在住外国人政策の司令塔となる、新たな関係閣僚会議が設置される

さて、先の記事で報告したとおり、先の埼玉県議会 令和7年(2025年)9月定例会、10月1日(水)に、私は一般質問を行ったのですが、その中の3つ目の題目が、

 

在住外国人政策の再設計と、そのための調査について

というものでした。

 

この中で、私は、

人手不足が進み、産業界の要請により、国政レベルの長期ビジョンが曖昧なまま、外国人材の受け入れがなし崩し的に拡大している現状には、不満を表明します。

 

長期ビジョン不在ゆえに、国全体で受入れ体制が整っていないため、地方自治体・地域社会の現場では、在住外国人増加のスピードに対応しきれず、混乱や摩擦が深刻化し、不安の声が切迫しています。

 

在住外国人受け入れに伴う

 

・日本語・日本の社会習慣の教育コスト

・彼らの宗教的儀礼、生活習慣への合理的配慮

 

の負担は、地方自治体・地域社会に押し付けるのではなく、国において行うべきです。

と発言しました。

 

 

この私の一般質問における発言を受けて、高市首相は、早速、

在住外国人政策の見直しを進める関係閣僚会議を設置するそうです。

 

正式名称は、「外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」。

議長は、木原官房長官が務め、副議長には小野田経済安全保障大臣、平口法務大臣が就くそうです。

 

 

私の一般質問における主張に対して、迅速に対応してくださり、高市首相には感謝申し上げます。


性善説ベースの選挙システムの悪用–その傾向と対策

宮城県水道事業のコンセッション方式

宮城県は、水道事業について、2022年より、コンセッション方式を導入しています。

コンセッション方式とは、県が水道インフラを所有したまま、民間事業者に運営権を期間限定で売却するという仕組みのことです。これは、指定管理者制度とは異なります。

コンセッション方式について、ちょっと分かりにくいので整理すると、

自治体 水道インフラを所有し続ける
民間事業者 期間を定めた運営権を購入して、運営する

 

指定管理者制度は、経営リスクはあくまでも自治体側が負います。
コンセッション方式においては、民間事業者が経営リスクを負い、その対価としてリターンも得ることが出来ます。

 

 

多くの指定管理者制度において、一社が単独で引き受けることはほとんどありません。
複数の企業が、それぞれの得意分野を活かしてジョイントベンチャーを作り、引き受けるケースがほとんどです。

 

宮城県の水道事業の運営権を購入したのも、複数企業によって構成されるジョイントベンチャーです。

このJ/Vが、(株)みずむすびマネジメントみやぎという会社で、10社の株主によって構成されています。メタウォーター(株)が51%を持っています。10社のうちの1社に、ヴェオリア・ジェネッツ(株)があり、この会社は、Veolia Environnement S.A.というフランス国内の上場企業の、我が国における現地法人(資本構成は不明だが、100%の可能性が高い)です。

 

 

宮城県は水道インフラを「外資に売り渡した」のか?

水道インフラは、引き続き県が所有し続けており、売却したのは「期間限定の運営権」に過ぎません。

その売却先のジョイントベンチャーを構成する10社のうちのマイナー出資の1社が、フランス資本ということです。

 

つまり、宮城県は水道インフラを外資に売り渡していません。

 

 

先の参院選(2025年7月)における参政党の主張

選挙戦において、参政党は「水道という大事なものを民営化。なんで外資に売るんですか。彼ら金もうけですよ」と主張し、県政を批判したとのことです。

 

 

 

参政党の主張する「民営化」、「外資への売却」は、間違いです。

間違いであることを認識していながらそのような主張を行ったのであれば、それは虚偽と言うことができます。

 

宮城県は抗議し、訂正と謝罪を求めました。

 

 

 

これに対して、参政党は、自らの主張に誤りはないとして、内容の訂正と謝罪を拒否しています。

 

その理由として、(株)みずむすびマネジメントみやぎが、業務の一部を委託している(株)みずむすびサービスみやぎの51%出資企業がヴェオリア・ジェネッツ(株)であるため、としています。

これは、屁理屈というものです。

 

 

その後、宮城県知事は、参政党に対して、公開の場での意見交換を求めていますが、これに対して、参政党は拒否しています。

これは、参政党としても、自らの発言が虚偽であり、分が悪いことを理解しているためと推察できます。

 

 

参政党の虚偽による主張が、宮城県知事選(2025年10月)にも影響を及ぼす

苦戦を強いられましたが、参政党の支援を受けた候補を退け、現職が再選を決めました。

 

 

選挙システムは、性善説で成り立っている

すべてのプレーヤが、自由と公正を重んじて、ルールを守って行動することを前提としています。

性善説で成り立っているシステムを悪用して、自らに利益誘導しようとする勢力が出てきた場合に、これを防止する仕組みがありません。

 

 

参政党の手法は、性善説に基づく選挙システムを悪用したもの

今回の事例においては、参政党の「宮城県は水道インフラを外資に売り渡した」という虚偽の主張は、参院選・知事選において自らの利益を目的としたものでした。

この虚偽の主張を、宮城県や、選挙戦における対立陣営は、反論することしか出来ず、それ以外には為す術がありませんでした。

虚偽の主張は、SNSを通じて繰り返し拡散され、世論操作され、選挙戦において参政党に対して有利に作用しました。

 

 

参政党のやり方は極めて悪質で、性善説に基づく選挙システムを、自らに有利なように悪用するものです。

 

 

NHK党の手法も同様

NHK党が過去に行ってきた、

  • いわゆる「二馬力選挙」
  • 供託金没収覚悟での、マスメディア露出を目的とした大量候補擁立
  • 政見放送・公営掲示板を、選挙目的ではない商業目的での利用

も同様のものです。

 

彼らは、「選挙制度をハックする」という表現を盛んに用いていました。

 

 

参政党もNHK党も、選挙システムの悪用手法は、海外事例を模倣している可能性が高い

この種の問題は、我が国よりも海外の方が先行して発生しています。

参政党も、NHK党も、おそらく、海外事例を研究して模倣しているものと推察します。

 

具体的に、どこの国のどこの政党・勢力のやり方をどのように模倣しているのかまでは、私自身は分析しきれていませんので、ここでは課題提起に留めておきます。

 

 

選挙システムの悪用に対する対策

長期的には、有権者の「情報リテラシ教育」なんかが必要であることは言うまでもないのですが、これらが効果を発するのは、10年、20年単位の時間が必要です。

今、目の前で大きな問題が生じており、今すぐに対策を打つ必要があります。

 

これもまた、海外では先行して、対策が進んでいます。

 

基本的な流れとしては、民主制度の根幹を為している、言論の自由を封じないように細心の注意を払いながら、虚偽の主張を制度的に監視・訂正の仕組みを部分的に導入する、というものです。

 

言わば、性善説に基づく選挙システムにおいて、部分的に性悪説ベースの仕組みを取り入れていく、というやり方ですね。


維新の副首都構想について

まさかの、高市政権が公明党と連立解消して、維新と連立を組むことになろうとは、私も予測しきれていませんでした。

他の政党は存じませんが、自民党の場合は、党中央内部でのシークレットな情報が末端の地方組織に伝えられるということは一切ありません。私も報道でしか状況を知ることはできない中で、総裁選から高市政権誕生までの推移を固唾をのんで見守っていました。

 

自民と維新は、来年の通常国会で副首都構想の関連法案を成立させることで合意しました。

ここでは、今までよく知らなかった、維新の副首都構想について、調べながらまとめてみます。今までは、大阪圏以外の人にとっては、リアリティを感じられず、興味もない話題だったと思います。

 

 

大阪維新と日本維新の関係

これが、いまいちよく理解できない点なのですが、ざっくりまとめると、

  • 日本維新は、全国政党
  • 大阪維新は、大阪の地域政党であり、かつ、日本維新の大阪支部でもある

という理解でよいようです。

 

大阪維新は、大阪の地域政党ですので、大阪の利益を第一に考えています。
日本維新は、全国政党ですので、特定の地域に偏りなく、国全体のために政策を考えます。

そうすると、大阪維新が、大阪の地域政党でありながら、全国政党の大阪支部である、という点には、矛盾が生じてきます。この点は、はっきり整理されているようには見えません。

 

 

大阪維新の「大阪都構想」

大阪を副首都とすることを目指しています。

その前段階として、大阪市と大阪府の二重行政の解消を目指しています。
要するに、大阪市と大阪府の「合併」です。

M&Aでリストラした上で、副首都を持ってきて大阪を活性化させよう、という発想です。

 

 

日本維新の「副首都構想」

どこかに副首都を設けることを目指しています。
原則として、大阪にはこだわっていません。全国政党なんだから当然ですよね。

 

 

そもそも副首都を設ける目的は

首都移転構想、あるいは第二首都構想といったものは、維新が初めて言い出したものではなく、大昔から何度も現れては消えてきました。

目的は、

  • 東京一極集中の是正
  • 災害時のバックアップ

です。

 

災害時のバックアップに関して言うと、我が国において、極めて高い確率で発生が予測されており、甚大な被害をもたらすことが見込まれている南海トラフ地震においては、東京圏と大阪圏が同時に被災地域に含まれます。

 

合理的に考えて、災害時のバックアップという観点から言うと、南海トラフ地震における被災見込み地域である、名古屋圏、大阪圏が副首都の候補地に選ばれる可能性はありえません。

 

福岡市長がウォーミングアップを始めていますが、福岡圏でも南海トラフ地震における被害が見込まれています。

日本海側、東北地方、北海道が候補の適地ということになろうかと思います。

 

 

そもそも東京一極集中は是正されるべきか?

縮小フェーズに転換した我が国が、首都と副首都と、二重投資を行う余裕なんかあるのか?という素朴な疑問が湧いてきます。

 

国際的な都市間競争という観点から言うと、東京の競争力は削ぐべきではなく、もっともっと集中させるべきだ、という議論もあります。

東京で商内を行っていた立場から言うと、納得性が高く感じます。


植樹式

全国植樹祭 in 埼玉の締めくくりとなる最後のイベント(おそらく)、植樹式が、令和7年(2025年)10月14日、埼玉県庁にて行われました。

 

20251014 全国植樹祭in埼玉 植樹式

埼玉県庁の正面玄関です。

 

20251014 全国植樹祭in埼玉 植樹式

白土幸仁議長と、大野元裕知事による、植樹。

 

20251014 全国植樹祭in埼玉 植樹式

種蒔き。

 

 

一連の全国植樹祭 in 埼玉の関連イベントは、これで(おそらく)すべて終了となります。

 

すべての埼玉県民が、森林や緑の大切さをあらためて考え直すきっかけになったと思います。

山や川を大事にし、自然の恵みを次の世代に引き継いでいきましょう。


大阪万博が閉幕、結局行けませんでした。

大阪万博が本日、令和7年(2025年)10月13日、閉幕するとのことです。

4月からちょうど半年間、開催されていました。

 

 

行きたい、行きたい!
日帰りじゃなくて、泊りがけで!
一回だけじゃなくて、何回も行こう!

と、思っていたのですが、結局、一度も行けませんでした。

 

 

炎天下何時間も列に並ぶ、ホテル代が高騰している、といった現地情報に尻込みしてしまったせいもありますが、何より、ここ3ヶ月間は、先日の記事で書きました、ただ今開会中の9月定例会(10月15日に閉会予定)での一般質問の準備に忙殺されておりまして、気持ちの余裕がありませんでした。

県議会の定例会は、年に4回開かれていますが、一般質問の機会は、年に1回しかありません。
(蕨市議会では、毎定例会、一般質問することが可能な仕組みであり、年に4回できました。)

その分、気合いを入れて、入念に準備をして臨みます。

概ね、その一回前の定例会(つまり、今回の場合は6月定例会)までには題材を温めておいて、定例会が終わってから本格的に準備に取り掛かり、まるまる3ヶ月間は準備作業にあてる、というスケジュール感です。

もちろん、日常業務をこなしながらではあるのですが、この3ヶ月間は、気持ちの余裕も、時間の余裕もありません。

 

 

大阪万博、開幕前からすごく楽しみにしていたのに、行けなくてとても残念です。

 

 

行った方に話を聞くと、

最も印象に残ったもの、良かったものは、

木造の大屋根のリング!というご意見が多いですね。

 

 

万博閉幕後、各パビリオンは取り壊されますが、大屋根のリングは、残してほしいという意見も出ているようです。

本来は各建築物と同様に万博開催期間のみの仮設という位置付けであり、閉幕後は取り壊すことを前提としていましたし、木造ゆえにメンテナンスに多額のお金がかかるので、恒久的に保存されることはないと思いますが、今後数年間は取り壊されずに残るんじゃないですかね?

そう考えれば、万博が終わってから、空いている時にゆっくり見に行ってもいいかな、と思います(笑)


高市早苗 自民党新総裁万歳!称徳天皇以来、我が国の歴史上1250年ぶりの女性トップリーダー

昨日、令和7年(2025年)10月4日、自民党総裁選の投開票が行われ、決選投票の結果、高市早苗氏が総裁に選出されました。

おめでとうございます。

 

高市早苗総裁のもと、心を一つにして、真の保守政党としての自民党を立て直し、強く、明るく、豊かな日本国を作って行きましょう!

 

一度もお目にかかったことがないので、どこかでタイミングがあえば、直接話を聞いてみたいです。

 

女性の総理大臣って、我が国の憲政史上初です。

 

それどころか、女性のリーダー(権威ではなく、権力を持ったトップ)って、歴史を遡ってみると、どうやら、

卑弥呼
推古天皇(6-7世紀)
持統天皇(7世紀)
孝謙天皇/称徳天皇(8世紀。同一人物が2回即位している)

以来のようです。

推古天皇、持統天皇、孝謙天皇/称徳天皇は、権威のみならず権力も持った、飛鳥時代の女性天皇(女系天皇ではない)です。

 

鎌倉時代の尼将軍 北条政子のような、実質的にトップに近い権力を持った女性もいましたが、名目上のトップとしての肩書き、役職は持っていませんでした。

 

高市首相は、称徳天皇以来、1250年ぶりの我が国の女性トップリーダーです。


YouTube情報発信を本格的に始めます

今までも細々と手掛けてはいたのですが、このたび、本格的にテコ入れしていきます。

 

個人的には、YouTube動画で、何かの解説モノを見ることはまったくありません。

テキストであれば、飛ばし読みをすることによって、一目で、一瞬で、全容を把握することが出来ます。

他方で、動画ではそれは不可能です。いくらn倍速再生する機能が付いていても、それでも時間短縮には限界があります。

 

あと、有名になりたい訳ではないので、顔出すのイヤなんですよね、ほんとは(笑)

 

しかしながら、好き嫌いを言ってもいられず、そろそろ本格的にやっていきます。まずは試行錯誤していきます。

取り敢えず、チャンネル登録と「いいね」をよろしくお願いします。