横断歩道で歩行者がいるにも関わらず一時停止しないクルマが多い

あれれ、一時停止は? 横断歩道の歩行者無視220台:朝日新聞デジタル

「横断歩道は歩行者優先」。自動車教習で必ず習うが、実態はどうか。新潟市の中心部で調べると、信号のないところでは多くの車が止まらず、通学路の交通量が多い小学校が対応に苦慮していた。新潟県警は取り締まりを強め、専門家も注意を呼びかけている。  9月中旬の平日朝。新潟市中央区の新潟大学病院の信号のない横断歩道を、通勤する人や学生らが行き交っていた。 …

この件、偶然、昨日か一昨日テレビジョンを見ていたら、同じことを特集していました。

その番組によると、長野県では数十年前から、横断歩道を渡るときは手を上げ、渡り終えたらクルマに向かって深くお辞儀をしましょう、と子供に教育していることが功を奏して、全国の都道府県の中で最も一時停止率が高いのだそうです。

 

 

今に始まったことではないのですが、なおかつ、あらゆる世代のドライバーに共通して言えることなのですが、横断歩道に、歩行者(これから横断歩道を渡ろうとしている人)がいるにも関わらず、一時停止せずにそのまま歩行者の目の前を走り抜けようとするドライバーが多過ぎます。

私自身が歩行者の立場として体験したひどい例では、

クラクションを鳴らされた場合もありますし、

既に横断歩道を渡り始めているにも関わらず、あたかも障害物を迂回するかのように、わざわざ反対車線にはみ出して目の前を走り抜けていった場合もあります。

 

 

もちろん道路交通のルール上の違反ですし、すべてのドライバーが、免許取得時にしっかりその旨を学習しているはずです。

 

 

「横断歩道での一時停止違反」が徹底されていなかった理由

直接的な原因は、ドライバーのマナーが悪いということなのですが、なぜ、ルールが徹底されていないかというと、警察がこの件に関して、取り締まりをしないから、ということではないかと推測します。

 

 

今までは「横断歩道での一時停止違反」は、他の違反と比べると、それほど危険ではなかった

統計的、経済学的な分析をしているわけではなく、あくまでも個人的な印象論ですが、
今までは、「横断歩道での一時停止違反」が、深刻な交通事故を招くケースは、あまりなかったのではないかと推測します。

これは、スピード違反、一時停止違反、運転中の携帯電話の操作などのように、警察が躍起になって取り締まりをする他の違反と比べて、相対的に、危険度が低かったのではないか、という意味です。

 

 

高齢化によって、今まではささいな道路交通ルール違反とされていたものの危険性が増しつつある

ところで、今後、高齢化が進む中で、「運転があぶなっかしいドライバー」、「周囲への注意が足りない歩行者」が増えていくはず。

この種の交通ルールを徹底していくことが、未然に交通事故を防ぐために必要だと考えます。

 

私は、バイクに乗って峠やら山道やらを走るのが好きなのですが、免許取り立ての四半世紀前と比べると、危なっかしいドライバーが増えてきた、という印象です。

中央線がペイントされていない、1.5車線くらいの峠道において、ブラインドコーナーなのに道路の真ん中を走ってきたり、ひどい場合は中央を割ってインベタで走ってくるようなクルマが、増えました。
統計的なデータは持ち合わせていませんが、体感値ではかなり増えた気がします。
だいたいその種のクルマは、走り屋的な若者が運転するクルマではなく、大都市圏から来た(地元に住んでいるわけではなく、峠に慣れていない)高齢者の運転する、それこそプリウス的なクルマの場合が多いです。

こちらは命の危険を感じるほどなので、すれ違いざまにクラクションを鳴らして警告を発すると、自分が何でクラクションを鳴らされたのか分からない!という反応をされることも多いです。

 

最近は、本当にひやっと怖い思いをすることが多い上に、私自身の加齢による身体能力の劣化もあり、もうバイクを降りようかとすら真剣に考えたりします。

 

近年、大問題となりつつあるのは、高齢ドライバーによる、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の類ですが、今後、(~10年後くらいまでの)中期的には、高齢化のますますの進展に伴い、ありとあらゆる種類の交通事故が増えていくのではないかと個人的には予想します。

