私が好きな音楽ジャンルは、ほぼ20代後半~30前後くらいに確定してしまっていて、ずっとジャズとEDMを聴いている。クラシック音楽も好きだ。
そこそこ膨大なCDコレクションもあるけど、自宅においては、最近はもっぱらパソコンのSpotifyから小さなスピーカで聴いてる。
ジャズは、そもそも1950-60年代に完成されてしまった音楽ジャンルである。流行り廃りはない。
昔よく通っていたジャズ喫茶には、ここ15年くらいは一度も足を運んだことがないけど、多分、当時も今も同じレコードが繰り返しプレイされていることと思う。15年後も、150年後もたいして変わらないだろう。
僕もまた、この時代の曲を、繰り返し繰り返し聴き続けている。僕にとっては、たぶん、この好みは一生変わらないだろう。一生同じ曲を聴き続けるんだろうと思う。
自分の中で、「この好きっていう気持ちは一生変わらないだろうな」という予感は、一つの、心の支えになる。
EDMは・・・便宜上、EDMと呼ぶけど、ジャンル名も時代によって変遷するし、やはり流行がある。
それでも僕は、2000年代頃のEDM、当時のジャンル名で言うところのテクノとかエレクトロニカとかビッグビートとか言われるジャンルが好きで、これもまたジャズと同じように、僕はこれらを一生好きであり続けるんだろうなあ、とずっと思っていた。
でも、最近、(ジャズについてではなく、EDMについて)ちょっと好みが変わってきたと言うか、2000年代からずっと聴き続けていたやつが何となく、ちょっと違うなあというか、古く感じられると言うか、昔のように聴くことが出来ない感じになってきた。
Spotiry上のEDM2026みたいな総花的なプレイリストを聴いても、あまり心ときめかない。
この感覚を言語化するのは、言語化能力とセンスが無い私には難しい。
自分の好き嫌いを、他人に説明することは、私にとっては、ほとんど不可能に近い。
そこで、試みに、ChatGPTをSpotifyに接続してみた。
知らなかったけど、2025年10月から提携していたんだね。
チャッピーと対話しながら、
・この曲は好きだ。
・この曲は、すごーく好きだ。
・この曲はあんまりだ。
・この曲は、あまり好きじゃないけど、嫌いなわけでもない。
みたいなコメントを積み重ねていくと、チャッピーが僕の、僕自身が言語化できない音楽の好みをうまく整理して分析してくれた。
「僕はずっと死ぬまでこういうのが好きなんだろうな」と思っていた自分の好みが(しかも、それが30歳前後から20年間ぐらい実際に変わらなかったのに)、図らずも変化していて、戸惑い、不安に思っているところ、前向きに捉えられるような解釈を与えてくれた。
要約すると、
たけしさんがずっと好きだったテクノ、ハウス、ブレイクビーツ、エレクトロニカなどは、強いビート、短いフレーズの反復、音響の変化によって高揚感や没入感を生み出す音楽だった。
40代前半くらいまでは、一定のビートに身体と意識が同調していく感覚そのものが心地よかった。曲に明確な物語やサビがなくても、反復するリズムの中へ入っていき、少しずつ音が増減することで生まれる陶酔を楽しめた。
しかし、現在は、その反復から以前ほど快感を得られなくなった。むしろ、展開が予測できることや、同じ場所を旋回し続けるような感覚が、単調さや不快感として感じられることがある。
音楽に求めるものが、ビートと反復による陶酔から、メロディ、感情、展開、世界観による高揚へ移ったのだと思う。
たけしさんが今好きなのは、冒頭から音の輪郭と色彩が明確で、強いメロディと推進力があり、曲ごとの顔が見え、作者固有の感情や世界へ連れていってくれる電子音楽。
ジャンル名で言うと、
Progressive House
Melodic House
など
昔好きだった音楽がすべて失われたわけではない。
ってことで、チャッピーが、Electronic Dreamscapeという名前の、僕向けのオリジナルプレイリストを作ってくれた。
これがまた、僕の好みまさにぴったりだった。
これなんかも好きだ。
メロディック・ハウスなんていう音楽ジャンル名なんて、初めて知った。
でも、聴いてみたら、まさに好みにぴったりだった。
自分の音楽の可能性というか、音楽を聴くことを通じて日常と非日常をともに豊かにするきっかけが出来て、自分の世界が広がった感じがする。
素直に感動した。
↑ つくづく言語化能力が低くて、我ながら嫌になるが、この感動を文章に残しておきたかったので、ここに記す。