彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

この週末、令和6年(2024年)11月16-17日(土日)、熊谷スポーツ文化公園にて、彩の国 食と農林業 ドリームフェスタが開催されています。

地元行事と時間帯が重なってしまい、オープニング式典には間に合いませんでしたが、午後から見学してまいりました。

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県内の農業、林業、さらには規模は小さいですが水産業、畜産業の事業者、組合、それらの加工事業者が出品しています。

展示販売をしており、その場で食べられるものもたくさんあります。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

私は、昨年は地元の用事が完全に重なってしまっていて、招待されたものの、まったくいけませんでした。今年は初めて参加しましたが、たいそう賑わっていてびっくりしました。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県農業技術研究センターの展示。

カメムシによる害の研究です。

今年は、カメムシが大量発生しており、農業への害が大規模に発生していて大変なのです。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県水産研究所の展示。

上皇陛下が研究所にご視察の折に賜ったお言葉をヒントにして品種改良したヒレナガニシキゴイ。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県内の養蚕農家は、わずか7軒だそうです。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

左は、ナマズの天ぷら。

意外とおいしいです。


決算特別委員会が終わりました

県議会、決算特別委員会が終わりました。

 

9月定例会閉会後に、閉会中審査を行っておりました。

かなりのボリュームがありましたし、審査期間中に衆議院総選挙も重なり、目の回るような忙しさでしたが、ようやく終えることが出来てホッとしております。

楽しい委員会でした。

4年間の任期中、おそらく決算特別委員会に配属されるのは1回だけ(1年度だけ)です。

20241111_決算特別委員会委員集合写真

委員会メンバ全員で記念撮影をしました。

(最近、目の調子がわるくて、常時メガネをかけております)

 

 

部局別に取りまとめを行う、「改善又は検討を要する事項」というのが、蕨市議会には存在しなかった、面白い仕組みです。よその市議会でも、同じ仕組みを採用しているところもあるとのことです。

部局毎の審査終了後、各委員が好き勝手に、自分の意見を述べることが出来ます。

私は自民党県議団の所属なので、もちろん会派のコンセンサスにあらゆる状況において拘束されるのですが、この「改善又は検討を要する事項」の案を述べる段階では、事前のすり合わせを行うこともなく、かなりフリーダムに自分の意見を言うことが出来ます。

しかしながら、それらの発言がそのまま最終的に採用されるかどうかは分かりません。

今後、様々な調整を行う段階で、削除・修正され、最終的には全会派の全会一致で決定する慣習となっております。


県議会 決算委員会中です。

さて、埼玉県議会では、令和6年(2024年)10月16日(水)に、9月定例会が閉会しました。

 

9月定例会閉会後に、「閉会中審査」ということで、決算特別委員会が開かれております。令和5年度(2023年度)決算を審査するものです。

202410 埼玉県議会決算特別委員会

蕨市議会では、決算審査は、9月定例会中に行っておりました。自治体によって議会のやり方は全く違うのですね。

 

20241017 埼玉県議会決算特別委員会視察 岩槻高齢者講習センター

決算特別委員会にて、県警 岩槻高齢者公衆センタを視察しました。

本年5月、サービスイン前にも視察しているのですが、今回は、サービスイン後、営業中の様子を見学することが出来ました。

年を取って、認知能力・身体能力・いわゆる運動神経が劣ってくるのは仕方がないことです。高齢者講習は、これらの能力の向上を目指すものではなく、これらの能力の衰えの自覚を促すものです。

建物の広さに対して、まだ人の数が少ないなといった印象です。

まだまだ試験運用フェーズといったところで、ノウハウを積み重ねながら、徐々に受け入れ定員を拡大していくようです。

 

