昭和34年 全国植樹祭in埼玉県の会場の今の様子

全国植樹祭 in 埼玉2025が、本年 令和7年(2025年)5月、秩父ミューズパークにて盛大に開催されたのは記憶に新しいところです。

 

実は、この大会は、埼玉県開催された植樹祭としては第2回目でした。

 

長瀞射撃場視察の帰り道、寄居町の前回大会 — 昭和34年(1959年)の会場に立ち寄りました。

寄居町の県道82号沿いの金尾山つつじ公園という、小さな山の公園です。

トイレや売店などがあちこちに設置されているような、秩父ミューズパークのような大きな自然公園ではありません。小さな山に遊歩道やベンチが設置されただけの、シンプルな公園でした。

 

実は、この県道は、国道140号の裏道として、バイクツーリング、四ツ輪でのドライブなどでよく走る道路でした。この道路脇に、全国植樹祭会場跡地があるなんて、まったく知りませんでした!

 

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

県道脇の小さな駐車場から、金尾山公園に登っていく階段。

このたびの全国植樹祭 in 秩父ミューズパークの開催にあわせて、整備されたようです。

 

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

金尾山公園の遊歩道。

歩きやすく、おがくず(?)が敷き詰められています。

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

昭和天皇・香淳皇后両陛下がお手植えになったヒノキ。

66年の歳月を経て、堂々たる姿に育っていました。

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

お手植えのヒノキは、木製の囲いによって守られていました。

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

これらのヒノキも、昭和34年の全国植樹祭で植樹された木だと思います。

この中のどれかは、私にとっては大先輩に当たる、当時の県議会議員が植えたものなのでしょう。

 

20250729 昭和34年の全国植樹祭@寄居町 金尾山 跡地

金尾山は小さな山です。

山頂まで遊歩道が続いていますが、、「足元が滑りやすいため」メインルートは通行止めとなっています。迂回路は設置されていましたが、このメインルートは、木々が生い茂り、すっかり路面は荒れ果てているようですね。予算がつかずにあまり丁寧にメンテナンスされていない、といったところでしょうか。

視察帰りゆえ、熊鈴を持っていなかったため、この先を進むのは控えました。

(ガチでクマが怖いので、山に入る際は100%必ず熊鈴を持ち歩くようにしています。最近は冬眠せずに冬季に活動するクマもいるため、冬でも同様です。)


埼玉県 長瀞射撃場

長瀞射撃場の概要と課題

平成6年(1994年)にオープンした、埼玉県立の射撃場です。

銃を扱い、危険でもあるため、街の中ではなく、長瀞の山の中腹を開かれて設置されています。

 

当初は、社団法人埼玉県猟友会からの請願によって設置された経緯があります。

狩猟者の育成・練習や、スポーツ競技射撃(ライフル)練習・大会運営に活用されてきましたが、利用者数減少と施設老朽化により、厳しい運営状況が続いています。

 

令和6年度より、県では「長瀞射撃場あり方検討委員会」で今後の方向性を検討中です。

↑こちらのwebサイト上に開催概要が掲載されていますが、議事録は非公開なので、どんな議論が行われているのかは不明です。

 

県議会でも、競技振興・地域活性・狩猟者育成など、様々な視点で議論が行われています。複数の議員が一般質問で取り上げていますが、おおむね、「廃止すべし」という方向性ではなく、「施設をリニューアルして、再建すべし」という方向性の主張が多いですね。

 

 

平成18年より指定管理者制度が導入されましたが、当時から一貫して(株)秩父開発機構が受託し続けています。

(株)秩父開発機構は、埼玉県や地元市町村も出資する第三セクターで、長瀞射撃場の他には、秩父ミューズパークの運営も受託しています。

 

 

視察してきました — 施設の様子

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

長瀞射撃場に、自民党県議団一期生有志にて、視察してまいりました。

 

左から、

長峰秀和氏(鶴ヶ島市)
東山徹氏(狭山市)
わたくし
栄寛美氏(春日部市)

 

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

長瀞射撃場クラブハウスの受付にて。

標的などの射撃に必要な消耗品のほか、Tシャツ、タオルなどのグッズ販売にも力を入れ、収益源の多角化を図っています。

 

 

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

秩父盆地の町並み、武甲山から続く秩父、奥武蔵の山々がよく見えます。

 

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

射程300mの大口径ライフル射場。

この方は、スポーツ射撃です。

平日ゆえか利用者数は数名程度でした。

 