医療技術の進展に伴い、元気な高齢者が増え、自動車の安全の技術が進化したのは素晴らしいことですが、従来であれば自動車運転からエグジットしていたはずの高齢者の方々がそうせずに運転をし続けている状況が増えた結果、交通安全が損なわれる状況も増えてしまいました。

(自動運転技術の発展に伴い、相殺される部分もあるし、10年以上先くらいの長期的には、交通事故がゼロになることを期待します。)

 

 

警察による、あらゆる交通ルール違反の取り締まりの徹底を求めたい

今までは何となく見過ごされていたような、ささいな交通ルール違反の取り締まりを強化することが、最も低コストな、社会の安全を守る方法なのではないかと思料します。

いろいろな啓発活動も有効ですが、とにかく効果が出てくるまでに時間がかかるし、お金もかかります。

最も手っ取り早く、社会全体にとって低コストなのは、やはり警察による取り締まり強化ではあるまいか。

 

 

 

余談ですが、2012年に、友人の結婚式のために初めて訪れたハワイでビックリしたのは、信号のない横断歩道を渡ろうと私が立っていると、例外なくクルマがすーっと静かに止まってくれることでした。

彼の国に学ぶことはたくさんあれど、感心することはあまりないのですが、これだけはほとんど唯一、感心しました。


春の交通安全運動出発式がございました。

昨日2017年4月6日(木)、イトーヨーカ堂錦町店におきまして、春の全国交通安全運動 出発式がございました。

私は、交通安全協会の一員として参加致しました。

20170406_春の交通安全運動出発式

皆様、交通事故に気をつけて、安全運転の励行をお願いします。

関係者の皆様、お疲れ様でした。


【蕨市議会】2017年3月定例会一般質問(1) 自転車防犯対策について

ただ今開かれている蕨市議会2017年3月定例会において、以下の3題で一般質問の発言通告をしております。

  • 自転車防犯対策について
  • 定住外国人実態調査について
  • 今後の公共施設等マネジメントの推進体制について

 

私の出番は、2017年3月21日(火)の、おそらく午後一番13時頃の見込みです。

以下に、考えをまとめながら、一題ずつ解説していきます。


自転車防犯対策について

本市内における、近年の犯罪の種類・場所・時間帯・被害者・加害者などの傾向は。
そのうち、自転車盗の場所・時間帯・被害者・加害者などの傾向は。
近年の刑法犯認知件数・犯罪率は。
行政当局における認識は。

防犯対策としてどのようなことを行っているか。
そのうち、自転車防犯対策としてどのようなことを行っているか。

来年度予算案における新規事業「街なか防犯カメラ設置」の内容は。期待される効果は。
現行事業の自転車盗難対策、放置自転車対策の内容と、得られた効果は。

本市は統計上の犯罪率は高いが、刑法犯認知件数のうち大多数は自転車盗である。自転車盗を減少させることで本市の評判を効率よく向上させることが可能と考えるがどうか。

公共施設・民間商業施設・集合住宅等の駐輪場において、地球ロック用アンカー・フック・パイプ類の普及を促す施策を行ってはどうか。


蕨市は治安が悪い?

「蕨は治安が悪い」
「蕨は犯罪が多い」
と、よく耳にします。

マンション情報コミュニティサイトや、街コミュニティサイトでも、よくこの話題が出ます。誰かが「蕨は治安が悪くて~~」と言い出すと、「私は蕨に住んでいるけど、そんなことはない!」と反論する人がいて、だいたいこの話題が出ると場が荒れます。

 

それでは、本当に蕨は治安が悪いのだろうか?

 

蕨市に住んでいる人で、治安の悪さを実感したことがある方はいますか?
人殺しにあったり、強盗にあったりしたことがある人は??
私は、去年の夏に某国サンクトペテルブルクに行った折りに、超厳重に注意していたにも関わらず、バスの中で「地球の歩き方」に書いてあったのと同じ手口でカバンの奥のサイフをスられるという酷い目に遭いましたが(パスポートともう一つ別のサイフが無事でラッキーでした)、街なかでサイフをスられたことがある人は???