20241017 埼玉県議会決算特別委員会視察 大久保浄水場

同じく、決算特別委員会にて、さいたま市桜区の大久保浄水場を視察し、高度浄水プラントの建設進捗を確認しました。

こちらもまた、本年5月に、蕨市議会 保守系会派:新翔会の仲間とともに視察しているのですが、着々と建設が進んでいる様子が確認できました。

20241017 埼玉県議会決算特別委員会視察 大久保浄水場

現行施設による水道水と、既に高度浄水プラントが建設され運用されている新三郷浄水場の水道水をブラインドテスト。

視察団の全員が、「高度浄水水が圧倒的に美味しい!」と大絶賛でした。

令和10年には稼働開始とのことで、とても楽しみです。

もうペットボトルの水を買う必要はなくなりますよ。

水道水がむちゃくちゃ美味しくなります。

 

 

202410 埼玉県議会決算特別委員会

そして、連日、決算特別委員会が開かれております。

 

202410 埼玉県議会決算特別委員会

決算審査が、各種財務諸表が適正かつ公正であることを確認する作業であることは当たり前です。

「決算審査」は、あくまでも、過去の既に終了した年度の審査を行うものですので、将来について語ることや、自分の考え、要望を述べる場ではないんですよ。

それでも尚、私の決算審査によって、埼玉県の経営が改善されていく契機となるように、尽力して参りたいと存じます。


埼玉県戦没者追悼式がございました

先日、令和6年(2024年)10月26日(土)、埼玉会館におきまして、埼玉県戦没者追悼式がございました。

家族や故郷を守るために命がけで戦った先輩方に感謝申し上げます。

平和の実現のために最善の努力を尽くしつつ、それでもなお再び国の危機があれば、悠久の大義に生きる偉大な先輩方の後に続いて戦うことをお誓い申し上げます。

 

 

尚、令和6年(2024年)10月30日(水)には、蕨市戦没者追悼式が、蕨市民会館にて行われましたが、埼玉県議会 決算特別委員会の審査中のため、事務所スタッフに代理出席してもらいました。


埼玉県議会 9月定例会 産業労働企業委員会

もう10月に突入して10日間も経過したところですが、ただ今、埼玉県議会では、9月定例会が開かれております。

 

昨日は、常任委員会が開かれました。

私は産業労働企業委員会に所属しております。

 

私からは、

  • 建設が進められているSAITAMAロボティクスセンタがもたらす、県内産業への効果
  • 県営水道の危機管理体制 — 水害対策とテロ対策

について質疑を行いました。

 

 

建設が進められているSAITAMAロボティクスセンタがもたらす、県内産業への効果

SAITAMAロボティクスセンタは、鶴ヶ島市に建設が進められているもので、ロボット産業の集積・振興を目指したものです。令和8年度にカットオーバされる予定です。研究開発、実験施設が時間単位で借りられるレンタルラボ施設の他、オフィス機能が提供される予定です。

また、ロボット産業のサプライヤ企業、ユーザ企業、大学などをネットワーク化した会員組織が既に立ち上がっております。

私の質疑は、上記の(1)建設が進められているハコモノ、(2)既に組成されている会員組織、この2つを活用して、如何にしてロボット産業を埼玉県に集積し、埼玉県産業の振興に繋げていくのかシナリオを問うものでした。

答弁を聞きましたが、率直に言って、よく分かりませんでしたね。
というよりも多分、無いですね。
けっこうヤバいなと思いました。
少なくとも、私のささやかな商人としての感覚から言うと、うまく行かなかった場合の撤退プラン(いつまでに、◯☓という条件を満たさなかったら撤退して、代替として△※に作り変えるという計画)は作っておいた方が良いのではないかと思いました。

 

 

県営水道の危機管理体制 — 水害対策とテロ対策

県営水道というのは、上水道の上流工程を指します。

川から取水 ~ 浄水場で浄水 ~ 市町村の浄水場に送水

までの工程を行っています。

 

市町村においては、これらの県営水道から購入した水(いわゆる県水)と、自ら取水した井戸水をブレンドして、水道として住民に提供しています。

蕨市の場合は、県水と井戸水の割合は1:1くらいですね。

 