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

ビームライフルの体験をさせてもらいました。

上記写真の射場は、屋内施設であるにもかかわらず冷房がありません。

また、古い施設であるため、バリアフリー化が行われておりません。

 

 

射撃の分類と課題・将来の見通し

ざっくりまとめると、射撃の種類には、

  • クレー射撃
  • ライフル射撃

の2種類があります。

クレー射撃は、散弾銃を用いて、動く標的を打つものです。スポーツ競技でもありますが、狩猟者の練習向けという性格もあります。

ライフル射撃は、ライフル銃を用いて、一発だけの弾丸を打つものです。オリンピック種目にも採用されているスポーツ競技です。ごく一部の高校、大学では部活動として射撃部も存在するとのことです。

 

射撃を目的別に分類すると、

  • スポーツ射撃
  • 狩猟のための射撃

があるわけです。

 

スポーツ射撃の競技者も、狩猟者も、高齢化が進み、減少し続けています。

 

 

狩猟のための射撃に関して言うと、温暖化の影響でシカ・イノシシ・クマなどの被害が拡大している今、狩猟者の計画的な育成が必要です。

「狩猟女子」をテーマにした漫画や、狩猟系Youtuberの活動もあり、影響を受けて始める人もいるようですが、長期的な狩猟者減少トレンドを転回させるほどには至っていません。

 

20250729 埼玉県長瀞射撃場視察

また、実は、長瀞射撃場は、散弾の成分である鉛による環境汚染のおそれを指摘され、平成13年(2001年)からクレー射撃場を廃止してしまっています。

既にクレー射撃場があった土地は、太陽光発電施設として貸し出しをしてしまっており、復活することは現実的ではありません。

 

また、吉見町に百穴射撃場という民間経営のクレー射撃場があり、県内の需要をカバーしているようです。

 

 

蕨市民としてはあまり馴染みがないテーマですが、県議会議員としてしっかり議論を深めていきたいと思います。


大野埼玉県知事が、トルコとのビザ免除協定の一時停止を要望

我が国とトルコとの間には、相互に相手国民の出入国管理を「特別扱い」する旨定めたビザ免除協定があります。、観光や短期商用での滞在であれば、最大90日間ビザが免除されるという内容です。

正式名称は、「日本国とトルコ共和国との間の査証免除に関する取極」です。

 

 

この度、大野元裕 埼玉県知事が、このビザ免除協定の一時停止を国に対して(埼玉県選出の国会議員に対して)要望したことが報道されています。

記事の中の文言によると、「ビザ免除協定に基づき入国し、正当な理由を認められない中、難民申請を繰り返す外国人が滞在を継続し、犯罪行為を行う事例などにより住民に不安が広がっている」という理由によるものです。

 

 

前述のように、この協定は、相互に特別扱いを定めたものです。「特別扱いの一時停止を求めた」ということは、「通常の扱いに戻すことを求めた」、ということになります。

何らかの特殊な、例外的な、差別的な、扱いを求めたわけではありません。

 

 

こちらの記事では、「治安悪化のファクトが無い」にも変わらず、このような要望を行ったことに対して、批判的なニュアンスで取り上げられています。

 

 

犯罪に関する定量的な指標としては、刑法犯認知件数というものがあります。治安の善し悪しは、一般的に、この刑法犯認知件数の上下によって示されるものです。

これとは別に、防犯面での安心・安全が守られているという感覚、何となく不安という感覚といった体感治安を定量的に示す指標を開発し、防犯政策に活用するべきだ、既存の指数(刑法犯認知件数に)表れ出てこない県民の不安な気持ちに寄り添うべきだと、私は令和6年(2024年)12月定例会一般質問にて求めました。

 

 

このたびの大野知事のアクションは、「既存の指標に表れ出てこない県民の不安な気持ちに寄り添うべきだ」という、私の主張に従って行動してくださったものと理解します。ありがとうございます。

体感治安を定量的に示す指標については、令和7年度からの「埼玉県防犯のまちづくり推進計画(5ヶ年計画)」において導入する方向性が打ち出され、、県が現在開発中です。


2025参院選:衆参ともに自公は過半数割れ

かなり厳しい結果でした。

 

 

