蕨の今夏の納涼祭はすべて終了

すなわち、蕨の夏は、この週末で終了です。

明日から9月、秋が始まります。

 

地球温暖化が益々進んでいて、もう、季節の境目がどんどん溶けていき、分かりにくくなっていますよね。

四季じゃなくて、いずれ夏と冬の「二季」になってしまうのではないか!?なんて予感もあります。

 

こうなると、意識的に季節の境目を設定して、「明日からは秋だ!」と気持ちを切り替えるようにしないと、いつの間にか、だらだらと一年間のほとんどが夏、ということになりかねません。

 

 

季節の境目については、「旧暦による暦の上での季節の境目」、「天文学的な季節の境目」など、様々なものがありますが、

気象庁のwebサイトに掲載されている、気象学的な季節の境目がとてもわかり易いものとなっています。

 

3月から5月までの期間
6月から8月までの期間
9月から11月までの期間
12月から2月までの期間

3ヶ月毎に区切ってあります。

ということで、夏は本日8月31日で終了。

明日からは、どんなに気温が上がろうが、暑くて背中を伝う汗が気持ち悪かろうが、秋ということに決定しました。

 

 

蕨の納涼祭

蕨市内の町会・自治会は37あります。

納涼祭は、土橋や旭町のように、幾つかの町会が合同で開催するところもありますが、そもそも開催しないところもあります。

19の町会納涼祭が開催されました。

この週末で、すべて終了です。

 

私は、19すべての納涼祭にお伺いして、それぞれの地域の方々と触れ合い、それぞれの地域の課題についてお話を聞いて参りました。

そろそろ県議会は9月定例会の準備が始まっております。

皆さまからお聞きした話を、今後の議会活動に活かしてまいります。

 

20250725 中央7丁目町内会納涼祭

7月25日、中央7丁目自治会 納涼祭にて。

 

蕨市内の37町会のうち、ほとんどが「◯△町会」と名乗っているのですが、ここは珍しくも「中央7丁目自治会」という名前です。

 

20250725 中央7丁目町内会納涼祭

中央7丁目納涼祭は、下蕨公園にて開催されました。

 

20250725 中央7丁目町内会納涼祭

岡田三喜男 市議(右)、庄野航二 市議(左)と。

 

20250725 郷町会納涼祭

7月26日、郷町会にて。

私にとっては住んでいる地域の地元町会であり、役員も務めさせていただいているのですが、正直、あまり役員としての活動ができておらず、心苦しく感じます。

 

20250816 旭町3町会納涼祭

8月16日、中央1,2,3丁目旭町町会の合同納涼祭。

柳橋公園にて。

蕨駅前の繁華なエリアゆえに、地域内にはお店、飲食店が多く、飲食ブースが充実しておりました。

 

20250816 旭町3町会納涼祭

旭町合同納涼祭。

会場である柳橋公園は、中・高層ビルに囲まれており、ビル風が涼しく感じました。

 

20250823 北町2丁目町会納涼祭

8月22日、北町二丁目町会。

和楽備神社境内で開催されました。

 

20250823 北町2丁目町会納涼祭

どこの盆踊りでも必ず姿をお見かけする、名人師匠。

 

20250823 北町2丁目町会納涼祭

名人師匠の真後ろについて、蕨音頭の完コピを狙いました。

 

20250823 北町2丁目町会納涼祭

しかしながら、あまりにもキレ味の鋭い動きにさっぱりついていけませんでした。

 

20250823 北町3丁目上町町会納涼祭

8月23日、北町三丁目上町町会にて。

三学院の目の前の記念樹公園にて。

 

ここで用いられていた櫓は、北町5丁目町会からお借りしているそうです。

 

20250823 下蕨南町会納涼祭

8月23日、下蕨南町会にて。

地元市議である、岡田三喜男さんと。

こちらは、櫓は組んで輪になって踊るのではなく、ステージを設けて、マツケンサンバなどの出し物をみんなで見て楽しむ、という趣向となっています。

 

20250830 塚越7丁目町会納涼祭

8月30日、塚越7丁目町会にて。

川口市と隣接した、あづま公園にて。

 

20250830 塚越7丁目町会納涼祭

お揃いの黄色いTシャツを着た子ども会の皆さんが、太鼓を叩いて賑やかでした。


YouTube情報発信を本格的に始めます

今までも細々と手掛けてはいたのですが、このたび、本格的にテコ入れしていきます。

 

個人的には、YouTube動画で、何かの解説モノを見ることはまったくありません。

テキストであれば、飛ばし読みをすることによって、一目で、一瞬で、全容を把握することが出来ます。

他方で、動画ではそれは不可能です。いくらn倍速再生する機能が付いていても、それでも時間短縮には限界があります。

 

あと、有名になりたい訳ではないので、顔出すのイヤなんですよね、ほんとは(笑)

 

しかしながら、好き嫌いを言ってもいられず、そろそろ本格的にやっていきます。まずは試行錯誤していきます。

取り敢えず、チャンネル登録と「いいね」をよろしくお願いします。


令和7年度 戸田・蕨陸上競技選手権大会のご案内

今週末、令和7年(2025年)8月31日(日)午前、戸田市スポーツセンター陸上競技場におきまして、戸田・蕨陸上競技選手権大会が開催されます。

 

戸田市、蕨市に在住・在勤の、小学生~社会人が参加します。

既に参加受付は締め切っておりますが、ご興味ある方は見学におこしください。

歓迎致します。

 

また、運営の役員の手が足りないので、陸上競技経験のある方はお手伝いいただければ幸甚です。

 

 

以下は、昨年、令和6年(2024年)大会の様子です。

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運営の様子

 

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参加者は、陸上部の現役学生・生徒や、学生時代に競技経験があり社会人になっても続けている人など、ガチ勢ばかりです。


蕨戸田衛生センター火災からの復旧スケジュール・費用

本年、令和7年(2025年)7月12日(土)の蕨戸田衛生センター火災の様子と、3日後に蕨・戸田市内のゴミ回収が再開した様子は、先日の記事で書いた通りです。

その後、依然として今日においても、回収したゴミの処理は、他の自治体にお願いして、費用をお支払いして処分してもらっている状況が続いています。

 

 

昨日、8月18日(月)、記者会見にて、復旧スケジュール・費用等が明らかになりましたので、以下に解説します。

 

 

出火原因

粗大ゴミラインのベルトコンベアで出火。原因は不明

 

「リチウムイオン電池の発火が原因ではないか?」と予測されていましたが、調査の最終的な結論は「原因不明」です。

 

 

復旧スケジュール

一般ゴミ焼却施設と、粗大ゴミ施設に分けて復旧作業が行われます。

 

一般ゴミ焼却施設については、復旧工事を行い、来年 令和8年3月から順次再稼働を目標

「順次」というのは、焼却炉が3つありますので、1つ目が稼働再開するタイミングが来年3月という意味だと思います。

 

粗大ゴミ施設については、引き続き検討

被害がかなり大きいらしく、まだ目処が立たない、といったところです。

 

 

復旧のための費用

  • 来年3月までの、他の自治体へのゴミ処理委託 18億円
  • ゴミ処理設備の点検整備 2億円
  • 一般ゴミ焼却施設の復旧工事 21億円

3つを合計すると、41億円です。

前述のように、「粗大ゴミ設備の復旧」については、まだ検討中の段階ですので、含まれておりません。

 

3つのうち、

  • 一般ゴミ焼却施設の復旧工事 21億円

については、100% を災害復旧事業債が起債可能です。
「◯◯債を起債する」=「借金をする」という意味です。

地方自治体は、どんな目的にでも幾らでも自由に起債できるわけではありません。
起債できる条件は「◯◯のために、◯%まで起債できる」と決まってます。

償還期間(=返済期間)は、おおむね20年間になるものと予想します。

また、この災害復旧事業債には、交付税措置はありません。交付税措置とは、「国が借金の肩代わりをしてくれる」という意味です。つまり、蕨・戸田市が自前の財源から返済していくことになります。

 

  • 来年3月までの、他の自治体へのゴミ処理委託 18億円
  • ゴミ処理設備の点検整備 2億円

この2つの合計 20億円の50%については、特別交付税が措置されます。つまり、半額を国が肩代わりしてくれる、ということです。

おそらくこの20億円は、全額が今年度に発生するものだと思います。

記者会見での発表からだけでは、この費用負担の財源をどうするのか、起債するのか(=借金するのか)、そもそも起債が可能なのか、今年度に全額を支払うのかは分かりませんね。これから補正予算案を組んで、議会で審議することになります。

 

 

蕨戸田衛生センター組合は、蕨市と戸田市との2市による一部事務組合です。

一部事務組合とは、ある業務について複数の市町村が共同で行っていくために設立した、言わば「合弁会社」のようなものです。蕨戸田衛生センター組合は、ゴミ処理、リサイクル、し尿処理のために蕨市と戸田市が共同で設立した一部事務組合です。

一部事務組合も、一つの地方自治体として見なされますので、議会が存在します。

蕨市と戸田市のそれぞれの市議会から、蕨戸田衛生センター組合議員が選出されています。例えるならば、「親会社の役員が、子会社の役員も兼務している」といったところです。

上記の費用については、蕨戸田衛生センター組合議会で審議し、さらに、蕨市と戸田市のそれぞれの市議会でも審議することになります。


花火大会における無課金ユーザへの目隠しは、とても残念

この時季、全国各地で花火大会が行われております。

おおむね、大きな川の河川敷を会場とすることが多いようです。

夏の風物詩ということで、いいものですね。

大混雑することが必定なので、コロナ禍においては中止されました。そのリバウンドで、コロナ禍明けのここ数年間は、以前よりも規模を拡大して開催され、多くの観客を集めている事例が多いようです。

 

運営に当たっては、花火の制作・打ち上げ費用のみならず、警備、交通整理、その他の人手の確保など、膨大な費用がかかります。広告売上だけではまかなえず、有料観覧席販売を行っているケースが多いようです。

 

近年の大会規模拡大に伴い、大会の予算規模も拡大し、有料観覧席の席数を増やして対応しているところが多いようですね。

 

有料観覧席の販売を優先するあまり、無課金ユーザは花火が見られないように、あるいは見にくいように設定しているケースがじわじわと出始めてきています。

 

全国の花火大会の多くが、大東亜戦争敗戦後に、鎮魂、慰霊、復興への希望、平和への願いを目的として催され始めたという経緯があります。多くのイベントは、単なる観光イベントではなかったはずです。

これらの目的を達するためには、全ての人が花火を見て、気持ちを共有できるようにしなくてはならないはずです。

無課金では花火を見られない、見にくいようにする近年のトレンドは、個人的には残念でなりません。

 

とは言え、お金をかき集めないとイベントそのものを開催できない、という運営側の事情もよく分かります。警備の都合上、人流を制限しなくてはならない場合もあるでしょう。

本来は神事であるはずの相撲も、そもそも課金しないと会場に入場することすら出来ません。本来は誰にでも開かれているはずの宗教施設においても、課金しないと入場できないところは世界中あちこちにあります。

 

このエントリは、私の感想を述べるだけであって、提案はないのですが、

もう、なんか、こういうニュース記事を目にするたびに、悲しい思いが致します。

 

先日の戸田橋花火大会の花火を、蕨機祭りの会場から見たところ。

みんなの心が一つになった感がありました。


ふるさと納税廃止してほしい

ふるさと納税ってほんとにくだらない制度で、常々頭にきています。廃止してほしい。

こちらの記事では、

 

10月から総務省の規制強化により、楽天ふるさと納税のようなふるさと納税モールにおいて、ポイント付与が禁止されるため、9月末までに駆け込みふるさと納税が発生する可能性が指摘されています。そりゃそうでしょうね。

例年であれば、個人の税制上の年度末である12月末に、枠を使い切るために駆け込み納税ラッシュが生じて、みんなの冷蔵庫が食べ切れないほどの肉やら野菜やらでいっぱいになってしまうのですが、今年に限っては、ふるさと納税ラッシュが9月末と12月末の2回訪れることになりそうです。

 

 

蕨市にとっては、ふるさと納税による出入りは大幅な出超

大きな産業・企業があるわけではなく、農産品・海産物・その他美味しい名物があるわけでもなく、観光地ではないので宿泊割引クーポンを発行することもできない蕨市は、ふるさと納税制度においては、蕨市から出ていった分と、蕨市に入ってきた分を差し引きして計算すると、損しています。

直近の数字は分かりませんが、令和4年度決算においては、4,900万円の出超とのことです。

 

大きな産業・企業があるわけではなく、農産品・海産物・その他美味しい名物があるわけでもなく、観光地ではないので宿泊割引クーポンを発行することもできない蕨市としては、ふるさと納税による入りを増やそうと努力しても、限界があります。

もう、どう足掻いても無理ですね。

ふるさと納税制度は、はっきり言って、迷惑でしかありません。

 

 

ふるさと納税制度は、菅義偉 元総理大臣が、総務大臣時代に肝煎りで作った制度です。

だからこそ、今はまだ止められないんです。

多くの人が、くだらないクソ制度だと分かっているんですけど。

菅義偉 元総理大臣については、私は高く評価していますし、個人的にも大好きです。

しかしながら、菅元総理が、今後引退することがあれば、ふるさと納税制度は無くなると思います。

 

 

 

個人的にも、ふるさと納税なんてめんどくさくてたまらない

冒頭で取り上げた毎日新聞の記事においては、「官製カタログギフト」と揶揄されていますけど、何をもらおうかな~?と楽しみにする人よりも、枠を使い切らなきゃ損だ!と、商品選択に困っている人も多いんじゃないですかね。

ほら、冠婚葬祭の返礼でカタログギフトもらっても、やたらと豪華なカタログで写真も綺麗だけど、何一つとして欲しいモノがない!って、よくありますよね。

 

 

私個人的には、地方政治家という職務柄、蕨市ではなく、よその市町村に対してふるさと納税するのは道義的、倫理的に問題があると糾弾する方もいるかもしれないので、以下、知り合いのAさんの話を紹介しますね。

 

 

Aさんは、楽天と三木谷さんが大好きで、楽天エコシステムの中で生きており、楽天ポイントポイ活しまくってます。

Aさんはミニマリストなので、楽天ポイントを貯めても別に欲しいモノは何も無いんですけど、ただ知恵を巡らして1ポイントでも多く貯めるポイ活がゲーム的で楽しいのと、誕生日でも記念日でも何でも無い時に土屋鞄製造所 楽天市場店で楽天ポイントを用いて革製品を買って、妻にプレゼントしたときの喜ぶ顔が嬉しいので、しこしこ楽天ポイントを貯めまくっています。

 

楽天ふるさと納税サイトを直で開くよりも、楽天Rebatesのページを噛ませて飛ぶことで、楽天ポイントは1%追加してポイントバックを受けられます。

 

もちろん、楽天ふるさと納税で「商品を購入」するのは、楽天お買い物マラソンなどのセールの期間中だけです。このセール期間中にまとめ買いすると、購入ショップ数(=ふるさと納税する相手先の自治体数)が多いほど、付与ポイントの掛率が上がります。

Aさんは、楽天エコシステムの中で生きているので、もちろん楽天カードをメインのクレジットカードとして利用しています。当たり前ですけど、Aさんはパトリオットなので、VISAでもマスターでもなく、JCBブランドの楽天カードを所持しています。

楽天カードの場合は、五頭日だとポイント付加率が上がりますので、お買い物(=ふるさと納税)は、セール期間中の五頭日にまとめて行います。

 

 

このように、妻の笑顔のために涙ぐましい努力を重ねてポイ活に励むAさんですが、毎年、自分が使えるふるさと納税可能な上限金額は、幾らなのでしょうか?

上限金額ギリギリいっぱいまでふるさと納税しまくるのが、経済合理的な行動です。

枠を余らせてしまうのは、機会損失でしかありません。

Aさんは、欲しいモノは特に無いのですが、冷徹なビジネスマンなので、何より損するのが大嫌いなのです。「損して得取れ」って言葉もありますけど、ふるさと納税の枠を余らせるのは、純粋に損でしかありません。

 

この上限額って、計算ルールが極めて複雑なんですよ。

各 ふるさと納税モールが、簡易シミュレータを提供していますが、あくまでも簡易な計算式を提供するものでしかありません。上記リンク先の楽天ふるさと納税のページも、「詳細版シミュレータ」って書いてありますけど、あくまでも簡易なものでしかありません。かように、税金の計算って、複雑で難しいんです。毎年ルールが変わるし。

 

正確な金額は、確定申告する時に(つまり、事後的に)、税理士が専門的に計算しないと分かりません。

 

Aさんは、自営業であり、なおかつ、収入口が複数あって、自分でも自分の売上、経費が幾らくらいなのかリアルタイムには分からないくらいなので、「自分が使えるふるさと納税可能な上限金額」が毎年一定なわけでもありません。

毎年3月に確定申告した後、顧問税理士が、「来年も所得が同額である場合は、上限◯☓円までふるさと納税可能です。あくまでも試算額です」と教えてくれるので、この数字を参考に、翌年度、少なめに抑えた金額を上限と考えています。

 

Aさんは、子どもがいなくて、夫婦ふたり暮らしです。ミニマリストなので、欲しいモノもあまりありません。暮らしに必要なモノ、趣味のために欲しいモノは一通り持っています。今後の人生の中で望むモノは、夫婦二人で、いつまでも(死が二人を分かつまで)仲良く、健康でいられること、くらいです。それ以外は何も要りません。

ふるさと納税でお米や、稲庭うどんや、揖保乃糸を頼んでも、夫婦ふたりなので、そんなにたくさん食べ切れません。数年前にふるさと納税で受け取ったお米、稲庭うどん、揖保乃糸が未だ納戸部屋に余っています。肉も食べ切れないくらい冷凍庫に入っています。二ヶ月に一回、その季節の旬の野菜が届くという野菜定期便を頼んだこともありましたが、食べ切れずに冷蔵庫の中で腐らせてしまいました。仕事が忙しい中で、珍しく長めの休みが取れたので、夫婦ふたりで仲良く旅行に行っている間に配達され、受け取れないので運送会社にて処分してもらったこともありました。

 

今、Aさんは、楽天ふるさと納税で、血眼になって、9月末までに何を買えばいいか(ふるさと納税すればいいか)探しています。

まだふるさと納税可能な枠が◯△円残っています。

Aさんは、冷徹なビジネスマンなので、何より損するの嫌いです。Aさんの性格上、「自分が使えるふるさと納税可能な上限金額」の枠を余らせてしまうことは、考えられません。

楽天ふるさと納税サイト内を、探しても探しても、欲しいモノはありません。

 

私は、いったい、Aさんに何とアドバイスすればいいのでしょうか?

 

 

→って、まあ、その時間と労力がバカバカしくてもったいないから、どこか災害被災地の支援ふるさと納税に残額全部ぶち込め!9月末までに!一つの自治体に全額一括ではなく、楽天お買い物マラソン期間中に幾つかの自治体に分散して寄附すればポイント付与率が上がるよ!ってオススメしますかね、個人的には。


チームみらいについての感想など

先の参院選において、比例で1議席を獲得した新しい政党で、多くの方と同じく、私もノーマークでした。

どのような政党なのか、どのような考えを持っているのか、党首の安野貴博氏はどういう方なのか、あれこれ見てみました。彼らの文章を読んでみたり、youtubeの動画を見てみたり。

 

 

率直に言って、安野さんについては、個人的には好きですね、こういう天才の人は。好き嫌いだけで言うと。

 

 

それで、政党としてのチームみらいについてなのですけど、

私は冷戦時代を経験し、(蕨市政において)未だに邪悪な共産主義と闘い続けている古い世代の政治家なので、どうしても、「保守なのかリベラルなのか? 小さな政府なのか大きな政府なのか? イデオロギー的にどこに位置している政党なのか?」というのが気になります。

私なりに調べた結果ですが、チームみらいは、保守でもリベラルでもないですね。

政治思想史的にどこに位置づければいいかというと、

リバタリアニズム

ということになると思います。

 

国家の存在を否定する過激なリバタリアニズムではなく、「テクノロジーを活用して政府・社会制度の合理化、資源の効率配分を目指す、ソフトなリバタリアン」といったところでしょうか。

橘玲『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』, 2024, 文藝春秋で描かれている「テクノ・リバタリアン」が近いと言えば近いかもしれませんが、本質的にはかなり違います。

チームみらい自身はおそらく政治思想史には興味はなく、自分たちがどこに位置するかなんて意識していないと思います。

 

それ以前に、どのような社会を目指すべきか、在るべき未来の理想像を持ち合わせているようには見えません。

彼らが目指しているのは、テクノロジーを用いた政府、社会制度の効率化に過ぎません。これは、戦術レベルの話に過ぎません。

政府の合理化を目指しているので、小さな政府主義っぽくもあります。しかしながら、目指すべきゴールとして「小さな政府」を設定した上で戦術に落とし込んでいるわけではありません。彼らの政策が順次実現していけば、結果として「小さな政府」が達成するであろう、と見込まれるだけです。

「戦術があって、戦略がない」という感じです。

 

 

戦略がないので、今後、支持を増やしていったとしても、どこかで頭打ちになります。その後、政党としては、どういう方向を目指していくのですかね?

個人的には、頑張ってほしいです。

上から目線で言うわけではなく。

本音を言えば、こういう若い天才やエンジニアたちが、私達の世代を駆逐してくれることを望みたいです。