 

 

警察が発表してる統計上の数値として、刑法犯認知件数というものがあります。

刑法犯とは、殺人・強盗・放火・強姦・暴行・傷害・窃盗・詐欺などです。交通違反は含みません。
一般的に日常会話で言うところの「犯罪」とほぼ同義です。

埼玉県警webサイト : 埼玉県の刑法犯認知・検挙状況

この埼玉県警のページによると、平成28年の1年間、県内全体で69,456件の刑法犯がありました。

埼玉県webサイト : 県内の犯罪情勢(平成27年)

経年でみると、この刑法犯認知件数は、大きく減少トレンドにあります。平成16年と比べると平成27年は、6割減になっています。

そして、このページ内で、件数別の内訳を見てみると、30.3%が自転車盗で、最大となっています。

市町村(さいたま市は区)別の刑法犯認知件数は、

埼玉県警webサイト : 市区町村別犯罪等認知件数 犯罪認知件数一覧(平成28年確定値)(PDF)

川口市が最大で6,148件、蕨市は986件なのですが、もちろん面積や人口が違うので、件数だけ比べても意味がありません。

そこで、人口当たりに置き直した数字ということで、人口1,000人当たりの刑法犯認知件数を犯罪率と言います、それが、

埼玉県警webサイト : 市区町村別犯罪率 犯罪率一覧 平成28年確定値(PDF)

県内平均9.6に対して、
1位 さいたま市大宮区 19.6
2位 蕨市 13.6
3位 越谷市 13.2
4位 東松山市 11.8
5位 さいたま市岩槻区 11.6
となっており、蕨市は県内市町村第2位となっています。
尚、お隣りの戸田市は11.0、川口市は10.6ですね。

たしかに、この統計上の数字だけを見ると、蕨市の犯罪率は高い = 蕨は治安が悪い、と言うことが出来そうです。

 

しかし、逆に考えてみると、犯罪率を大幅に減らす事が出来れば、蕨市に貼られた「治安が悪い街」というラベリングを剥がし、「蕨市は犯罪が少ない、治安がいい街です」と堂々とアピールすることが出来るようになる訳です。

 

上記の 市区町村別犯罪等認知件数 犯罪認知件数一覧(平成28年確定値) を再度見直してみると、

平成28年 蕨市 刑法犯認知件数

実に41.7%が自転車盗であることが分かります。

 

ふーむ、自転車盗って、何だろう?
まあ、いろいろな種類の自転車盗があるでしょうね。

ドンキで1万円弱で売っているようなママチャリを中高生がちゃちゃっとパチっていくのも自転車盗1件です。
もちろん、許されるわけではありません。

組織的なプロフェッショナル窃盗団が盗んでいくケースもあるでしょう。
海外の観光地でレンタ自転車・バイクを借りると、日本国内の販売店のシールが貼ってあることがありますが、実際のところ、正規に中古品として輸出されたものか、窃盗品かどうかは分かりません。

SANY3389

2009年1月、アンコールワットの遺跡巡りに訪れた時のシェムリアップのレンタ自転車屋さん。

SANY3177

レンタルのママチャリには、警視庁の防犯登録シールが貼ってありました。

 

また、私は、自転車好きなので、ちょっと高いロードバイクとかマウンテンバイクとかに乗っているのですが、だいたいスポーツ自転車に乗っている人は、家の中に保管していますが、ちょっとコンビニに立ち寄ったときなどに盗まれてしまうことがあります。これらを盗むのも自転車盗1件です。こういうスポーツ自転車は、盗まれたら、バラされてパーツ単位でヤフオクで売りさばかれるケースが多いようです。

 

 

「蕨市は治安が悪い」というイメージを、手っ取り早く消す方法

「蕨市は治安が悪い」というイメージが、あくまでも犯罪率の高さを根拠にしたものと、何となくのイメージに過ぎないものである以上、刑法犯認知件数を下げれば、手っ取り早くイメージ向上を図ることができます。

そのためには、件数が最も多い、自転車盗を少なくすればいい、と考えました。

 

平成28年の数字で言うと、自転車盗は411件で、
25%削減したら、犯罪率は12.2となり、3位(←それほど変わらない)
50%削減したら、犯罪率は10.7となり、10位(←まあまあかな?)
となります。

 

うーむ、改めてこうして数字をいじってみると、けっこうハードル高いですね。
自転車盗411件/年を半減させるとすると、件数ベースで205件。
政策的な努力で何とかなるものだろうか?

