埼玉県立熊谷図書館を訪問。県立図書館は「埼玉県全体の知のインフラ」であるべき

埼玉県立図書館は、現在、熊谷図書館久喜図書館の2館体制です。

 

今後は2館を集約し、熊谷市中心部に整備予定(2030年と2033年に段階的に竣工予定)の「北部地域振興交流拠点」に新県立図書館の窓口を設けるとともに、熊谷地方庁舎の敷地内に書庫棟を整備し、2つの施設を一体的に運営する計画となっています。

 

新県立図書館では、

  • 来館しなくても利用できるデジタルサービスの充実
  • 市町村立図書館との役割分担
  • 地域資料の収集・保存とデジタル化

など、従来型の「たくさんの本を並べ、人が訪れて読む図書館」から大きく役割を転換していくことになります。

 

 

県立図書館は「埼玉県全体の知のインフラ」であるべき

私は先の6月定例会一般質問で、

 

新県立図書館による県内知的資産DXの推進について

というテーマを取り上げました。

 

 

古文書や郷土資料をはじめとする、著作権上の問題がない紙ベースの資料について、単にデジタル画像として保存するだけではなく、

  • 検索可能にする。
  • 機械可読にする。
  • AIを通じても利用できるようにする。

県内に蓄積されてきた知的資産を、場所や時間の制約なく誰もが利用できる形にして、次の世代へ引き継いでいくべきだと主張しました。

 

 

これからは、図書館所蔵資料のみならず、あらゆる行政文書、その他のありとあらゆる文書については、AI readyであることが死活的に重要になります。

 

 

ところで、この一般質問をしておきながら、実は現行の県立図書館を訪れたことがありませんでした。

 

 

埼玉県立熊谷図書館を初訪問

そこで、先日、令和8年(2026年)7月28日(火)、熊谷図書館を初訪問して参りました。

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

建物は昭和45年竣工で、既に半世紀以上が経過しています。県の基本計画でも、熊谷図書館、久喜図書館ともに施設の老朽化が課題とされています。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

3階建てです。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

吹き抜けのロビー。

 

実際に歩いてみると、率直に言って、現在の「来館型図書館」としての姿だけを見る限り、小さな市の図書館とサービス内容が重なっている部分も大きいように感じました。

 

 

県立図書館には、市町村立図書館では収集しにくい専門資料の収集・保存、レファレンス、市町村立図書館の支援、県内図書館を結ぶ資料搬送ネットワークなど、県域全体を支える役割があります。

だからこそ、新しい県立図書館は、単なる「大きな市立図書館」を造るのでは意味がありません

埼玉県が持つ膨大な知識や記録をデジタル空間に解放して、県内どこからでも使える「埼玉県全体の知のインフラ」になってもらいたいと思います。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

ビジネス支援室。

 

このコーナーは、ビジネス本を置いてあるだけではなく、各種有料データベースサービスを利用できたり、コンサルも受けられるようです。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

2階フロアへ。

 

埼玉県の郷土資料のコーナーは、やはり充実していました。

 

他方で、視聴覚資料コーナーは、VHSビデオデッキが現役で置いてあるなど、設備更新が進んでいない様子も伺えました。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

展示コーナー。

給食ヒストリー

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

昔の給食と、今の給食を、食品サンプルで展示しています。

 

202607 埼玉県立図書館 熊谷図書館

展示コーナーの閲覧者をカウントする仕組みがありました。

 

尚、閲覧室内は、写真撮影禁止でした。

 

 

 

おまけの写真

2016年4月、平壌マラソンに出走するために参加したツアー一行で、平壌にある、人民大学習堂を訪れました。

これは、北朝鮮の国立図書館のことです。

もう10年前のものですが、写真でレポートします。

20160411 平壌の人民大学習堂

人民大学習堂の全景。

広場で白い帽子を被って座っている人たちは、マスゲームの練習をしている人民たち。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

エレベーターホール。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

豪華なロビー。

いかにも旧共産圏チックですね。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

司書さんかな?

 

20160411 平壌の人民大学習堂

閲覧室。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

何かの講習会。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

視聴覚コーナーの司書さんです。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

視聴覚資料は、VHSビデオが中心でした。

 

20160411 平壌の人民大学習堂

これはなつい!

この写真の製品は、CDプレーヤはなく、レコードプレーヤが付いていますね。

HITACHIのロゴが写っています。

chatGPTに画像を読ませて調べてみたところ、日立製作所の欧州市場向けミニコンポで、 1985年ころに発売されたHRD-MD04というモデルのようです。

 

 

高校に入学した時に、ケンウッドのこういうミニコンポを親に買ってもらいました。1990年ですね。当時、レコードはなく、CDプレーヤがついていました。

 

 

20160411 平壌の人民大学習堂

昼休みの時間に、フォークダンスを踊ってレクリエーション♪ する職員さんたち。

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