【埼玉県議会】令和7年9月定例会が閉会

本年、令和7年(2025年)9月24日に開会し、3週間に渡り行われた、埼玉県議会 令和7年9月定例会が、10月15日、閉会致しました。

 

 

八潮市道路陥没事故の補償

この定例会においては、八潮市の道路陥没事故に関して、近隣住民への追加的な補償を行うことを件に求める決議案などを可決しました。これは、住民に対してかなり寄り添った内容です。

 

県では、八潮市で発生した道路陥没事故に関する原因究明委員会を設置して、原因究明を続けています。

この委員会は、この工事や事故に関して利害関係がない、工学系学者を委員として迎えた、いわゆる第三者委員会です。

この原因究明委員会から、令和7年(2025年)9月4日に中間とりまとめが発表されています。

まだ、「中間とりまとめ」の段階であり、「最終とりまとめ」ではない、ということです。

つまり、まだ最終的には原因は究明されておらず、責任の所在も判明してない、ということです。

 

 

現行の法的、制度的な枠組みの下では、本来は、原因が究明され責任の所在が判明しないと、補償は行うことができませんでした。

6月定例会において、県議会が「速やかな補償を行うことを強く求める」という決議を行っています。

これを受けて、県として独自の補償を行ったものです。

 

補償というよりも、お見舞金に近いニュアンスのものです。

 

 

今定例会では、一般質問しました

先の記事で書いた通りなのですが、ほぼ3ヶ月間かけて、準備を進めて本番に臨んだもので、やはり疲れましたが、それだけに充実感、満足感は大きかったですね。

(もちろん、この作業だけのために掛かりきりだったわけではなく、他の作業と並行しながらですが)

 

 

文教常任委員会の委員長報告

20251015 埼玉県議会 9月定例会 (副)委員長報告

慣例的に、時々、委員長の代理として、副委員長が「委員長報告」を閉会日の本会日に置いて行う、ということがあります。

蕨市議会では、このような慣例はありませんでしたね。

 

この度、文教委員会の副委員長として、「委員長報告」を行いました。

 

 

実は、県議会議員になって2年半経つのですが、登壇して発言したのは初めてなんですよ。

今までの3回の一般質問は、すべて一問一答形式だったので、登壇せずに、発言席から行ったもので。


【埼玉県議会】令和7年9月定例会で一般質問しました

ただ今、開会されている、埼玉県議会 令和7年9月定例会におきまして、一般質問を行いました。

20251001 保谷武 県議会一般質問

8件のテーマを取り上げ、私の考えを述べつつ、県政について質問致しました。

  1. 福島第一原発事故による除染土の復興再生利用の推進について(知事)
  2. 小中学校における水泳授業・プール施設管理の外部活用による、子どもたちの泳力への影響について(教育長)
  3. 在住外国人政策の再設計と、そのための調査について(知事と県民生活部長)
  4. リチウムイオン電池による、ごみ処理施設における火災対策について(環境部長)
  5. 犬猫殺処分ゼロに向けた取組について(保健医療部長と福祉部長)
  6. シェアリング自転車におけるヘルメット提供について(県土整備部長)
  7. スマートシュリンク埼玉2050~商店街撤退円滑化支援について~(産業労働部長)
  8. 子どもと高齢者を守る暑熱順化の推進について(教育長と保健医療部長)

 

 

20251001 保谷武 県議会一般質問

いずれも、調べまくり、考えまくり、言葉を磨きまくった上での、渾身の一般質問でございました。

 

 

20251001 保谷武 県議会一般質問

蕨市からは、多くの方が傍聴にお越しくださいました。

ありがとうございました。

そういえば、全員での記念写真を撮影しそびれてしまいました。

 

上記の写真は、蕨市議会の仲間と。

たまたま朝に県議会議事堂ロビーでお会いした、(左から)
庄野航二議員
栃本由兼議員

岡田三喜男議員

20251001 保谷武 県議会一般質問

議会休憩時間に、傍聴に起こしいただいたご支援者の皆様に御礼式典を開催しました。

大野知事からもお言葉をいただきました。

 

20251001 保谷武 県議会一般質問

自民県議団一期生は13人おります。全員で。

 

 

一般質問の内容を、動画で解説します

議会では厳格に持ち時間が決まっており、私の主張を全て発言できるわけではありません。

言葉を削りに削る必要があります。

 

詳しく解説する動画を作っていきます。

もう撮影は済んでいるのですが、編集作業が結構時間がかかるんですよ。

少しずつ編集してアップしていきますので、是非とも御覧ください。

 

8件のテーマのうち、まずは1件目「福島第一原発事故による除染土の、復興再生利用の推進について」をアップしております。


エスカレーターの安全利用キャンペーン

本日、令和7年(2025年)9月26日(金)、大宮駅コンコースにて行われたキャンペーンに、県議会有志にて参加しました。

埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」に基づくキャンペーンです。

20250926 大宮駅エスカレーターの安全利用キャンペーン「

エスカレーターでは、歩かないようにしよう、片側立ちをせず、両側に立とう」と、啓発品のティッシュを配りながら、通勤・通学客に呼び掛けました。

 

 

関東圏では、「エスカレーターにおいては、歩く人は左側、急ぐ人・歩く人は右側」というのが暗黙のルールになっていました。

右側に立っていて、列が詰まると、イライラしながら強引に隙間をこじ開けるようにして追い抜いていくような人もいると思います。

 

しかしながら、右側の手すりにしかつかまれない方もいます。

20250926 大宮駅エスカレーターの安全利用キャンペーン「

白土幸仁・県議会議長からは、「勇気を持って立ち止まりましょう!」と力強いスピーチがありました。

 