 

ちょっと視点を変えて、お隣りのさいたま市南区を見てみましょう。
人口 181,142
刑法犯認知件数 1,347件
そのうち、自転車盗 592件
犯罪率 7.4
県内犯罪率順位 49位

何だか、さいたま市南区は、ずいぶん治安がいい街のようです。数字だけ見ると。

人口千人当たりの自転車盗難件数が、
蕨市は、5.7
さいたま市南区は、3.3
です。
尚、参考までに
戸田市 4.0
川口市 3.6

蕨市は、人口当たりの自転車盗難件数が劇的に高いですね。

さいたま市南区は、区域内に南浦和駅、武蔵浦和駅、中浦和駅を抱えているので、決して自転車利用者・駐輪場が少ないわけではないと思われます。

さいたま市南区並みに3.3まで下げる事が出来れば、自転車盗件数は240件になるので、犯罪率は11.2となり、県内順位は8位となります。

まだまだ満足出来るレベルではありませんが、このくらいなら目標としては、現実的かも。

尚、首都圏内の東京、神奈川、千葉の各区市とも比較してみたかったのですが、ちょっと今はそこまで手が回らず。

 

 

現状、自転車盗難対策として何をやっているか?

市の予算の中でも、様々な科目に分かれているのですが、代表的なものは、

自転車盗難等防犯対策委託料 2,592千円
駅前自転車等対策 51,191千円

等。
これ意外にも、広義には、防犯灯や防犯カメラなども自転車盗難対策の一部に含まれます。

 

この辺りの内訳が今ひとつ不明確なので、詳細を明らかにした上で、自転車盗のトレンド変化に対応しておらず昔ながらのやり方をしている部分がないかどうか、非効率な部分がないかどうかを探っていきたいと思います。

 

 

新たに自転車盗難対策として何ができるか

これは、他市の成功事例を調べて真似をすればいいのです。
本来ならば、首都圏全域で、そこそこ自転車利用度が高そうであるにもかかわらず、人口当たりの自転車盗が少ない区市を抽出して、そこがどんな自転車盗難対策を行っているかを調べればいいのです。
まずは、さいたま市南区が何をやっているのか調べてみればいいのです。

何をすればいいのかは分かっているのですが、正直、時間切れでそこまで手が回らない。
今回は、深く調べた上での有意義な自転車盗難対策案が提案出来ずに残念ですが、取り敢えず私が思いついたところで、地球ロック用のアンカー・フック・パイプ類を駐輪場に設置することを促進する政策を打ってはどうかと提案します。

出来ればコスト感も調べておきたかったのですが、時間切れで間に合わず。

P_20170311_131029

2017年某月 香港の郊外住宅団地にて。
これは地球ロック用のパイプですね。

ワイヤ式鍵を、自転車のフレームとパイプをくくりつけるようにしてロックします。
プロが工具を使って鍵を壊そうと思えばいくらでも出来てしまいますが、出来心による寸借盗は防げるはずです。

パイプの設置には費用がかかりますし、パイプの幅の分、駐輪台数は少なくなります。

DSCN3325

2016年5月、UKのランカスター駅構内の駐輪場。
こちらも、地面から生えたパイプ式。

IMG_0038

2016年8月、中共の広州市内。
歩道上に駐輪スタンドがあります。
これだと、フロントホイールを地球ロックすることは可能ですが、構造上、フレームごとチェーンロックするのは無理ですね。

P7156870

2016年7月、シンガポール市内。
このように、駐輪場でも何でもない場所で、電柱・ポール・フェンス類に勝手に地球ロックされるのは、迷惑であります。

DSCN4335

2016年12月、スペインのマラガ市内。
地球ロックしておいても、盗まれる時はパーツを外して盗まれます(笑)


秋の全国交通安全運動が始まりました。

本日2016年9月21日(水)より30日(金)まで、秋の全国交通安全運動が行われております。

毎年、春と秋に行われるイベントですね。
この期間は、特別な必要がないならば、バイクやクルマは運転しない方がいいでしょう。

DSC_1605

本日、錦町イトーヨーカドーにおきまして、秋の全国交通安全運動出発式という式典が行われ、私は、とだわらび交通安全協会の一員として、参加しました。

この上の写真の左側の方々のような、青シャツ、白帽、紺ズボンという、警察官のコスプレ風の制服を着なくてはならないのですが、どのような意図に基づくのか全く不明なのですが、まさに警察官の正式の制服に似せて作ってあるために、よく警察官に間違えられるのです。

