買ってよかったモノ google home

半年くらい前に買って、居間に設置しているが、すごく便利。
主に音楽再生デバイスとして使っている。

定価は15kだけど、いろいろなECサイトでディスカウントして売っていて、私は12kで買った。びっくりするくらい安いね。

spotifyやgoogle play musicと連動させ、「キース・ジャレットのスターンダーズ ぼりゅーむつー、を、かけて」というようにアルバム名を指定して演奏させることもできるし、これらの音楽配信サービスはプレイリストが充実しているので、「朝のクラシック、を、かけて」というように指示することもできる。

しかし、どうしてもgoogleのAIが聞き取れないような単語もある。
私が昨夜聴こうとして、何度繰り返してもgoogle homeが聞き取れなかったのが、「Miles DavisのSteamin’」というアルバム名で、こういう時は、手元のスマホのspotifyアプリから選曲して、google homeから流すことも出来る。

それほど大きくない、無指向性スピーカだけど、音質は悪くない。
ボリュームの上げ下げも、音声で指示できるので、意外と便利。

 

半年使っているので、けっこうな我が家のビッグデータがgoogleに蓄積されているはずなのだが、今のところ、我が家にオプティマイズされた出力が為されることはないので、この点は今後に期待する。

 

 

 

まだ改良の余地も多々ある。

・目覚まし時計機能の音が、眠気を誘うw せめて幾つかの中から選択出来るようにするとか、音楽配信サービスと連動させられればいいのに。

・赤外線リモコンデバイスを内蔵してくれれば便利なのに。外付けの何らかの器具を取り付けなくても、部屋の中で赤外線が届く範囲の家電が、一瞬のうちにIoT化する。エアコン、オーディオ、LED照明など。

・防水にして、バッテリを内蔵してポータブルな製品を出してくれればいいのに。庭仕事やお風呂で長湯するときに持ち運ぶことが出来る。

・googleカレンダーとの連動がプア過ぎる。googleカレンダー上で複数の「カレンダー」を使っている場合も、デフォルトで紐付けられているメインの「カレンダー」だけしか見に行けない。

 

 

 

この領域は、google、amazon、MS、apple、LINEが鎬を削っている。ソニーはこの領域の開発を諦めてしまっているが、本来ならば、日本企業に頑張ってほしかった(LINEは日本企業ではない)。この点はちょっと残念に思う。


人体がメディア化する時代がやってくる — 「アウトメディア」ではなく、「メディアイン」(和製英語)を。

以下のエントリで、いわゆる「アウトメディア論」なるものについて論考を試みつつ、忙しさにかまけて放置してしまった。

hoya_t blog : 2013/10/23 私的アウトメディア論

 

そうこうしているうちに、さらに時代は進化してしまっているようだ。

日経ビジネス 2014年5月26日号で、元google米国本社副社長、日本現法社長の村上憲郎氏の、とても興味深いインタビュが載っていた。
この記事は、webにも転載されている。
日経ビジネスdigital : メガネ型の次はコンタクト、目玉へと進化

 

googleが、googleグラスという、メガネ型インターネット端末を開発しているが、更にこの流れを推し進めると、いずれは「googleコンタクトレンズ」を作り、さらに「google目玉」を作ることになるだろう、と予想している。

最近流行りのワードであるIoTの流れは、言葉の定義通り「モノのインターネット化」に留まらず、「人体のインターネット化」へと進化していくだろうと予言している。

眼球がインターネット端末となるということは、人体がメディアと直結する、というよりも、人体がメディアそのものになるということである。

まさに攻殻機動隊の世界だ。

攻殻機動隊では、脳に電脳(コンピュータ)を埋め込み、インターネットに接続した世界が描かれている。人は、自らの頭に埋め込んだ電脳を介してインターネットに繋がり、情報を収集したり、外部のリソースをフレキシブルに使ったり、他人と瞬時にコミュニケーション出来るようになる。

ある種、気持ち悪くもあるが、好むと好まざるとにかかわらず、世界は間違いなくこの方向に向かって進化しているし、googleもこの方向に向かって技術開発を進めている。

10年後には、世界中のヒトの数%は、頭に電脳を埋め込んでインターネットと直結しているようになるだろう。
私もできるだけ早く自分の身体を義体化してみたいと思う。
(現実的には、レーシックすら怖くてチャレンジ出来ないんだけどねww)

 

 

 

もはや「アウトメディア運動」などといって、新しい技術を毛嫌いしている場合ではなく、近い将来に必然的に導入される新しい技術をどう使いこなすかを、具体的に考え始めないとならない段階に入りつつある。

バグの無いシステムは存在せず、セキュリティが完璧なシステムというものも存在しないので、攻殻機動隊の世界では、コンピュータウイルスを送り込んだり、電脳をハッキングしたりして相手方を攻撃したりする。

来る「人体がメディア化する時代」においては、コンピュータとネットワークのセキュリティのリテラシ・技術教育が必須となってくるだろう。