この条例、施行当初は「バカバカしい」と感じた方もいたかもしれません。

しかしながら今日では、このルールへの認知度も上がり、必要性の認識も高まり、「社会をより良く変える、良い条例だ」という声も増えています。

私も同感ですね。

 

 

「エスカレーターにおいては、歩く人は左側、急ぐ人・歩く人は右側」といったような、社会の暗黙のルールがあり、これに不具合、不適切、間違った点があって、変えていかなくてはならないと考えたとき、「条例を制定する」という手段を通じて、社会の暗黙のルールを少しずつ変えていくことができるんだ!という事実は、政治に携わる者としては、励みになります。

20250926 大宮駅エスカレーターの安全利用キャンペーン「

県議会、当選一期目の同期のうち、参加した3人で。

左は、狭山市の東山徹 議員、右は、春日部市の栄寛美 議員です。


【埼玉県議会】令和7年10月定例会の会期日程

いよいよ来週から始まります。

9月24日(水)~10月15日(水)の22日間です。

埼玉県議会 令和7年9月定例会 会期予定

蕨市議会 9月定例会と比べると、3週間遅れといったところです。

一年を通して、市議会より県議会の方が、およそ半月くらい後ろにずれている感じですね。

 

 

10月1日(水)10時からは、私は一般質問を行う予定です。

 

また、今定例会では、八潮市での道路陥没事故に伴う営業補償の補正予算案も提出されます。

この道路陥没事故は、まだ原因究明の作業中ですので、誰の責任なのか、誰が悪かったのか?その過失割合はどうだったのか?というのが確定していないんですよ。

従来であれば、「原因究明が終わっていないのに補償を行う」ということはあり得ず、そのような法的枠組みも存在しません。

そこで、県議会では、先の6月定例会で、

道路陥没事故に係る住民・事業者への速やかな補償を求める決議

八潮市道路陥没事故を受け、本県議会は、国に対して新たな補償制度の構築や財政的支援を求めているが、県は、広範囲かつ長期間にわたり被害が生じている事態を踏まえ、住民や事業者の不安を早期に解消するよう、国の動きを待たずに対応すべきである。
よって、本県議会は、道路陥没事故による被害を受けている全ての住民や事業者に対し、県において速やかな補償を行うことを強く求める。
以上、決議する。

 

令和7年7月2日

 

埼玉県議会

というように、県に対して補償を行うことを求めました。

9月定例会に県が出してきた営業補償の補正予算案は、上記6月定例会の県議会の決議を受けたアクションです。

前例のない試みであり、どのような議論が行われることになるのか、じっくり見定めたいと思います。


埼玉県議会 令和7年6月定例会が閉会

昨日、令和7年(2025年)7月2日、埼玉県議会 6月定例会が閉会致しました。

 

この定例会で決まったことを、いくつかピックアップしてみます。

 

  • 県立加須げんきプラザ神川げんきプラザ廃止の条例案が可決されました。

げんきプラザは、県内に6箇所あります。主目的は、子どもたちが、集団野外活動するための施設です。いわゆる林間学校というものですね。もちろん、これらの目的以外にも、大人のスポーツ団体の活動、文化芸術団体の合宿なども利用可能です。

少子化により利用者減少が見込まれることと、この2施設は宿泊ではなく日帰り利用が多かったため、廃止することとなりました。

 

 

  • 八潮市道路陥没事故における住民・事業者への速やかな保証を求める決議を可決しました。あわせて、国に補償制度の構築を求める意見書も可決しました。

八潮市道路陥没事故については、県議会では、特別委員会を設け、調査、審議を続けています。

現時点では、事故(災害)の原因は、究明中であり、確定していません。

原因が確定していない時点で、被害に対して補償を行う法的・制度的枠組みが無い点が、問題となっています。

 

 

  • 外国免許切り替え制度の早急な厳格化を国に求める意見書を可決しました。

 

 

埼玉県議会 ケアラー支援議員連盟が設立

20250702 埼玉県議会ケアラー支援議員連盟が設立

全国で初めて、議員連盟が設立されました。

 

埼玉県では、令和2年3月、全国に先駆けてケアラー支援条例を制定しています。

ケアラー支援に向けて、より強力な体制を整えました。


県議会 6月定例会が開会

令和7年(2025年)6月12日(木)より、埼玉県議会 6月定例会が開会しております。

20250612 埼玉県議会 開会

八潮市における道路陥没事故の復旧工事に関しては、追加補正予算案が上程されています。

まだ原因究明の途上であり、専門家による原因究明委員会が組成され、2回目の会議が行われたところです。概ね半年後くらいに中間報告が行われる予定です。

並行して、県議会においても、本件に関する特別委員会が設置されました。

補償問題を含む八潮市事故への対応に加えて、下水道管路施設全般についての(県全体の)老朽化対策について議論される予定です。

 

そして、本日6月20日(金)は、一般質問3日目です。


ほやたけしニュース春号ができあがりました。

県議会議員 保谷武の広報誌 ほやたけしニュース 令和7年春号ができあがりました。

 

4月13日(日)、蕨市内にて各新聞朝刊に折り込み配布致しますので、ご覧ください。

新聞販売店の営業エリアつの都合上、配布できない地域もあります。

新聞購読していない方も含めて、ご連絡をいただければ、お届けに伺います。

 

 

ご意見、感想などコメントお送りいただければ幸いです。

ほやたけしニュース 2025春号_03_ページ_1

ほやたけしニュース 2025春号_03_ページ_2

政務活動費を使って印刷・配布しております。

つまり、原資は皆さんの税金です。

読まずにポイすることなく、是非ともお目通しいただきたく存じます。