交通信号や交差点などで交通整理の仕事をすることもあるのですが、専門的な交通整理のトレーニングを受けたわけでもなく、所詮は無償のボランティアに過ぎず、万が一事故の発生を防げなかったとしても何らの責任を取ることも出来ないので、正直、この警察官コスプレ風制服には迷惑しています。

本職の警察官とは一目瞭然に区別が付くようにしてほしい。
そもそもたかだかボランティアなんだから、制服なんて不要なのに。


夏の交通事故防止運動出発式に行ってきました。

本日2014年7月15日(火)、蕨市錦町のイトーヨーカドー錦町店にて、夏の交通事故防止運動出発式が行われました。

私は、とだわらび交通安全協会のメンバとして、このイベントに参加致しました。


蕨警察署長のご挨拶。


イトヨの周りで、買い物客に対して、交通安全啓発グッズ1,000セットを配る。
中には、テッシュ、反射テープ、パンフレット等が入っています。
どの程度の効果があるものなんでしょうか。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

交通事故にはお気をつけ下さい。


警察庁が「治安の回顧と展望」を発表。

警察庁が、2014年3月14日、本年度版の「治安の回顧と展望」という文書を発表しました。
この文書は、カラー写真・地図入りの一般向けの簡易版と、詳しい版があります。

↓カラー写真・地図入り一般向け簡易版
警察庁:焦点第283号-平成25年回顧と展望-「昨今の情勢を踏まえた国際テロ対策」(PDF)

↓詳しい版
警察庁警備局:治安の回顧と展望(平成25 年版)(PDF)

 

警察庁による、北朝鮮関連の解説

この詳しい版の中で、北朝鮮と、その関連団体についての解説がありました。
ここに書いてあることは、不十分な情報に基づく推測も交えてあるので、数十年後に検証してみれば間違っていたというな誤りもあるかもしれません。
しかしながら、「現時点での日本国政府の公式な認識」ということになります。

第2 外事情勢
1 北朝鮮による対日有害活動
(2) 北朝鮮等による対日諸工作
イ朝鮮総聯の動向
(ア) 北朝鮮との関係(p.40)
朝鮮総聯が依然として北朝鮮に従属する組織であることを鮮明にした

(イ) 朝鮮総聯の現状
朝鮮総聯は、朝鮮総聯中央本部の土地・建物に係る競売が手続中であるなど厳しい情勢の中、3月25日に「朝鮮総聯中央委員会第22期第4回拡大会議」を開催し、これまで人事等を決定するため3年に1回開催することとしていた「全体大会」を、今後は4年に1回の開催とし、25年に開催予定であった「第23回全体大会」を26年に開催することとしたほか、議長、副議長等の任期を3年から4年に延長することとした。
このように、朝鮮総聯が「全体大会」の延期を決めた理由としては、朝鮮学校に対する高校授業料無償化の適用除外や朝鮮総聯中央本部の土地・建物に係る競売等の諸問題について適切に対応できていない現状から、現在の主要幹部への批判を回避することで、朝鮮総聯中央執行部の求心力の向上を図るためと考えられる

(ウ) 各種工作活動
朝鮮総聯は、高校授業料無償化の対象から朝鮮学校が除外されたことや、朝鮮学校への補助金支給を見送る自治体が増加していることに関して、その不当性を訴える街頭宣伝や、国会議員、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開し、集会、デモにおいて著名人の参加や支援意見の発表を得るなど親朝世論の形成に向けて一定の成果がみられた。

(エ)今後の見通し
引き続き、我が国において、朝鮮総聯、傘下団体等が主催する各種行事に国会議員、地方議員、著名人等を招待し、北朝鮮に対する理解、朝鮮総聯の活動に対する支援等を働き掛けるものとみられる。
一方、朝鮮総聯は、朝鮮学校支援運動等により既に一部の議員からの一定の理解や支援を得ているとみられるが、これら支援運動等に参加する議員等のパイプを利用して、我が国の対北朝鮮措置の解除等に向けた諸工作を展開する可能性もある

 

↑この、一段引き下げた部分は、この文書からのコピーです。
文字の色付け・太文字は私がつけたもの。

 

ということで、朝鮮総連について解説するとともに、今後の動きについて予測しています。

 