県営水道の浄水場は、川から取水するので、当然ながら、大きな河川の際に建っています。

例えば、蕨市に県水を送っているのは、大久保浄水場(さいたま市桜区)です。

さいたま市の洪水ハザードマップを確認すると、

大久保浄水場の敷地は、「3.0~5.0m未満の浸水」ということになっています。

 

浄水場が浸水する場合の対応について質疑しました。

まず、止水板などを設置することにより、50cm程度の高さまでは水を防げるそうです。一般的な家屋だと床上浸水するレベルですね。
更に、排水ポンプも装備しているとのことです

更にそれ以上の高さの水になると、これはお手上げです。
BCP計画(業務継続化計画)もないし、装備もない。
万が一、浄水場が冠水して泥まみれになった場合、どのように復旧するのか、そのための期間はどの程度を見込むのか、といった計画はありません。

計画も装備も無い理由は、今のところ、浄水場が冠水するレベルの災害に見舞われたことは無いから、ということです。

近年、地球温暖化の影響によって、自然災害の頻発化・激甚化が拡大していることを考えると、これはちょっとヤバいかもしれませんね。

 

 

これらは、あくまでも「質疑」なので、答弁を受けて、自分なりの意見を開陳したり、要望を行うことは出来ません。

自分の意見と要望を述べるのは、一般質問などの別の場で行うことになります。

 

 

所管事務調査:県の商店街活性化施策について

また、埼玉県議会の委員会には、所管事務調査という仕組みがあります。
これは蕨市議会にはなかったものです。
その委員会の所管の範囲内であれば自由にテーマを選定し、詳しく質疑することが出来ます。時間や回数の制限はありません。
(とは言え、おおむね、1定例会で1人1題まで、10分間くらいという慣習のようです)

 

私はこの度、県の商店街活性化施策について所管事務調査を行いました。

地域密着の商店街は、地域経済を支え、地域の人々の心の中心です。
しかしながら、全国どこでも商店街は衰退し続けています。

一度衰退しつつも、再生策が成功して再び盛り上がっている商店街もあることはあるのですが、同じ再生モデルをパクっても成功することは、まずありません。
やる気のあるキーパーソンが属人的に頑張って成功したケースが多く、これは真似することは不可能です。

かつて、商店街の脅威は、スーパーマーケット、郊外型ナショナルチェーンストア、郊外型ショッピングモールなどの大規模小売店舗でした。

今日における商店街の脅威は、ECの進展です。

皮肉なことに、かつて商店街を苦しめた総合スーパーマーケット、百貨店業界も、今日ではAmazonエフェクトに苦しんでいます。

総合スーパー・百貨店は、不採算店舗の閉鎖、売り場の縮小などのスクラップ&ビルド、事業の選択と集中による経営資源の効率活用によって生き残りを図っていますが、衰退トレンドは留まるところを知りません。

セブン&i HDは、祖業である総合スーパー部門の売却を決めました。
百貨店業界は、かつて地方中核都市の中心であり住民の誇りだった地場百貨店はほぼ壊滅しました。ナショナル百貨店は統廃合が進みましたが、まだまだばたばたと潰れ続けています。

総合スーパー・百貨店が血の滲むような努力をしてリストラし続けているにも関わらず、商店街の活性化施策は十年一日の如く同じメニュで、砂漠に水を撒くような不毛な結果しか得られていない点に、私はかねてより危機感(と不満)を持っていました。

 

 

ということで、商店街を巡る市場環境の変化、県の認識などを問い質しました。

私なりに「商店街活性化施策はこう変えるべし」という改善アイディアがあるわけでもないので、引き続き、考えていこうと思います。

 

20241009 産業労働委員会の自民党メンバ

産業労働企業委員会の、自民党県議団メンバ一同にて記念撮影ぱちり。


埼玉県議会 9月定例会が開会

昨日、令和6年(2024年)9月25日、埼玉県議会 9月例会が開会しました。

一般会計補正予算など、14議案が提出されております。
会期は、10月16日までの22日間です。

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主な内容としては、

 

スクラップヤード条例制定に伴う、許可申請定数料の額を定める条例案

スクラップヤード条例(埼玉県特定再生資源屋外保管業の規制に関する条例)は、自民党県議団がプロジェクトチームを立ち上げて準備を重ね、先の定例会にて提案して制定されたものです。これを受けて、手数料額を定めます。

 

川口北警察署の建物・設備の工事請負契約の締結

県南地域の治安悪化に伴い、新たに新設する予定の警察署です。入札は既に終わっております。一定の金額以上の契約は、議会の認めないと締結できません。

 

 

蕨市を代表して、慎重審議してまいります。


拉致問題を考える埼玉県民の集い

自民党 埼玉県議団では、ただ今、北朝鮮による拉致被害者救出のための条例制定に向けた準備を進めております。

 

 

先日、令和6年(2024年)9月21日(土)、埼玉会館におきまして、拉致問題を考える埼玉県民の集いがあり、出席してまいりました。

救う会埼玉(北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会)、埼玉県の共催によるイベントです。

20240921 拉致問題を考える埼玉県民の集い

北朝鮮による拉致被害者全員の身柄の奪還に向けて、あらためて強い決意を共有しました。

 

講演では、コリア研究の学者であり、特定失踪者問題調査会の代表を務める荒木和博氏から、北朝鮮の現状と拉致問題解決に向けての今後の方向性について、興味深い話がありました。

 

・北朝鮮内部は、経済危機が進み、社会は混乱。

拉致に関する記録はもはや散逸しており、北朝鮮政府による把握も困難。

 

・韓国からの韓流ドラマ、K-POPなどの情報の流入は止まらない。

北朝鮮政府による統制、見せしめ的な処分をおこなっても流れは変わらない。

金正恩自身が、演説の中で、韓国(南コリア)で使われる単語をついうっかり用いてしまっていることから、韓流ドラマを閲覧していることがうかがえる。
(韓国と北朝鮮とでは、同じ言語ながらも、長い分断を経たため、同じ事象・物に対して異なる単語を用いるケースが少なからずある)

 

・国力の低下、軍の規律の乱れ

本年7月の大水害によって人々の暮らし、内政は混乱したまま。
軍が人々を助けず、食料略奪をする。

 

・ポスト金正恩の後継者争いが激化

推定年齢40歳ながらも肥満体の最高指導者は、長生きできそうもない。
後継者候補+その取り巻きの宮廷内後継者争いが激化しており、体制はもはや一枚岩とは言えない。
後継者争いの間隙に、例えば政敵排除を目的として、拉致問題に関する情報が公開される可能性がある。

 

・荒木氏の認識では、「今までも、今も、日本国政府は本気で拉致問題に取り組んでいない」

今まで:
日朝国交正常化を目指す国会議員勢力があり、拉致問題が障害になると考えて、ウヤムヤにしようとした。

今:
今に至っても、警察が正確な情報を出さなかったり、虚偽の説明を行ったりするのは、上記のような政界からの不当な圧力を受けてきた経緯があるから。

政府が、今持っている全ての情報を公開すれば、世論は一気に盛り上がり、拉致問題解決へ向けての圧力になるはず。

 

 

個人的な所感

「表には出てこないが、真実は◯✕である」といった裏事情的な話は、聞いている分には面白いが、検証が不可能であり、そのまま鵜呑みにすることは出来ません。

しかしながら、専門家の分析から、拉致問題解決へ向けての新たな可能性について、新しい視点を得ることが出来ました。

 

 

 

20240921 拉致問題を考える埼玉県民の集い

先のエントリにてご案内した通り、

本年10月5日に、北朝鮮に囚われた拉致被害者向け日本語ラジオ放送「ふるさとの風」、「しおかぜ」公開収録が蕨市にて行われます。