「他党とのパイプ」が重視されるのは何故か?

例えば ↑ こんな記事とか

こんな記事とかがありますけど、新総裁を選ぶに当たっての評価項目の一つとして、

◯☓さんは、他党とパイプが太い
△☆さんは、他党とのパイプがない

みたいな言い方をすることがあります。

 

 

私個人的には、これって、すごく違和感があるんですよ。

パイプって何?

個人的に知り合いだって言うこと?
相手の携帯電話番号を知っていて、気軽に電話できますっていうこと?
酒飲み仲間?

 

 

ビジネスパーソンとしては、ちょっと理解できない評価軸なんですよね。

公の政党間の関係は、制度化されていて、ルールに基づいていて、オープンであるべきじゃないんですかね?

ここで、オープンというのは、世間に対してオープンという意味ではありません。
その組織内で情報共有されている、ということです。
例えば、他党の◯☓さんと、いつ、どこで、会いました。メンツは・・・話の内容は・・・という活動報告は、個人に帰属するべき情報ではなく、組織内で、然るべきアクセス権を設定した上で、その範囲内ではオープンであるべき情報だ、ってことです。

 

 

業界トップの会社、何でもいいんですけど例えば、トヨタとか、コカコーラとか、ユニクロとか、アップルとかが、同業者に「ちょっとビジネスの話で会いたいんですけど」って言えば、個人的な好き嫌いとか、名刺交換したことがあるかどうかとかは関係なく、普通は会いますよね。

いや、もちろん例外はあって、すべて水面下で交渉して、関わっているのは社長+経営企画部とかの特命チームだけで進める案件みたいなのもるでしょう。そういう案件では、トップ同士の個人的な信頼関係は大事だと思います。

しかしながら、公党同士が交渉する際に、制度・ルールに基づかずに一部のメンバだけが関与して、水面下で進めるという状況は、本来ならば、あってはならないんですよ。

 

 

なぜここまで、個人に帰属する「他党とのパイプ」が重視されるかというと、

我が国の政治が、依然として、制度化されておらず、ルールがなく、オープンではないからです。

我が国の政治が、

人脈を頼りに物事が決まるコネ政治であり、

政策より人間関係を優先し、身内を優先する仲良しクラブ政治であり、

ルールに基づくオープン性がない、密室政治

だからです。

 

 

このような、コネ政治・仲良しクラブ政治・密室政治であるのが残念な現状だとしても、このような悪しき現状を良しとして追認するようなマスメディアの報道姿勢には、違和感しかないですね。

政治を、制度化して、ルールを設けて、オープンにしていかないとならないと思いますね。


「他党とのパイプ」が重視されるのは何故か?」への3件のフィードバック

  1. 埼玉自民も同じではないですか?
    誰も田村琢実県議に何も言えないじゃないですか
    意見を言えば除名される
    邪魔になれば新聞社にリークさせ幹事長から下される

    LGBTQ条例を制定
    不法滞在者ゼロプランを拒否
    選択的夫婦別姓
    移民推進
    川口のクルド人問題には箝口令

    全てマルクス主義です
    埼玉自民はいつから共産党になったのですか?

    • コメントありがとうございます。
      ご指摘のようなことはありませんが、誤解を招かぬよう努力してまいります。

      • 私が誤解しているとでも?
        誤解ではありません。
        全て事実です。
        保谷さんこそ現実から逃げないで下さい。

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