埼玉県選挙区では、自民推薦:矢倉かつおさんが落選

4人枠の埼玉県選挙区においては、自民党は、公認:古川俊治さんと推薦:矢倉かつおさん(公明党埼玉県本部代表)の2人当選を目指していました。

古川俊治さんについては、前回よりも獲得票数を大幅に減らしたものの、1位当選をキープすることができて、ホッとしました。

矢倉かつおさんを落選させてしまったのは、痛恨の極みです。私もかなり頑張ったつもりですが、矢倉さんのように有能で、高度な専門性を持った方には、引き続き国政の場で活躍してもらいたかったと思いますし、残念です。

 

 

自公、過半数割れ

自公合わせて50取れればかろうじて過半数維持ということで、石破首相はこれを目標として掲げていました。

結果は、自公合わせて47でした。
和歌山県選挙区の無所属・世耕派の方を追加公認すれば48ということになります。

与党が衆参同時に過半数割れ、という状態は、我が国の憲政史上初めてとのことです。野党がまとまっていれば、自公は下野して政権交代、ということになったと思います。しかしながら、今の野党はバラバラですので、野党のどこかがリーダーシップを取って政権を奪取しようという動きは、今のところ見られません。

事前の情勢調査によると、自公合わせて「50未達は確実な状況で、最悪の状況では40以下もありうる」といった予測がなされていました。

「過半数にギリギリ届かず、さりとて、圧倒的な過半数割れと言う程でもない」という獲得議席数は、有権者が絶妙なバランス感覚を示した結果です。「政権交代までは望まない」というのが民意だと、私は解釈しました。

 

 

自民党内の責任論

2024/10衆院選、2025/7参院選と負け続けたので、当然、石破茂政権への責任を問う声が出てきています。

石破茂首相は、いち早く、続投を宣言しましたが、辞任を求める党内の声は、日に日に高まっています。

私も、党勢立て直しのために、早く辞めて欲しいと思いますね。

新しい体制の下で、組織の立て直しを図ってほしいです。

 

 

選挙の争点セッティングに失敗した

今回の参院選で争点になったと言われているのは、

  • 外国人政策
  • 物価高対策

 

外国人政策については、「多文化共生策」などと呼ばれることもありますが、私はかねてより、このようなオブラートに包んだ分かりにくい呼び方を止めるように唱えてきましたし、

実務レベルでなし崩し的に移民受け入れ拡大が進む現状の問題点を指摘し、我が国が移民の受け入れを拡大して国柄の変更を受け入れるのか否か、国政レベルにおける議論を行うことが必要だと(その議論によって、どのような結論が出るかは別として)主張してきました。

熟議を経てしっかりと外国人政策を定めないと、日本国在住日本人と日本国在住外国人とがお互いに不満を溜め込み、憎み合う排外主義の嵐が吹き荒れ、差別とヘイトを生んでしまうと指摘してきました。

この度の参院選においては、熟議を経ることなく、なし崩し的に国内に在住外国人が増えていく現状に対する有権者の不満が高まり、爆発しました。

 

参政党の大幅な獲得議席数増については、西側各国共通のトレンドである、右派ポピュリズムの伸長の一環として捉える事が可能です。

問題の所在は明らかでしたので、早目に取り組んでおくべきでした。

丁寧かつ十分な熟議を行っていれば、外国人対策が争点となることはなく、従って、参政党のような、排外主義的傾向が強い政党が伸びる余地は無かったと思います。

 

 

物価高対策については、短期的な小手先の対策に過ぎない「給付か?消費減税か?」と争点が矮小化してしまいました。物価の上昇トレンドは、これから数年~十数年単位で続くものなので、根本的・中長期的な解決策を明確に提示し、争点とすべきでした。

今日、明日の暮らしにも困るような低所得層の生活を守るためというのであれば、直ぐに実行可能な給付にも意味があります。これは、短期的な物価高対策です。あくまでも短期的なものに過ぎないので、中長期的な物価高対策は別途議論する必要があります。

 

自民党は、中長期的な物価高対策として「所得増を目指す」と主張していたのですが、ではどうやって所得増を目指すのか?という点で具体性がありませんでした。また、自民党は、野党に対抗して、短期的な物価高対策として「2万円現金給付」を進めようとしました。

そのため、中長期的な物価高対策と、短期的な物価高対策の議論がごちゃまぜになってしまい、争点がぼやけてしまいました。

 

 

以上述べたように、自民党が争点セッティングに失敗した点も、参院選敗北の原因の一つと言っていいと思います。

 

 

私からの党中央への要望

ということで、私の考えをまとめると、以下のような感じです。

 

  • 移民受け入れ拡大の是非について、国民的な議論を喚起しつつ、国政レベルにおいて責任ある議論と方針決定を行うこと。

 

  • 在住外国人に関する政策とその費用負担について、地方自治体に一方的に押し付けるのではなく、国政としての責任において検討・対応すること。

 

  • 参政党に象徴される右派ポピュリズムの潮流について、正面から研究・分析し、国民の問題意識を昇華して政策に取り入れる姿勢を持つこと。その際、排外主義に陥ることなく、差別やヘイトスピーチの助長を徹底して防ぐこと。

 

  • 物価高を上回る所得増をどうやって実現するのか、具体的な成長戦略をデザインすること。

参院選いよいよ終盤

本日、令和7年(2025年)7月19日(土)が最終日、明日20日(日)が投開票日となります。

自民党、そして埼玉選挙区においては古川俊治候補へのご支援をどうぞよろしくお願いします。

 

 

昨日7月18日(金)は、午前中、古川俊治候補者本人が蕨入りし、市内各地で政策を訴えました。

20250718 参院選 自民党 古川俊治候補 街頭演説会

夕方には、武蔵浦和駅前にて街頭演説を行いました。

 

大野元裕知事、小泉進次郎農林水産大臣が応援演説を行いました。

 

20250718 参院選 自民党 古川俊治候補 街頭演説会

演説会の後、みんなで記念撮影。

 

 

さて、投票日前日の今、この度の参院選に関する雑感を非体系的につらつらと書きます。

 

自公は過半数維持できるか?

自公あわせて50議席が過半数ラインであり、石破茂首相もこれを目標数値として掲げています。各マスメディア等による情勢調査によると、厳しいようです。

既に衆議院では自公与党は過半数を割れています。与党が衆参両方で過半数割れする状態で政権を運営・維持したことは、我が国においては憲政史上、経験がありません。

選挙戦も終盤となり、「政権与党が厳しい」というマスメディア報道が出ると、「与党にお灸を据えたい」という目的だけで野党に投票する予定だった層は、「それは、マズい。安定が大事だ」と判断して、与党に投票したりする行動が見られたりします。

マスメディアの報道内容が、投票行動に影響を与えてしまう、というパターンです。

今回の結果については、予測しにくいですね。

 

50議席確保出来ない場合は、石破茂首相退陣というシナリオは十分あり得ますし、最悪のパターンでは、自公下野というシナリオも可能性ゼロではありません。

今の時点では、評論家的、表面的な記述に留め、個人的な予測を書き記すのは控えます。

 

 

参政党の躍進 — 右派ポピュリズムの伸長

主張は首尾一貫しておらず、その掲げる公約・政策には、あらゆる意味で、かなり「ヤバい」内容も多く含まれています。そうであるにも関わらず、支持を拡大しています。

一言で彼らの主張・考えを表現すると「右派ポピュリズム」ということになると思います。

 

自民党は、本来、左右両方にウイングの広い政党でした。党外において、様々な新しい主張・考えが生まれ育ってきて、それらを掲げる政治的グループが伸長してくると、それらの主張・考えをすかさず自らのものとして取り入れる手法が、比較的得意な政党だった、と言えると思います。

冷戦時代の自民党は、かなりリベラルでした。政府による産業統制が強く、市場原理に基づく自由な競争を抑制し、社会保障や福祉の充実に力を入れる主張・考えを巧みに取り入れておりました。「最も成功した社会主義国は、日本だ」と揶揄されたこともあります(今、調べてみましたが、この言葉、出典は不明ですね)。これらの手法が、我が国における安定的な体制の確保に役立ちました。

 

そして今、西側各国では、どこも右派ポピュリズムが伸長しています。この流れが、10~20年遅れて我が国にもやってきています。

なお、米トランプ政権も、右派ポピュリズム伸長の流れの一つとして解釈することが可能です。

10~20年の時間差があったわけですから、自民党も、いち早く、西側各国の歴史を研究して、右派ポピュリズムを取り入れるべきでした。これに失敗したのが、参政党の伸長を許した理由の一つです。

しかしながら、まだ手遅れということはありません。自民党は、これから右派ポピュリズムの主張・流れを巧みに取り入れていけばいいと思います。

 

 

外国政府による、我が国への選挙介入?

