フセイン元大統領死刑で、利権ネットワークは消えるのだろうか。

イラクの元フセイン大統領に死刑判決が下されたとのこと。
(二審制下でまだ第一審の判決が出た段階なので、すぐに死刑になる訳ではないけど)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061106AT2M0500N05112006.html


既に逮捕されて久しいし、老いて弱々しく、ヒゲもじゃのおっさん姿をTVで晒しており、かつての権威は失墜しているのだろうが(おそらく)、依然として、イラクの武装勢力による反政府運動(反米運動?)は止んでない。

このままだと、フセイン氏が死刑になったところで、武装闘争の激しさには変わりはないのではないか。

フセイン氏はあくまでも、利権ネットワークの一つの頂点に位置しているシンボルだっただけで、利権ネットワーク自体はまだ残っており、必死で生き残りを図っており、武装闘争を続けている、というフレームワークで捉えるべきなのではないか。

どこかの県知事による建設談合事件と一緒で、県知事を逮捕しても、利権ネットワークが温存されている限り、その利権ネットワークは、新しいパペットを据えて、自らの生き残りを図っていくことになるだろう。

つまり、イラク戦争のときは「フセイン氏が諸悪の根源であり、あいつさえ倒せば、イラクの、中東の未来はバラ色だ」みたいな雰囲気(ネオコンのプロパガンダによるもの?)があったけど、結局、そんなことなかったよね、ということ。

同じ図式が北朝鮮マターでも当てはまりそうな気がする。(根拠なし)

金正日氏は、あくまでも利権ネットワークの頂点の一つに位置するだけで、彼を排除するだけでは問題の根本的解決にはならない。このフレームワークで考えると、北挑戦の利権ネットワークそのものを解体せねばならず、従って、ハードランディングの道しか取りようがない。


フセイン元大統領死刑で、利権ネットワークは消えるのだろうか。」への3件のフィードバック

  1. 山口光市母子殺害 史上最狂の弁護士軍団21人【動画】

    山口県光市の母子殺害事件をめぐる差し戻し控訴審が行われており、話題が絶えない。今回犯人の福田孝行被告(24)(当時18歳だったので一般的には「元少年」で通っているが、今や立派な大人なので名前・写真を伏せる必要ナシと判断させていただく)に味方についた、21

  2. 山口光市母子殺害 史上最狂の弁護士軍団21人【動画】

    山口県光市の母子殺害事件をめぐる差し戻し控訴審が行われており、話題が絶えない。今回犯人の福田孝行被告(24)(当時18歳だったので一般的には「元少年」で通っているが、今や立派な大人なので名前・写真を伏せる必要ナシと判断させていただく)に味方についた、21

  3. 山口 母子殺害 史上最狂の弁護士軍団【動画】

    山口県光市の母子殺害事件をめぐる差し戻し控訴審が行われており、話題が絶えない。今回犯人の福田孝行被告(24)(当時18歳だったので一般的には「元少年」で通っているが、今や立派な大人なので名前・写真を伏せる必要ナシと判断させていただく)に味方についた、21

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください