チームみらいについての感想など

先の参院選において、比例で1議席を獲得した新しい政党で、多くの方と同じく、私もノーマークでした。

どのような政党なのか、どのような考えを持っているのか、党首の安野貴博氏はどういう方なのか、あれこれ見てみました。彼らの文章を読んでみたり、youtubeの動画を見てみたり。

 

 

率直に言って、安野さんについては、個人的には好きですね、こういう天才の人は。好き嫌いだけで言うと。

 

 

それで、政党としてのチームみらいについてなのですけど、

私は冷戦時代を経験し、(蕨市政において)未だに邪悪な共産主義と闘い続けている古い世代の政治家なので、どうしても、「保守なのかリベラルなのか? 小さな政府なのか大きな政府なのか? イデオロギー的にどこに位置している政党なのか?」というのが気になります。

私なりに調べた結果ですが、チームみらいは、保守でもリベラルでもないですね。

政治思想史的にどこに位置づければいいかというと、

リバタリアニズム

ということになると思います。

 

国家の存在を否定する過激なリバタリアニズムではなく、「テクノロジーを活用して政府・社会制度の合理化、資源の効率配分を目指す、ソフトなリバタリアン」といったところでしょうか。

橘玲『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』, 2024, 文藝春秋で描かれている「テクノ・リバタリアン」が近いと言えば近いかもしれませんが、本質的にはかなり違います。

チームみらい自身はおそらく政治思想史には興味はなく、自分たちがどこに位置するかなんて意識していないと思います。

 

それ以前に、どのような社会を目指すべきか、在るべき未来の理想像を持ち合わせているようには見えません。

彼らが目指しているのは、テクノロジーを用いた政府、社会制度の効率化に過ぎません。これは、戦術レベルの話に過ぎません。

政府の合理化を目指しているので、小さな政府主義っぽくもあります。しかしながら、目指すべきゴールとして「小さな政府」を設定した上で戦術に落とし込んでいるわけではありません。彼らの政策が順次実現していけば、結果として「小さな政府」が達成するであろう、と見込まれるだけです。

「戦術があって、戦略がない」という感じです。

 

 

戦略がないので、今後、支持を増やしていったとしても、どこかで頭打ちになります。その後、政党としては、どういう方向を目指していくのですかね?

個人的には、頑張ってほしいです。

上から目線で言うわけではなく。

本音を言えば、こういう若い天才やエンジニアたちが、私達の世代を駆逐してくれることを望みたいです。