この度の参院選には、ロシアが選挙介入している可能性が指摘されています。

ボットを用いてSNSのアルゴリズムを悪用して我が国の世論を操作している可能性、参政党の候補者とロシア政府系プロパガンダメディア「スプートニク」との関係性が指摘されています。

我が国において、この点を初めて指摘したのは、やまもといちろう氏です。私と同世代の方ですが、私は、この方が90年代半ばにNIFTY-Serveのフォーラム上で切込隊長というハンドルネームで盛んに投稿していた頃から注目し、時代の先が読める天才としてリスペクトしてきました。

 

もはや今の時点では手遅れですが、衆院選終了後、分析した上で対策を打つことが必要です。

現代の戦争は「ハイブリッド戦争」と呼ばれており、このような形でのネットを利用した世論の誘導、選挙への介入から、いつの間にか誰も気が付かないうちに新たな戦争が始まるのです。


蕨・戸田、ゴミ収集が再開

先日、令和7年(2025年)7月12日(土)に蕨戸田衛生センターで火災が発生し、7月14-16(月火水)の3日間、蕨・戸田市内でのゴミ収集がストップしておりました。

 

 

ゴミ収集が本日から再開

本日7月17日(木)より、ゴミ収集が再開しております。

蕨戸田衛生センターでのゴミ処理機能が復旧したわけではなく、県内の自治体に受け入れ・処理をしてもらうことが決まったためです。

 

やはり市内のゴミ集積場には、ゴミが溢れていました。

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クリーンシティーさんの収集車がちょうど回収に来たところでした。

 

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中央のマンションのゴミ置き場。

 

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ゴミが路上にまではみ出ています。

 

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ゴミが歩道を埋め尽くした上に車道にまでこぼれ落ちています。

 

収集能力を超えないよう、日を分けてゴミを出していただくよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 

ゴミ・し尿の受け入れ先

埼玉県のアレンジにより、県内の以下の市・一部事務組合が受け入れてくれています。ありがとうございます。

  • さいたま市
  • 川越市
  • 和光市
  • 東埼玉資源環境組合(越谷市・草加市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町)
  • 児玉郡市広域市町村圏組合(本庄市・美里町・神川町・上里町)

 

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なお、近隣では、川口市の朝日環境センターも正月にリチウムイオン電池の発火が原因で処理機能が停止しております。

 

 

また、蕨・戸田市のし尿処理については、戸田市内、さきたま大橋のたもとにある、荒川水循環センターが受け入れてくれることになりました。

荒川水循環センターは、埼玉県の下水処理施設です。

20240827 荒川水循環センター20240827 荒川水循環センター

令和6年(2024年)8月に視察したおりに撮影した荒川水循環センターの下水処理プラント。

ここには、し尿処理専用の設備はありません。下水処理プラントにて、下水(汚水)と一緒にし尿も処理するとのことです。

 

 

自民党県議団より、県知事に要望

昨日 7月16日(水)、復旧が長期化した場合に備え、自民党県議団より県知事に対して以下の要望を行いました。

  • ゴミ処理の受け入れ先確保に向けた他自治体との仲介
  • 国による特別交付税措置の適用に向けた支援

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要望提出後、マスメディアの取材を受けているところ。

 

蕨戸田衛生センター火災への緊急要望書_ページ_2

要望書。

 

 

蕨戸田衛生センターの火災の原因・復旧の見込み

今の時点では、原因は不明、復旧の見込みは未定です。

市の広報を待ちましょう。

 

「リチウムイオン電池の発火が原因ではないか?」と予測している人が多いようですが、今の時点ではまだ分かりません。

いずれにせよ、リチウムイオン電池を含めて、ゴミの分別については、今まで以上にしっかりとやっていただきますよう、改めてお願い申し上げます。

20250712 蕨戸田衛生センター火災20250712 蕨戸田衛生センター火災20250712 蕨戸田衛生センター火災20250712 蕨戸田衛生センター火災

7月12日(土)16時ころに蕨戸田衛生センターにて撮影したもの。

蕨戸田衛生センターは戸田市内にあるため、戸田市消防本部と戸田市消防団が中心となって活動していたほか、さいたま市と隣接しているため、さいたま市消防局も出動していました。

この時点では、既に火の勢いは弱くなりつつありましたが、鎮火には至っていませんでした。


北町4丁目の某アンテナ工場跡地にて、土壌汚染

基準値を超える鉛が検出されました。

鉛は土壌中に残留しやすい重金属であり、水に溶けにくく、地中で移動しにくい性質があります。そのため、拡散性が低く、汚染の範囲は限られます。

半径80m以内の井戸水の飲用は控えてください。調査しますので直ちにご連絡ください。

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