『天気の子』見た。

映画館で見てきた。

私は好きだな、これ。うん。

前作が大ヒットしたおかげで期待値が高過ぎて、設定が甘くてストーリー展開が強引だという酷評も受けているようだし、確かにその通りでもあるのだが、そもそも緻密なストーリー性が売り物ではなく、美麗なアニメーション映像と、それぞれのシーンにぴったりマッチしたRADWIMPSの音楽と、登場人物の心理描写なんかを楽しむものなので、まあ、素直に楽しめばいいんじゃないかな。

結論として提示されたメッセージにも、個人的には共感する。
(一貫していなくても構わない。)

 

あちこち知っている風景が出てくるのは、やはり嬉しい。

田端の、ヒロインが弟と住むアパートがある坂は、起業してから西日暮里でオフィスを構えていた私にとっては、深夜、社員が帰ってから、企画を練り練りしながら、あるいは不安に悶々としながら徘徊したコースだ。

池袋は、池袋の高校に通っていた私にとっては「オレの街」という思いがあり(言うまでもないことだが、ヨドバシよりビック派)、少年が連行された警察署の並びの中華屋は、ここ15年来通っていて、実は妻と初めてメシを食ったのもこの店だったりするが、最近、味が落ちたのが残念。
そう言えば、池袋警察署の刑事がなんで歌舞伎町の事件を捜査してたんだろう?

カブ乗りとしては、カブが大活躍するのも嬉しい。

・・・などと、このように、個人的な思い出、思い入れと絡めて勝手に楽しむのが正解かと。

 

初めて、4DXの映画館で見たのだが、雨のシーンのたびに天井から水が降ってくるので、髪の毛はびっしょり。


你的名字。

今更ですが、先日、アニメーション映画の『君の名は。』を初めて見ました。
何故か四川航空の機内で、マンダリンと英語の字幕付きでw

率直に言って、けっこうかなりおもしろかったです。

全般的に、オタク的というか、厨二的な感じの印象でした。

幾つか以前に見たことがある、他の新海誠作品と同様に、登場人物に対して感情移入も共感も出来ないながらも、それなりにおもしろいと感じられたのは、私が胸の中に永遠の厨二心を飼い慣らしているからに他ならないのですが、

それよりも何よりも、
これほど厨二的な、一見するととてもとても一般受けしそうもないニッチマーケット狙いとしか思えないような作品が、日本国内のみならず、海外においても好評を博しているのが不思議でなりません。マーケティング領域で仕事をしてきた人間としては、恥を忍んで申し上げますが、正直、よく理解できないところです。


攻殻機動隊実写版の予告編

攻殻機動隊が好きで、今でもよく見返したりしているのですが、全然期待していなかった実写版のトレーラーが発表されたので、見てみたところ、意外と面白そうでした。

これは案外おもしろそうかも。

HANKAって、アニメ版のメガテクボディ社か?
中文の会社名っぽい当たりが、2016年らしい感じですね。

芸者ロボの義体を、敢えて不気味の谷の手前側のデザインにしたのは、演出としてはいいと思います。設定上のこの時代では、既にとっくに不気味の谷を超えているわけですが、それだと時代感が出ないので。

「高級ホテル」は、台湾ぽいなと思いました。
「高級サウナ(三温暖)」みたいなw

街並みはアニメ版通り、返還以前の香港イメージですね。

バトーのクルマは、デロリアンか?と思いましたが、動きを止めてよく見ると、後ろ周りは先代NSXっぽいですね。

素子が通る風俗街は、どこのイメージですかね?
東京にも香港にもああいう場所はないし。

川向こうの、3次元アニメーションの広告がきらびやかなビル群は、アニメ版の時代はまさに尖沙咀から見た香港島イメージだったのだと思いますが、今だったら外灘から見た浦東イメージという感じなのが、まさに2016年らしいと思いました。