蕨市とも関係がある部分

基本的に、外事、公安は、国家の仕事なので、地方政治、行政レベルでは関係ありませんが、上記の朝鮮総連に関わる部分のみは、蕨市にも関係があります。

 

朝鮮総連は、「朝鮮学校への補助金支給を見送る自治体が増加していることに関して、その不当性を訴える街頭宣伝や、国会議員、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開」しました。その結果として、「親朝世論の形成に向けて一定の成果がみられた」と、警察庁は分析しています。

その上で、今後について、「我が国において、朝鮮総聯、傘下団体等が主催する各種行事に国会議員、地方議員、著名人等を招待し、北朝鮮に対する理解、朝鮮総聯の活動に対する支援等を働き掛けるものとみられる」、さらに、「朝鮮学校支援運動等により既に一部の議員からの一定の理解や支援を得ているとみられるが、これら支援運動等に参加する議員等のパイプを利用して、我が国の対北朝鮮措置の解除等に向けた諸工作を展開する可能性もある」と予測しています。

 

 

これをまとめると、驚くべきことですが、

朝鮮学校への補助金を自治体が見送らないように、北朝鮮に従属する組織である朝鮮総連は、街頭宣伝や、地方議員、自治体等に対する要請行動等を展開し、成果を上げている。今後も、同種の活動を続けるものとみられる。既にパイプがある議員等を利用して、更なる諸工作を展開する可能性もある。

と、警察庁は考えています。

為念、これは私の個人的な意見ではありません。
警察庁の公式な文書に書いてある、「現時点での日本国政府の公式な認識」です。

 

これらを逆に言うと、日本国政府が北朝鮮に圧力を掛けていく方針を取っている中で、朝鮮学校への補助金を出し続けている自治体があった場合は、そこの地方議員、自治体は、「朝鮮総連からの要請行動等の影響を受けているのではないか?」というレピュテーションリスクに晒されることを覚悟しなくてはならないこととなります。

 

 

私の個人的な意見

ちょっとこの件については、いろいろ大人の事情があるので、個人的な見解を書くのは今のところは差し控えます。


とだわらび交通安全協会の定期評議員会がありました。

昨日2013年5月15日(水)、戸田市文化会館にて、とだわらび交通安全協会の定期評議員会がありました。

この団体は、全国で警察署単位で設立されている、交通安全のための非営利法人であります。活動の原資は、例の、免許更新時に手数料のための収入印紙を買うカウンターで一緒に加入を勧められるアレです。私は学生時代に水戸で免許を初めて取得して以来この方、一度も払ったことありませんが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/交通安全協会

私もこの団体のメンバーになっております。
メンバーのことを「評議員」と呼びます。
メンバーといっても、役得は何もありません。純粋な交通安全ボランティアであります。他のメンバーは、アクティブシニアの方が多いようです。似たような組織として消防団がありますが、あちらの方がメンバーの平均年齢は低いと思います。
活動内容は、地域のお祭、春秋の交通安全週間のときに、警備員のような制服(貸与されたものだが、事実上もらったのと同じ。よくコスプレと間違われる)をして交通誘導を行ったり、キャンペーン用の景品を配って歩いたりすること等です。

Untitled

会議においては、24年度事業報告、決算、25年度事業計画、予算が上程され、全て可決されました。

24年度決算は、

収入
全体で23M。
内、
会費収入が18M
戸田市・蕨市からの補助が2M
前期繰越が3M。

支出
全体で21M。
内、
交通安全活動費が11M(そのうちのキャンペーン期間に配布する景品代が8M)
事務管理費が1M
県レベルの上位組織への上納金が7M
次期繰越が2M。

交通安全協会は警察の天下り組織だろなんてよく言われます。(私が言ってる訳ではありません為念)
支出の科目上「人件費」というものが無いので明確には分かりませんが、ざっと見たところ、人件費に相当するものは、
交通安全活動費 – 支部活動費 1.0M
くらいです。一年間で1メガ円、つまり月に8.3万円程度ですので、パートの事務員を週2日雇う程度の金額ですね。少なくとも、とだわらび交通安全協会は天下り組織ではないようです。(他の勘定科目に紛れている可能性はあります)
但し、県レベルの上位組織への上納金7M(正確には6,662,500円)というのがナゾでありますね。暇な時に調べてみようと思います。