類食べよう!とか無駄にテンション上がってしまいます。